【※ネタバレ注意※】ブラックラグーンOVA「BLACK LAGOON Roberta’s Blood Trail」の内容とは?

架空の犯罪都市ロアナプラでのアクション劇が展開される『ブラックラグーン』。2017年春に連載再開が告知されたことで、大喜びした方が大勢いるでしょう。TVアニメも放送されましたが、今回はOVAのストーリーを紹介!最恐のメイドであるロベルタをメインに据え置いたOVAは、一体どんな内容となっているのでしょうか?

ブラックラグーンOVA「BLACK LAGOON Roberta’s Blood Trail」の内容とは?

2017年春に誌面での連載再開が告知された『ブラックラグーン』。

この吉報に胸を躍らせたファンは多くいるはず。TVアニメも放送され、さらに2016年12月には買い求めやすくなったスペシャルプライス版Blu-rayボックスが販売されるなど、再び『ブラックラグーン』の熱が増すばかりです。

そこで今回はコミックスでも複数巻にわたって掲載された長編「BLACK LAGOON Roberta’s Blood Trail」の内容を振り返ってみましょう。あの最恐メイド・ロベルタの過去に触れた話や、新たなキャラクターであるファビオラ・イグレシアスなど、ラブレス家の人間とラグーン商会が接触します。そこで表と裏の挟まに立つロックは、一体何を思うのでしょうか?

また、ここから先はネタバレとなってしまいます。OVAで既に公開されている内容ではありますが、これから『ブラックラグーン』を見ようとしている方でネタバレに抵抗がある方はご注意ください。

最恐のメイドが再びロアナプラに戻ってきた

ロアナプラは強盗や違法取引など不条理な内容が蔓延っているものの、それこそが日常であり、当たり前の光景でした。しかしそんな平穏な日々がたった一人の人間によって壊されてしまい、その人物こそがラブレス家に仕えるメイド・ロベルタだったのです。

彼女がロアナプラに返ってきたことにより、町の人々は大騒ぎすることに。そんな中でラグーン商会のロックとレヴィは、再びラブレス家の次期党首であるガルシアとロベルタの部下にあたるファビオラ・イグレシアスと出会います。

ファビオラはロックとレヴィをガルシアの元へ迎えるため、イエローフラッグで待ち合わせをしますが、トラブルの際に店を全壊させてしまいます。その時に披露したのがカポエイラで、銃器と組み合わせて大した戦闘力を披露するのでした。

そんなトラブルも収束して、ロックとレヴィはガルシアと再開します。そこには三合会のチャンも居合わせていましたが、聞けば「ロベルタを屋敷に連れ戻してほしい」とガルシアは依頼。ここからロベルタを取り戻すための物語が始まります。

復讐のために殺戮マシーンに戻ったロベルタ

なぜロベルタが単身出ていってしまったのか。

ガルシアの父が政治の式典に出席した際、何者かによって暗殺されてしまうのでした。その復讐とかたき討ちのために、ロベルタは屋敷を出ていったのだろうとガルシアは話します。

そこでロックはレヴィとシェンホアのチームとの協力でロベルタに接触することを画策します。しかしすでにロベルタは、薬の過剰摂取によって手が付けられない状態となっており、ゲリラ時代の「フローレンシアの猟犬」と化していました。

ロベルタの標的は米国防総省の特殊部隊グレイフォックスでした。彼らはシェン・ヤン将軍を捕縛してアメリカへ連行するために、ロアナプラに潜伏していたのでした。しかしタイミングの折が悪く、そこでロベルタ襲撃されてしまいます。

その火薬庫にさらに参入してくるのが、ロベルタ抹殺のために派遣された特殊部隊スマサス旅団。メンバーのアルベルト・カマラサはキューバ海軍特殊作戦班で共感を務めたことがあり、ロベルタのことを熟知しているのでした。依頼はロベルタの抹殺ですが、その意向を無視して連れ戻そうとするカマラサ。しかし不意打ちによって撲殺されます。

一方決死の思いで戦場の中をかいくぐり、ロベルタとの接触を果たすガルシアですが、既に正気を失ってしまった彼女に殺されかけるのでした。

ロアナプラから最終決戦の地・黄金の三角地帯へ

猟犬時代の頃に戻ってしまい、もはや手のつけられない状態となってしまったロベルタに殺されかけるガルシアは、運よくグレイフォックの連中に助けられます。そこで父を殺されたこと、ロベルタをメチャクチャにしたことを指揮官に伝えるのでした。

そして銃を指揮官に向けるガルシアですが、何とか思いとどまってグレイフォック共々、ロアナプラから脱出することを図ります。そこではホテル・モスクワも犬猿の仲である彼らの脱出を手引きしつつ、辛くもラグーン商会の協力でロアナプラから黄金の三角地帯へ移動することができるのでした。

しかし謎の女の手引きによって、すでに三角地帯入りを果たしていたロベルタは、グレイフォックが標的としていたシェン・ヤンを捕縛して、彼らとの戦闘が始めます。グレイフォックスも見事な連携でロベルタの方位を試みますが、すでに無数のトラップを仕掛けていたロベルタも順調にハンティングを進めていきます。

そこに同行していたガルシアとファビオラ・イグレシアスは、この状況を静観しながらも無事に連れ戻す方法を画策。ロベルタ自身も負傷しながら狩りを続けますが、ガルシアは無線で指定の場所に必ず来るようにと伝えます。

そこでガルシアはロベルタの前でグレイフォックスの指揮官に銃を放ちます。そしてロベルタにも銃口を向け、「僕の打つ弾は君を殺さない」と言って引き金を引きます。ロベルタも反射的に発砲してガルシアは被弾しますが、一方のロベルタ自身には何もありませんでした。

そしてガルシアはロベルタに近寄ってキスを交わし、彼女も正気を取り戻して一連の事件は収束を迎えるのでした。

策を講じて弄ぶことの快感を知るロック

「Roberta’s Blood Trail」の内容では、ロックの心境の変化が大きく描かれていました。これまで闇に落ちていく人間を目の前にしながら救えなかったことが多々あったことから、今回の出来事では事件を操作することで救おうとする狙いがあったのです。

ロックが張り巡らせた策によって、最終的にロベルタは正気を取り戻してガルシアの元へと帰っていきます。しかし人の命や心を弄んだロックに対し、ファビオラ・イグレシアスは腹を立てながら、さらに非難しながらロアナプラを去るのでした。

ロアナプラから黄金の三角地帯へ舞台を移した時から、ロックは自身が画策した通りに事が進んでいくことに快感を覚えている描写もあります。そした結果、ロックは多くの犠牲を払いながらも、ガルシアを自分の力で救えたことに喜び、目的を果たすことになります。

これも日本編における一連の事件が起因していました。これからもロックが、どのようなやり方でロアナプラから人を遠ざけていくことができるのか、またどんな影響を与えてくれるのかに期待したくなります。

OVA「BLACK LAGOON Roberta’s Blood Trail」のまとめ

【画像:ThinkStock

OVA「BLACK LAGOON Roberta’s Blood Trail」について振り返ってみました。ネタバレの内容があり、また少しざっくりした内容となっていますが、少しでも多くの雰囲気を思い出せるきっかけとなれば幸いです。

この物語において重要なのは、日本編での一連の事件からロックの様子が大きく豹変していることにあります。それまで裏の世界に馴染めず、さらに入り込もうとしなかった人間が、その一片に足を踏み入れて手引きをするようになったこと。

そうしてロックは、今後どのようにして裏の世界に関わっていくのか、またロアナプラという犯罪都市のバランスにどのような影響を与えていくのかが気になるばかりです。

OVAでも5話にまたがって公開されている内容で、TVアニメ版とは大きく違った雰囲気になっている「BLACK LAGOON Roberta’s Blood Trail」。気になった方や改めて見直したくなった人は、ぜひその目で直接物語を視聴してほしいと思います。

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【文:光明】
過去に編集ライターとして出版社に勤務。「大事なことはアニメから教わるべき」という考えから、時間を盗み見ては2次元の世界に触れる毎日を過ごしています。現在は「スクフェス全国大会2017 2次予選」に向けて
日々シャンシャン中。そしてUFOキャッチャーに勤しんでいます。

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