ファンの感想から読み解く 「ゲームシンフォニージャパンコンサート」の魅力とは?

ゲームシンフォニージャパンコンサートが2016年4月9日に東京芸術劇場で開催されました。ゲーム音楽に特化したゲームファンにとって魅力的なコンサートです。ここでは、第16回公演に行った人の感想からゲームシンフォニージャパンの魅力を探っていきたいと思います。

2016年4月9日に東京芸術劇場で開催された「Game Symphony Japan 16th Concert」(以下、ゲームシンフォニージャパン)。ゲーム音楽に特化した同コンサートは、ゲーム制作会社はもちろんのこと、音楽家・作曲家・オーケストラ・合唱団など、国内外を問わず、さまざまなプロフェッショナルの力を結集してつくりあげられています。

ここでは、第16回公演へ実際に足を運ばれた方の感想をご紹介しながらゲームシンフォニージャパン 16th コンサートの魅力を探っていきたいと思います。

ゲームシンフォニージャパン16th コンサート 感想は?「なるけみちこ特集」がすごい!

これまでにも多くのゲーム音楽が演奏されてきたゲームシンフォニージャパン。16回目となる本公演の第1部で組まれたなるけみちこ氏の特集。同氏はこれまで多くのゲーム音楽を手がけ代表作を生み出しています。

「なるけさんが関わったタイトルの偶然にもアニバーサリーシリーズ」と題され、アニバーサルイヤーを迎えた「夢幻戦士ヴァリス」(25周年)、「天使の詩」(20周年)、「ワイルドアームズ」(20周年)の3作品が演奏されました。

「ワイルドアームズ」シリーズは、「なるけみちこの音楽がなければ魅力を語れない」と言われるほど、ファンから熱い支持を受けている作品。今回は、「灰燼に帰す」~「アースガルズはがんばったもんね」~「姫巫女の想い」~「旅立ちの朝」~「Lullaby」「荒野の果てへ~新たなる旅路へ」という構成で披露され、実際に演奏を聞いた方からはこのような感想も聞かれました。

何度も姫巫女の想いでおなじみのフレーズが繰り返されるわけですけれど、飽きることなく、素敵に編曲されていて、とても感動しました。もう、何度もうるっときたんですけど、特に最後はエンディングの様子が脳裏によみがえってきて、なんとも懐かしい気分になりました。(引用:ERIKAの気ままな生活。より)

ストーリー仕立ての編曲にSEを入れられた日には唯でさえ脳内再生可能な場面がより明確に思い出せ、曲で感動しその曲が使用されたシーンを思い浮かべることで当時の感動が蘇るという隙を生じぬ2段構え!おそるべき「なるけ島」
当人のなるけ先生は必死こいてなるけ島(人力)を起動させてSE生成に体力をごっそり持っていかれてますがwww
(引用:wataridori-stew’s blogより)

「なるけ島」というのは、なるけみちこ氏が使用する楽器エリアの通称で、変わった楽器が数多く集まっています。

なるけみちこ氏、岩垂徳行氏(GSJ音楽顧問で、ゲームシンフォニージャパン 16th コンサートでは「天使の詩」の編曲担当)もプレイヤーとして参加。手づくりの楽器であるウインドマシーンや、明治時代の木槌など、通常のコンサートではお目にかかれないものを駆使しているのもゲームシンフォニージャパンの特徴といえるかもしれません。

細部にまでこだわりが散りばめられていて、とにかくゲームの世界観を大切にしたゲームシンフォニージャパン 16th コンサート。ファンの思い出に刻まれている印象的なシーンを鮮明に蘇らせる工夫がされていたからこそ、感想にもあったように懐かしさとともに大きな感動を呼び起こせるのではないでしょうか。

感想を見るだけでも、なるけ氏の想いを強く感じられたゲームシンフォニージャパン 16th コンサート第1部でした。

ゲームシンフォニージャパン 16th コンサート感想は?「ファイナルファンタジーVII」に酔いしれた!

ゲームシンフォニージャパンの第2部では、「ドラゴンクエスト」シリーズを手がけたすぎやまこういち氏と並び、ゲーム音楽界の二大巨匠と呼ばれる植松伸夫氏が監修し、これまでもGSJで数多く演奏されてきた「ファイナルファンタジーVII」の楽曲が披露されました。およそ100分にわたって繰り広げられる「ファイナルファンタジーVII」の世界に酔いしれたファンも多かった模様。

感想をご紹介します。

前半最後~後半のFF7のクオリティがさらに凄いことになっていて、もう、完全に世界に飲まれた気がしました。
エアリスのテーマの場面では、エアリスが剣で刺される効果音やマテリアが転がる音まで再現していたり、WAでもそうだったのですが、とにかくさまざまな部分で効果音まで再現しようという編曲で、本当にゲームと原曲を大事に編曲されているなーと感じました!
そして、期待していた片翼の天使もばっちりコーラス入りで大満足でした!!
(引用:ERIKAの気ままな生活。より)

ゲームシンフォニージャパン第1部と同様に、細部まで音づくりにこだわった演出に大満足だったファンも多いようです。オーケストラだけでなく、ギターやベース、パイプオルガン、合唱などあらゆるサウンドを融合させてつくりあげる空間は、ゲームファンにとどまらず多くの人々を感動させるパワーに溢れています。

ゲームシンフォニージャパン1stコンサートから演奏に参加している東京室内管弦楽団も、特殊楽器を用いるさまざまな工夫を凝らしながら演奏を重ねているそうで、「聞くたびにサウンドが進化している」といった感想も聞かれます。

感想から読み解く魅力! ゲームシンフォニージャパン 16th コンサート

ゲームファンでなくとも、あるいはゲームサウンドを知らない人であっても、その音楽が持つ魅力や迫力を強く感じられる点はゲームシンフォニージャパンのすごさといえるかもしれません。

ゲームシンフォニージャパンは「ゲームファンのためのコンサート」というイメージが強いかもしれませんが、ゲームにあまり親しんでこなかった人、演目にあるゲームをプレイしたことがない人であっても、大いに感動できるコンサートといえるのではないでしょうか。

第1部で披露された「なるけみちこ氏の特集」について、仮にゲームプレイヤーとして「ワイルドアームズ」シリーズしか知らなくても、こうしたコンサートをきっかけに、他の楽曲に触れ、作曲家の魅力を感じ取ってほしいといったことを、本公演のプロデューサー・指揮者である志村健一氏が語っていました。実際にコンサートへ行かれた方もこのようなことを話しています。

なるけ先生のヴァリスと天使の詩については正直初めて聴きましたが、それでもなるけ節というか曲調で分かる曲でした。(引用:wataridori-stew’s blogより)

特定のゲームサウンドに親しんでいても、作曲家そのものや作曲家が手掛けた楽曲全体に目を向ける機会はそう多くはありません。ただ、今回のように同じ作曲家の様々な楽曲に触れることで、改めて「その人らしさ」や「音作りの魅力」を再発見することができる点もゲームシンフォニージャパンならではでしょう。

ゲームシンフォニージャパンのコンサートに行こう!

2016年7月17日(日)には、ゲームシンフォニージャパン SEGA Specialが、2016年8月13日(土)にはゲームシンフォニージャパン 18th Concert ATLUS Special~「ペルソナ」20周年記が開催されます。ゲームシンフォニージャパンのチケット情報はチケットキャンプ(チケキャン)で。

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