巷にあふれる「おそ松さん女子」とは?早くも来年の流行語大賞に名乗り!?

前作から27年ぶりとなる故・赤塚不二夫の名作漫画「おそ松くん」のアニメ化作品「おそ松さん」。今回は巷で急増中の「おそ松さん女子」について、その特徴と実態をより詳しく見ていこうと思います。

前作から27年ぶりとなる故・赤塚不二夫の名作漫画「おそ松くん」のアニメ化作品「おそ松さん」。第1話からあまりにも前衛的かつ衝撃的なストーリー展開と要所に挟まれる小気味よいギャグ、そして「なんか迷走したね。赤塚先生怒ってないかな」「平気だよ。大分前に死んだから」という身も蓋もないブラックジョークで、放送開始当初から大変に話題になりました。

現代に誰も予期しない形でよみがえったおそ松くん、いや「おそ松さん」たちは、スタッフの予想を超えた反響を呼びました。そして誰も予想だにしなかったことに、なんと10代から30代前後の女性から熱い支持を受け、「おそ松さん女子」と呼ばれる人たちが次々と生まれることになったのです。

一体この「おそ松さん女子」とはどんな人たちのことを言うのでしょうか。今回は巷で急増中の「おそ松さん女子」について、その特徴と実態をより詳しく見ていこうと思います。

大人になった「おそ松さん」はなんでもありのぶっ飛びアニメ!

「おそ松さん女子」について見てみる前に、まずはアニメ「おそ松さん」について今一度おさらいしておきましょう。

「おそ松さん」は、2015/10/5(火)から、テレビ東京系列の深夜アニメとして放送されている作品です。赤塚不二夫生誕80年を記念して制作された「おそ松さん」は、テレビアニメ「おそ松くん」の27年ぶりとなる続編。故・赤塚不二夫が生み出した六つ子や、イヤミなどに代表されるキャラクターたちが現代に蘇った形となりました。

27年前のアニメでは六つ子たちの性格がほとんど同じで外見の見分けもつきませんでしたが、「おそ松さん」ではそれぞれにイメージカラーと違った性格が設定され、それぞれ違った個性を持ったキャラクターとして描かれています。

それだけなら普通のアニメのようにも考えられますが、「おそ松さん」の最大の特徴は、突拍子もない展開や予想だにしなかった方向からのギャグが多い、というところにあります。第1話から、いきなり六つ子たちがBL系マンガのようなキャラ造形に早変わりしてストーリーが繰り広げられたり、第3話ではきわどい下ネタがギャグとして放り込まれたりと、まさにやりたい放題といった印象を受けるアニメになっています。

前述したように赤塚不二夫に関する掛け合いも飛び出すなど、かなり攻めた内容となっている「おそ松さん」。内容が問題視されたのかは定かではありませんが、発売予定のブルーレイ・DVDには第1話が収録されないということも決定しています。とはいえ、そんななんでもありな内容が支持されている部分もある「おそ松さん」。なにかとコンプライアンスの波が吹き荒れる昨今のテレビ界に委縮せずに、放送終了までどんどんきわどい表現で攻めていってほしいところです。

「おそ松さん女子」の正体は腐女子!?「松子」呼びに激怒する一幕も?

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「おそ松さん」は、製作者側としてはおそらく「おそ松くん」をリスペクトしながらも従来とは全く違ったアニメを見たい、と思っている若い男性向けに制作された作品だと考えられます。しかし、製作者側の予想に反して、「おそ松さん」は10代から30代前後の女性に大ウケすることとなり、「おそ松さん女子」と呼ばれるファンを数多く生み出すこととなりました。

きわどい下ネタやぶっ飛んだギャグも多くなっている「おそ松さん」が女子たちの心をつかんだ理由は、主に二つあるのではないでしょうか。ひとつにはいわゆる「腐女子」と呼ばれる層から絶大な支持を集めている声優が六つ子の声優に起用されていることが挙げられます。「おそ松さん」にはカラ松を演じる中村悠一、チョロ松を演じる神谷浩史、十四松を演じる小野大輔など、「腐女子」からまさに「神」のようにあがめられている声優陣が多数起用されており、それぞれが持ち味を生かしたコミカルな演技で作品を盛り上げていることが、女子たちから熱視線を浴びている理由のひとつだと言えますね。

もう一つは、キャラの描き分けによる六つ子たちの魅力に、「腐女子」だけではなく幅広いオタク系女子の方々が食いついたことが挙げられるでしょう。潔いほどのクズっぷりを発揮するおそ松、大人になっても中二病が抜けきらないカラ松、アイドルオタクのチョロ松など、分かりやすくそれでいて魅力的なキャラ付けが六つ子それぞれになされており、六つ子たちはもはやオタク系女子、そして「腐女子」の方々にとってのアイドルのような存在になっているのです。

この「おそ松さん」人気はスポーツ紙などでも取り上げられるようになり、局所的なものから社会現象へと波及しつつあります。ただ、一部スポーツ紙が「おそ松さん女子」を「松子」と形容したことに対して、彼女たちの間からは「私たちはマツコ・デラックスじゃない!」と怒りの声も上がっているようですね。

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