【最初期から】ヴィジュアル系の歴史を総まとめ【最先端まで】

この記事ではヴィジュアル系(V系)が誕生してから現在までの歴史をまとめました。ヴィジュアル系誕生の時代からバンギャだった方も、最近になってヴィジュアル系を好きになったという方も、一度その歴史をまとめて紐解いてみるのはいかがでしょうか。ヴィジュアル系の新たな魅力を発見することが出来るかもしれません。

ヴィジュアル系の歴史を紐解いていきましょう!

ヴィジュアル系(V系)が大好きで大好きで堪らないというあなた。そのヴィジュアル系の誕生した歴史はご存知でしょうか? ヴィジュアル系が現在の姿に至るまでには様々な出来事がありました。この記事ではヴィジュアル系が誕生してから現在までの歴史を簡単にまとめました。

ヴィジュアル系誕生の時代からバンギャだった方も、最近になってヴィジュアル系を好きになったという方も、一度その歴史を紐解いてみるのはいかがでしょうか。あなたの知らなかったヴィジュアル系の世界を知ることが出来るかもしれません。このまとめから新たなヴィジュアル系の魅力を知っていただけたら有難い限りです。では、ヴィジュアル系が誕生するまでの流れから、その歴史を辿っていきましょう。

 

目次

ヘヴィメタルとパンクロックが主軸となって誕生した「ヴィジュアル系」

ヴィジュアル系という音楽ジャンル、また言葉が誕生したのは1980年代であり、ヴィジュアル系というのは比較的歴史の浅い音楽ジャンルであると言えます。

「ヴィジュアル系」という言葉の起源は諸説ありますが、一説にはX(現在のX JAPAN)が1989年にリリースしたアルバム「BLUE BLOOD」のキャッチコピー「PSYCHEDELIC VIOLENCE CRIME OF VISUAL SHOCK」から来ていると言われています。X JAPANは非常に幅広い音楽性を持ったバンドで、現在のビジュアル系における音楽的ジャンルの広さにも影響を与えています。このことからも、X JAPANを指して「ヴィジュアル系の元祖」と呼ぶことが多いです。

御三家の誕生とナゴムレコードへの脚光

X JAPANがメジャーデビューを果たした1989年と同時期に、音楽シーンではバンドブームを牽引するBUCK-TICKが結成、ヘヴィメタルやパンクロックが流行を迎えていました。特にX JAPANとBUCK-TICKがヴィジュアル系に与えた影響は非常に大きいと言われています。ヘヴィメタルではDEAD ENDが結成。パンクロックではインディーズ御三家と呼ばれるLAUGHIN’ NOSE、THE WILLARD、有頂天が人気を博し、それと共に個性的なバンドを多く輩出するナゴムレコードが脚光を浴びました。主にこれらのバンドから影響を受けた音楽性を持ち、その中でも外見に特徴を持ったバンドがお洒落系、ヴィジュアル系と呼ばれるようになりました。

ヴィジュアル系が誕生した1980年代後半から1990年代前半にかけ、ヴィジュアル系は全盛期を迎えます。1990年にヴィジュアル系専門音楽誌SHOXXが創刊。1989年にはLUNA SEAが結成され、「名古屋2大巨頭」と評される名古屋系バンドの黒夢、Silver-Roseが頭角を現していました。1994年には黒夢の他、GLAY、L’Arc〜en〜Ciel等の現在大御所ともいえるヴィジュアル系バンドがメジャーデビュー。ヴィジュアル系四天王と呼ばれるLa’cryma Christi、SHAZNA、FANATIC◇CRISIS、MALICE MIZERもこの頃に活動を開始しました。

90年代のヴィジュアル系シーンを牽引したその他のバンド

  • PENICILLIN:6thシングル「ロマンス」が90万枚の大ヒット。
  • SIAM SHADE:LUNA SEAのフォロワーというべき王道ヴィジュアル系バンド。
  • Laputa:「黒夢と共に名古屋系を創設させた」と評された。
  • cali≠gari:「密室系」というジャンルを誕生させた。
  • Plastic Tree:文学的な歌詞が特徴的。
  • SOPHIA:明るめの音楽性を持つソフトヴィジュアル系の走り。
  • Raphael:インディーズバンド紹介番組「Break Out」でデビューしたバンド。他にJanne Da Arc等。
  • CASCADE:アニメタイアップ曲で多くの子供をヴィジュアル系の世界へ引き入れた。

氷河期を迎えたヴィジュアル系を支えたバンド達

1990年代後半から、ヴィジュアル系ブームは少しずつ熱を落としていきます。2000年以降、鳴かず飛ばずのヴィジュアル系から手を引き解散をするバンドが急増。そんな中にありつつも、X JAPANのYOSHIKIのプロデュースにより1999年にメジャーデビューしたDir en greyや、奇抜なコスプレやライブパフォーマンスを主軸とし2002年にメジャーデビューしたPsycho le Cému、アニメタイアップソングが大ヒットを飛ばしたJanne Da Arc等のバンドがヴィジュアルシーンを繋げていました。

また、cali≠gariやMUCCという密室系バンドがメジャーデビューを果たし、逆にオサレ系の元祖とも言うべきbaroqueもメジャーデビュー、ヴィジュアル系の細分化が進んだ時代でもありました。ヴィジュアル系の歴史を語る上で欠かせないヴィジュアル系御三家は、後述するネオヴィジュアル系ブームの最中でも、ヴィジュアル系らしいアンダーグランドな世界観を保持し活動を続けていました。

ヴィジュアル系御三家

  • MUCC:陰鬱な歌詞と昭和歌謡的なメロディが特徴(当時)。
  • MERRY:観客を引かせるパフォーマンスで話題を呼んだ。
  • 蜉蝣:「恋愛」をテーマとした楽曲を数多く制作。2007年解散。

ネオヴィジュアル系ブームの到来

2004年頃からヴィジュアル系の音楽性を引き継ぎつつも、その見た目の良さ(ヴィジュアル)からファンを獲得し、音楽単体よりもライブのエンターテイメント感を強く出したアイドル的なバンドが台頭するようになりました。これらのバンドはネオヴィジュアル系バンドと呼ばれ、オリコンチャートでも上位に食い込むなど、ネオヴィジュアル系バンドは一大ムーブメントを起こしました。これに伴い新たなバンドも続々と結成され、ヴィジュアル系の音楽性と世界観のジャンルはさらに広がっていきました。特にこの時代に流行ったバンド、the GazettE、Nightmare、アリス九號.、SIDをまとめてネオビジュアル系四天王と呼びます。

それまでのヴィジュアル系がどちらかと言えばダークな世界観を持っており、絶望や悲哀などを歌っていたのに対し、ネオヴィジュアル系はポップでカジュアルな音楽性を持ったバンドが多くなったのも特徴です。ネオヴィジュアル系ブームに合わせてメジャーデビュー行うバンドも多く、メジャーデビューをすると楽曲の雰囲気が全体的に明るくなることから、当時のファンは自分のお気に入りのバンドがデビューしないように祈るという不思議な現象も起こりました。また、インターネットの普及やマナー問題に伴い、原宿の神宮橋でコスプレをしたバンギャが集まるという文化は少しずつ廃れていきました。

ネオヴィジュアル系ブームの終焉と90年代の再来

2000年代後半になるとネオヴィジュアル系ブームを終焉を迎えることとなりました。しかし、この時期からヴィジュアル系全盛期を築き活動休止、解散をしていたバンドの再結成ブームが起こり、ヴィジュアル系シーンに最盛期の風が戻ってきます。期間限定で復活するバンドも多く、バンギャを上がっていたファンがヴィジュアル系の世界へ戻ってくるという現象も起こりました。仙台化物やゴールデンボンバーのヒットを受け、ネタ系ヴィジュアル系バンドも旺盛するようになり、ヴィジュアル系の枠を超え違う音楽ジャンルに接近していくバンドも増えていきました。

「VISUAL JAPAN SUMMIT」「V-ROCK FESTIVAL」等のヴィジュアル系ロックフェスティバルが開かれる一方、ヴィジュアル系の歴史を紡いできた専門誌の「Neo genesis」「FOOL’S MATE」等は休刊、「SHOXX」も一時廃刊となりました。現在では、ネオヴィジュアル系ブーム全盛期にデビューを果たしたバンドも10周年を迎えるようになり、従来のヴィジュアル系とは全く違う個性を持つバンドの誕生が期待されています。

原点回帰と開拓を繰り返し発展していくヴィジュアル系

昨今に至りLa’cryma ChristiやPIERROT、X JAPAN等時代を牽引してきたバンドが復活、再結成をし、盛り上がりを取り戻してきたヴィジュアル系(V系)シーン。また若手バンドも、ニコニコ動画から大ヒットしたゴールデンボンバーに続いてR指定や己龍もヒットを飛ばし、大御所バンドのDir en greyとPIERROTがコラボした「ANDROGYNOS」や、有名バンド同士の異なるメンバーで結成された「RAZOR」「The THIRTEEN」等、話題には事欠きません。

元々はお化粧系とも揶揄されてきたヴィジュアル系バンドではありますが、今や音楽シーンを語る上で欠かすことのできない一大ジャンルへと成長を遂げました。これからもより一層発展を遂げていくヴィジュアル系シーンから目が離せませんね。

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