【Plastic Tree 】おすすめオリジナルアルバム5選!至極の名盤をご紹介

1993年にボーカルの有村竜太朗とベースの長谷川正を中心として結成され、今やヴィジュアル系の大御所と呼べる存在まで成長したPlastic Tree。13枚を数える彼らのオリジナルアルバムの中から、特におすすめのアルバムを5作を収録曲の一覧と共に紹介します。Plastic Treeの至極の名盤をお楽しみください。

Plastic Treeのおすすめオリジナルアルバムを5枚ご紹介します!

1993年にボーカルの有村竜太朗とベースの長谷川正を中心として結成されたPlastic Tree、通称「プラ」あるいは「プラトゥリ」。1997年のメジャーデビュー以降、その独特の雰囲気から人気を博し、数多くの楽曲がタイアップに起用され、今やヴィジュアル系の大御所と呼べる存在となっています。シングルはなんと40作品、ベストアルバムだけでも8枚もの作品を出しているPlastic Treeですが、今回は13枚を数える彼らのオリジナルアルバムの中から、特におすすめのものを5作紹介します。

【ネガとポジ】

「ネガとポジ」は2007年6月27日に発売された8thオリジナルアルバムです。Plastic Treeはこのアルバム発売の2日前にメジャーデビュー10周年を迎え、同年9月8日に初の日本武道館ワンマンライブ『ゼロ』を開催しました。そして2017年7月29日、パシフィコ横浜で行われるメジャーデビュー20周年記念ライブ『樹念』の開催に伴いアルバムリクエストが行われましたが、『第二幕【Tree】』にて演奏されることが決まったのがこの「ネガとポジ」です。シングル「スピカ」「真っ赤な糸」を含む全14曲が収録されています(初回盤は13曲)。

Plastic Tree自体、有村竜太朗の独特の浮遊感を持つ歌声から非常に聴きやすい楽曲の多いバンドですが、「ネガとポジ」は特にその傾向が強いです。バンギャはおろか、ヴィジュアル系を聴いたことがないという方にもおすすめできるアルバムとなっています。全体的に穏やかな曲が多く収録されており、Plastic Treeを始めて聴くという方には特におすすめです。Plastic Tree「らしさ」が詰め込まれたアルバムです。

収録曲

  • 眠れる森
  • 不純物
  • エレジー
  • スピカ(ネガとポジ版):TBS系『徳光和夫の感動再会”逢いたい”』エンディングテーマ。
  • ザザ降り、ザザ鳴り。
  • 無人駅
  • オレンジ
  • sabbath
  • egg
  • 涙腺回路
  • 黒い傘
  • アンドロメタモルフォーゼ
  • 真っ赤な糸(ネガとポジ版):日本テレビ系『音燃え!』2008年4月度エンディングテーマ。
  • hate red, dip it (loudest sound edition):通常版にのみ収録

【ウツセミ】

「ウツセミ」は2008年9月24日に発売された9thオリジナルアルバムです。このアルバムはオリコンチャートでPlastic Tree最高位となる9位を獲得。Plastic Treeが結成十周年を迎えた後に発売されたアルバムで、このアルバムに収録されたシングル「アローンアゲイン、ワンダフルワールド」「リプレイ/Dolly」両作品ともオリコンチャートで11位記録。当時Plastic Treeが最盛期であったことが窺えます。また、それまでドラムを務めていたササブチヒロシが脱退する前の最後のアルバムとなります。前述したように、シングル「アローンアゲイン、ワンダフルワールド」「リプレイ/Dolly」を含む全16曲が収録されています(初回盤は14曲)。

「ウツセミ」は「ネガとポジ」の次に発売されたアルバムであるため、前作の雰囲気を強く受け継いでいるアルバムでもあります。しかしながら、穏やかで聴きやすい、悪い言い方をすれば似ている曲の多かった「ネガとポジ」に比べると、「ウツセミ」はロック調の楽曲が多めに収録されています。有村竜太朗の書く歌詞、そしてPlastic Treeの世界のさらに深くまで踏み込みたいという方におすすめのアルバムです。

収録曲

  • 〜規則的な四拍子〜
  • うつせみ
  • テトリス
  • リプレイ (ウツセミ版):名古屋テレビ放送『光る!スポーツ研究所』2008年8月度エンディングテーマ。
  • メルト
  • Dummy Box
  • Q
  • フィクション
  • 斜陽
  • GEKKO OVERHEAD
  • バルーン
  • 〜晴天、喚声、回転木馬の前〜
  • アローンアゲイン、ワンダフルワールド(ウツセミ版):日本テレビ系『音燃え!』2008年4月度エンディングテーマ。
  • 記憶行き
  • 〜三角形の構図~:通常版にのみ収録
  • closer:通常版にのみ収録

【アンモナイト】

「アンモナイト」は2011年4月6日に発売された11thオリジナルアルバムです。このアルバムの制作途中の2010年12月、有村竜太朗が難病のギラン・バレー症候群を発症、年末に予定されていたライブは急遽中止となりました。2010年はヴィジュアル系界隈で解散や活動休止、脱退などが相次いだ年でした。特に訃報が多く、2月に我羇道のpiyoが交通事故で死去。3月にbisの瞬介、7月にMoranのZillと蜉蝣の大佑、12月に平成維新の拓が永眠しました。多くのバンギャが悲しみに包まれる中、追い打ちをかけるような有村竜太朗のギラン・バレー症候群発症。しかしながら、年が明けた2012年1月20日に早期治療が功を奏し病気を克服、同年3月の全国ツアーから完全復帰を果たしました。シングル「ムーンライト――――。」「みらいいろ」を含む全13曲が収録されています(初回盤は12曲)。

「アンモナイト」の特徴はアルバム後半に収録された「さびしんぼう」『〜作品「ammonite」〜』「ブルーバック」の三曲にあります。この三曲は有村竜太朗のギラン・バレー症候群が回復した後に制作された楽曲です。特に「さびしんぼう」は、歌詞の全てが回復後に書き換えられており、有村竜太朗の闘病の体験が反映された曲となっています。「変化」と「原点」という相反するテーマを持つアルバムであり、「ヴィジュアル系」というよりも「一般向け」「ポップ」という印象の強いアルバムです。しかし、突然の病気発症と回復という転機を迎えたPlastic Treeの「変化」と新たな「原点」となる、是非とも聴いていただきたいおすすめのアルバムとなっています。

収録曲

  • Thirteenth Friday
  • ムーンライト――――。 (アンモナイト版):日本テレビ系『小熊のベア部屋』2010年7月度エンディングテーマ。
  • 退屈マシン
  • みらいいろ (アンモナイト版):テレビ東京系アニメ『遊☆戯☆王5D’s』第5期エンディングテーマ。
  • 雪月花
  • アイラヴュー・ソー
  • アリア
  • デュエット
  • バンビ
  • さびしんぼう
  • 〜作品「ammonite」〜
  • ブルーバック
  • spooky:通常版にのみ収録

【Puppet Show】

「Puppet Show」は1998年8月26日に発売された2ndオリジナルアルバムです(再販版は2010年8月25日発売)。パシフィコ横浜で行われるメジャーデビュー20周年記念ライブ『樹念』の『第一幕【Plastic】』にて演奏されることが決まりました。このアルバムの当初Plastic Treeはデビューしたばかりですが、既にタイアップ曲もいくつか発表していました。特に3rdアルバムに収録された「Sink」はよみうりテレビ・日本テレビ系全国ネットアニメ『金田一少年の事件簿』のエンディングテーマに起用されたため、バンギャでなくとも聞き覚えのある方も多いでしょう。シングル「本当の嘘」「ぬけがら(絶望の丘カップリング曲)」を含む全11曲が収録されています。

2ndアルバムではありますが、実質的にPlastic Treeの原点と言ってもいいほどの濃密な音楽が織り込まれています。病的な雰囲気が歌詞からも楽曲からも強く感じられ、Plastic Treeが「密室系」にカテゴリされる所以にもなっています。アルバム全体を通して陰鬱な雰囲気が支配し、最近のPlastic Treeしか知らない方にとっては違和感さえ感じるかもしれません。ここまで紹介してきた3作品のアルバムが初心者向けであるのならば、「Puppet Show」は上級者向けです。しかしながら、さらにPlastic Treeの世界の奥深くへ踏み込みたいという方には是非おすすめのアルバムです。

収録曲

  • Intro
  • May Day
  • リセット
  • 絶望の丘:TOKYO FM『RADIO MAGAZINE WHAT’S IN?』テーマソング。
  • 幻燈機械
  • 「ぬけがら」:3rdシングル『絶望の丘』のカップリング曲。
  • 本当の嘘 -Studio Live-:テレビ東京系ドラマ『うしろの百太郎』1998年2-3月エンディングテーマ。
  • monophobia
  • クリーム:インディーズアルバム『Strange fruits -奇妙な果実-』収録曲。
  • 3月5日。
  • サーカス

【剥製】

「剥製」は2015年12月23日に発売された13thオリジナルアルバムです。2012年に四度目の日本武道館単独ライブを公演。2013年には東京キネマ倶楽部にて初の7日間連続公演『裏インク』を開催、同年6月には初の冠番組「ONGAX〜Plasic Treeの千プラ〜」が放送開始する等、Plastic Treeはその活動の幅をさらに広げていきました。2014年には初のミニアルバム「echo」を発売し、「剥製」はおよそ二年ぶりのアルバムリリースとなりました。シングル「マイム」「スロウ」「落花」を含む全12曲が収録されています。

このアルバムでは、全メンバーが作詞・作曲を行っています。しかしながら楽曲の軸がどれも異なるということはなく、メンバー全員の方向性が一致してPlastic Treeというバンドが成立しているのだと実感することが出来ます。また、楽曲から漂う全体的な浮遊感は変わりませんが、「剥製」においてはPlastic Treeにおけるバンド感、ロック感が強く出ています。バンドサウンドをメインとしたPlastic Treeを味わうのに最適のアルバムです。

収録曲

  • ◯生物
  • フラスコ
  • マイム
  • ハシエンダ
  • 告白
  • インソムニアブルース
  • float
  • 落花:TOKYO MX『ジャパンカルチャー情報番組【ディープJルーム】』2015年12月度オープニング・トラック。
  • スラッシングパンプキン・デスマーチ
  • スロウ
  • 剥製
  • ●静物

海月の世界へ入り込んでみませんか?

2017年7月29日、メジャーデビュー20周年記念ライブ、パシフィコ横浜『樹念』の開催が決まったPlastic Tree。彼らの20年の活動の中で発売された13枚のアルバムは、どれもPlastic Tree「らしさ」を持ちながら、それぞれ異なった個性を表現しています。『樹念』にて演奏されることが決まったのは「Puppet Show」と「ネガとポジ」ではありますが、それ以外のアルバムにもあなたの心に残る一枚となるアルバムが存在するはずです。まずは気になる一枚を手に取り、Plastic Treeの世界観を感じてみるのはいかがでしょうか。

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