ヴィジュアル系の系譜~密室系・地下室系バンドまとめました~

様々なジャンルが存在するV系バンド。今回はそんな多くのジャンルの中から「密室系」や「地下室系」についてご紹介!特徴や具体的なバンドを交えながら徹底解説しちゃいます。「密室系」や「地下室系」といった言葉を耳にしたことがあるけど、実際にどのようなジャンルなのかいまいちわからない!というV系ファンの方必見です!

密室系・地下室系バンドの世界を知ろう!

ヴィジュアル系バンドと一口に言えど、「~系」などで細かくジャンルが分けられていますよね。だいたいはバンドの見た目(ファッションやメイク)や楽曲の雰囲気などで分けられていてわかりやすいのですが、それらだけで区分できないジャンルに「密室系」「地下室系」が挙げられます。

とはいえ、近年ではあまり密室系や地下室系と呼べるバンドは表立って存在していないせいか、謎に思われがちなジャンルでもあります。この記事では古き良き「密室系」「地下室系」バンドについて紹介したいと思います!

「密室系」「地下室系」って何?

「密室系」とは…?

密室に地下室と不穏な雰囲気ですが、「密室系」とはcali≠gariの桜井青が立ち上げたインディーズレーベル「密室ノイローゼ」に所属するバンド(cali≠gari、ムック)を指しています。バンド側から提示されたジャンルではなく、cali≠gariとムックが好きなファンが同志を探すために作り上げたもののようです。(例:密室系好きな方~)

「地下室系」とは…?

一方「地下室系」とは、当時cali≠gariが主催していたイベント「東京地下室」に出演していた、グルグル映畫館や犬神サーカス団などを指して呼んでいたようです。きらびやかであったり華美であったりするヴィジュアル系の枠にはまりきれない部分や、バンドの楽曲やヴィジュアル、メイクなどの雰囲気から感じ取れるでしょう。

「密室系」「地下室系」バンドにメイクの特徴

密室系・地下室系のバンドにはメイクにも特徴があります。簡単に説明すると、ベースは白塗りで目の周りはオーバーめに黒く囲み、リップ濃いめで黒ないし病気色を使用といった具合です。煌びやかというよりは退廃的でおどろおどろしい雰囲気をまとっています。

髪色も近年のヴィジュアル系バンドマンのようなカラフルさはなく、黒髪なバンドマンの方が比較的多いです。

画像にありますPlastic Treeは密室系バンドではありませんが、後述する「東京地下室」というイベントで共演したりとムックやcali≠gariと縁の深いバンドです。

密室系のバンド

cali≠gari

1993年に結成され、メンバーの加入・脱退、活動休止期間を経て2017年現在は第8期cali≠gariとして活動中です。現メンバーは石井 秀仁(Vo/G)、桜井 青(G/Vo)、村井 研次郎(B)となっています。初期の頃はポップな曲調でありながら、歌詞の内容が毒を含んでいたりグロテスクであったり、電波的な奇妙さや病んだ表現で綴られていたりするのが特徴的でした。

現ボーカルの石井秀仁加入後の第7期以降は、歌詞が風刺的であったりサウンド面にエレクトロニックな面が増え、音楽性の幅が広がるなどの変化が表れたりといった変化が見られ、現在へと繋がっています。

MUCC(ムック)

逹瑯(Vo)、ミヤ(G)、YUKKE(B)、SATOち(D)の4人からなる、全員が茨城県出身のバンドです。現在ではバンド表記はアルファベットの「MUCC」がメインとなっていますが、密室系バンドと言われると「ムック」表記の方がしっくりきます。密室ノイローゼ所属の頃の音楽性はヘヴィーなサウンドに歌謡曲のような歌メロを乗せ、歌詞も心の暗い部分や負の感情を綴った暗いものが多かったのも特徴です。

近年ではメタルサウンド以外にもクラブやダンスミュージック、民謡など幅広いサウンドを繰り広げており、歌詞も明るいものやポップなものが増えています。また音楽性が広がったことからか、男性ファンも密室ノイローゼ時代よりはるかに増えています。

地下室系のバンド

犬神サーカス団(現在は犬神サアカス團)

1997年にインディーズデビューし、2003年に「命みぢかし恋せよ人類!」でメジャーデビューを果たしているロックバンドです。犬神 凶子(Vo)、犬神 情次(G)、犬神 ジン(B)、犬神 明(D)から成っています。メジャー進出当時、音楽番組の「うたばん」の出演で存在を知った人も少なくないかもしれません。

表現による制約のため2006年にはインディーズへ戻り、よりアングラでダークな世界観を広げています。ハードロックでかっこいいサウンドと芯の強い犬神凶子の歌声がクセになりますので、密室系好きさんならヴィジュアル面で引いてしまわないで、ぜひ聴いてみてほしいところです。

ちなみにムックの「九日」という曲の冒頭の「まだ、あなたを愛しています」という女性の語り声は、犬神凶子が担当しています。

グルグル映畫館

1995年より活動を開始し2012年をもって閉館(活動休止)されたヴィジュアル系バンドです。「昭和 エログロ イノセンス」というコンセプトの元、学ランに白塗りがトレードマークとなっていました。閉館時点でのメンバー構成は、天野 鳶丸(Vo)、沼倉 真(G)、ゴキミ(B)、前田 一知(D)となります。

音楽の系統はロックがベースですが昭和歌謡やフォーク、軍歌的なものなどあり幅広く、ライブでは演奏だけでなく寸劇も行われていました。ボーカル兼リーダーでもある天野 鳶丸がほとんどの作詞・作曲はが手掛けており、レトロでダークな世界観が楽しめます。哀愁漂う歌詞は、ぜひじっくりと読んで頂きたいです。

ボーカルである天野 鳶丸の急逝によって残念ながら復活は望めそうにありませんが、未だに多くの方に愛されているバンドです。

密室系が好きなら「東京地下室」というイベントは外せない!

「東京地下室」は、cali≠gariが主催しているイベントライブで、ライブの回数に伴い「東京地下室地下〇階」と表記されます。cali≠gariに縁のある様々なバンドやパフォーマーが出演しており、非常に人気の高いライブです。2009年にcali≠gariが復活した際にZepp Tokyoで行われた「東京地下室地下十六階」ではPlastic Treeとムックが対バンに並び、2012年開催の「東京地下室地下十八階」にはメリーとムックが対バンに並んでいます。

レアな対バンであることが多いためチケットの競争率が高めですが、密室系や周辺のバンドが好きな方は一見の価値ありです!出演者によるセッションなんかもあったりしますので、ライブが楽しいのはもちろんのことファンからすると非常に眼福でもあります。

強烈な中毒性を持つ密室系・地下室系バンド

(出典:Pixabayより)

密室系・地下室系バンドについて紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?これらのジャンルに属するバンドは、バンドによって音楽性が異なり個性が非常任強いため、一度はまると抜け出せない中毒性があるといっても過言ではありません。

少しでも気になったあなたは音源をチェックしてみたり、ライブに足を運んでみたりと密室系・地下室系の世界を堪能してみてください。お待ちしております。

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