【ヴィジュアル系】密室系を初めて聴くなら外せない名曲!オススメ曲5選!

コテ系やオサレ系など、様々なジャンルが存在するヴィジュアル系の中でも一際異彩を放つ密室系バンド。cali≠gariなどの密室ノイローゼ所属バンドを中心に、地下室系とも称される彼らは、ヴィジュアル系の異端児とも呼べる存在です。そんな密室系バンドの曲をまだ聴いたことがないという方におすすめしたい名曲を5曲ご紹介します。

【ヴィジュアル系】密室系とは

(出典:写真ACより)

ヴィジュアル系(V系)における密室系とは、基本的にはcali≠gariのボーカル桜井青が設立したレーベル「密室ノイローゼ」に所属するバンドのことを指します。また、密室ノイローゼに関連するバンドや、密室ノイローゼ主催イベント「東京地下室」に参加したバンドを含む場合もあります。こちらの場合は密室系ではなく地下室系と呼ばれることもありますが、密室系に明確な定義はなく、これらの条件に当てはまらないバンドでも密室系と呼ばれることがあります。

特徴としては奇抜な衣装や白塗り、一般のヴィジュアル系とは異なるわざと汚く見えるようにしたメイク、歌謡曲のような文学性の高い歌詞などが挙げられます。また、これらの特徴から密室系や地下室系ではなく、歌謡系や白塗り系バンドとして扱われることもあります。

今回はその密室系の中から大御所もマイナーも、地下室系や白塗り系と呼ばれるバンドも含めて5バンド5曲。「密室系は気になるけれど、どんな曲を聴いたら良いのか分からない」という方の為に、酸いも甘いも詰め込んでご紹介します。是非一度聴いて密室系の世界に浸ってみてください!

cali≠gari 「-187-」

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CD発売日

2003年6月22日

cali≠gariが活動休止する前に発売した「第六実験室」、及び活動休止までのベストアルバム「グッド・バイ」に収録されている楽曲です。

cali≠gariは1993年に結成されたバンドで、6年間の活動休止を経て、2009年に活動を再開。ドラムの武井誠が脱退するも、現在もその活動を続けています。

cali≠gariというバンド自体、音楽性の幅は非常に広いですが、この曲は密室系の名前を背負うcali≠gariに相応しい楽曲で、歌詞は三つの単語しか存在しません。

「死ね」「殺してやる」「死んじまえ」のみです。

このこともあり、一分三十秒足らずの演奏時間しかないのに、インパクトが非常に強い楽曲に仕上がっています。

古くに発表されたヴィジュアル系の楽曲としては珍しく、活動再開後にカラオケJOY SOUNDでの配信が決定しました。

ストレスが溜まっている時に連続再生すると、ストレス発散に役立つでしょう。

ファンの感想

MUCC 「大嫌い」

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CD発売日

2002年1月21日 (初回限定版)
2002年6月10日 (2nd press!)ver

MUCCがメジャーデビューする前、インディーズ時代に発売された「負ヲ讃エル謳」に収録された楽曲です。20017年現在においても、アルバムには未収録となっています。

現在でこそエレクトロニカなど多彩な音楽性を取り入れているMUCCですが、結成当初は密室ノイローゼに所属しており、当時の楽曲は密室系の雰囲気が色濃く表れています。

インディーズ時代のMUCCの楽曲は、現在発表されている楽曲以上に陰鬱とした感情や社会風刺をテーマとしたものが多く存在していました。

「大嫌い」の歌詞カードはほぼ全て「キライ」の文字で埋め尽くされています。

また、メジャーデビュー後の2006年5月24日に発売された12thシングル「流星」にアレンジされた「大嫌い2006」が収録されています。是非両方のバージョンを聴いてみることをおすすめします。

非常に疾走感のある楽曲で、初期のライブから定番の盛り上げ曲として扱われていました。

現在活動しているMUCCしか知らない方は、「大嫌い」と今の楽曲とのギャップに衝撃を受けるでしょう。

ファンの感想

Plastic Tree 「アローンアゲイン、ワンダフルワールド」

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CD発売日

2008年9月24日

Plastic Treeの通算25枚目のシングル「アローンアゲイン、ワンダフルワールド」及び通算9枚目のオリジナルアルバム「ウツセミ」に収録されている楽曲です。

Plastic Treeはこのアルバムで初のオリコンウィークリーランキング10位を獲得しました。また、Plastic Treeのドラマー、ササブチヒロシが脱退する以前の最後のアルバムとなります。

Plastic Treeは、密室ノイローゼに所属していた経歴はありません。また、東京地下室への参加実績もありません。

しかしながら、ボーカルの有村竜太朗が持つ浮遊感を持った歌声と、元来のヴィジュアル系の雰囲気とは異なる、儚げで消えてしまいそうな雰囲気から密室系バンドとしてカテゴリされることが多いです。

「アローンアゲイン、ワンダフルワールド」は、Plastic Treeらしい文学的な歌詞が特徴です。激しい音楽性やシャウトなどを特徴とするヴィジュアル系の中で、シューゲイザーを基調とするPlastic Treeは異質の存在であり、それが密室系と呼ばれる所以でしょう。

Plastic Treeには穏やかで切なさを感じさせる楽曲が多く、バンギャ以外のパンピにも紹介しやすいバンドです。

ファンの感想

駄菓子菓子 「柘榴愛」

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CD発売日

2000年12月12日

駄菓子菓子の1stアルバム「母胎内世界」に収録されている楽曲です。

駄菓子菓子は、1997年にボーカルの女樂殿を中心として結成されたバンドで、現在に至るまで活動を続けています。また、ヴィジュアル系バンドとしては珍しく、女性ボーカルのバンドとなっています。

白塗りのメイク、アングラ系の歌詞から地下室系、密室系として扱われることがあります。

「白塗・着物・爆音」を基調としているバンドですが、全体的に非常にクセが強く、聴く人を選ぶバンドと言えるでしょう。ライブでは、バンドメンバー全員がそれぞれに違うことを同時に話し始めるMCが特徴的で、会場全体がカオスな雰囲気に包まれます。

また、女樂殿の歌唱方法も非常に特徴的で、やる気のないようなボーカルは「ヘタウマボーカル」「上手く歌おうとしていないボーカル」と称されています。

「母胎内世界」は実質的に駄菓子菓子としての初音源ですが、「柘榴愛」は一曲目に収録されており、再生してすぐさま飛び込んでくるインパクトに凄まじさを感じるでしょう。「柘榴愛」はカニバリズムをテーマに扱った楽曲で、少女のような幼い声で、愛しいあなたを食べたいと歌い上げます。

駄菓子菓子にはパンク色、メタル色が強い楽曲も多く、ハマる人にはとにかくハマるバンドといえるでしょう。

ファンの感想

犬神サアカス團 「命みぢかし恋せよ人類!」

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CD発売日

2003/10/29

犬神サアカス團のメジャーデビューシングル「命みぢかし恋せよ人類!」に収録されている楽曲です。

旧バンド名は犬神サーカス団。1994年に結成され2003年にメジャーデビューしましたが、メジャーでは楽曲の制作に制限がかかることから2006年にインディーズに戻り、そのまま現在に至るまで活動を続けています。2012年にバンド名を犬神サアカス團に変更しました。

初期のインディーズ時代に東京地下室に参加していたこと、また特徴的な白塗りのメイクから、密室系バンドとして扱われることがあります。1997年のメンバーチェンジ以降メンバーは変わっておらず、カルテット編成で活動しています。

駄菓子菓子と同じく、犬神サアカス團もヴィジュアル系としては珍しい女性ボーカルのバンドです。インディーズ時代、メジャー時代、インディーズに回帰した時代と、その時々によって楽曲の方向性が異なります。しかしながら、基本的にはダーク系、シリアス系の曲調を特徴としています。

「命みぢかし恋せよ人類!」はメジャーデビュー曲ということもあり楽曲自体は明るめ。そのため歌詞のダークさが一際際立ちます。

ボーカルの犬神凶子の性格もおちゃめなお姉さんタイプなのですが、楽曲のいたるところから暗黒面が滲みだしており、そのギャップが犬神サアカス團の魅力です。

ファンの感想

密室系の世界にようこそ

ヴィジュアル系(V系)の異端児、密室系バンド。現在では地下室系や白塗り系とさらに細分化が進んでいますが、原点を辿ればそこは一つ。この記事を読んでくれたあなたに、少しでも密室系の魅力が伝わっているのなら幸いです。

同じ密室系でもその音楽性も様々。自分の気に入った曲を見つけたら、そのバンドのライブに行ってみるのをおすすめします。音源のみでは伝わらない密室系の雰囲気はライブでこそ味わうことが出来ます。「普通のヴィジュアル系」とは一味も二味も違う、密室系の世界に足を踏み入れてはみませんか?

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