【最新ライブレポ】DEZERT”千秋を救うツアー2 FINAL”@10/8 中野サンプラザ公演MC、セトリレポ「この汚い声が、どこまで届くかだけを求めて生きる。」

8月から始まったDEZERTの全国ワンマンツアー「千秋を救うツアー2」のファイナル公演が2017年10月8日(日)に中野サンプラザで開催されました!DEZERT初となるホールワンマンライブのため、ファンの期待値も相当高かった様子。今、最も目が離せないヴィジュアル系の問題児、Vo.千秋が率いるDEZERTのツアーファイナルはどのような公演になったのでしょうか?MC、セトリも含めたライブレポをお届けします!

DEZERT初のホールワンマンライブが中野サンプラザで開催!

8月から始まったDEZERTの全国ワンマンツアー「千秋を救うツアー2」のファイナル公演が2017年10月8日(日)に中野サンプラザで開催されました。DEZERT初となるホールワンマンライブのため、ファンの期待値も相当高かった様子。今、最も目が離せないヴィジュアル系の問題児、DEZERTのツアーファイナル公演。どのようなライブになったのでしょうか。今回は中野公演のレポをボリュームたっぷりでお届けします!

※MC、セトリなどのネタバレがあります!!!

中野サンプラザをライブハウスにしてしまったDEZERT!千秋の感情が爆発した一夜。

DEZERT 中野サンプラザ #dezert #l4l

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開演時間から20分程度遅れて、漸くスタート。普段のライブハウスよりも広く大きなステージに立つ4人の姿を後ろから白いライトが照らすと、そのシルエットだけが浮かび上がり、表情は見えない。そんな状態で始まった一曲目は『おはよう』。Vo.千秋がギターを掻き鳴らしながら歌うヘヴィなサウンドのこの曲は、本ツアーでのライブ皮切りの曲として定番化している様子。続く『幸福のメロディー』は、本ツアー初日の恵比寿公演で初披露された、DEZERTの最新曲。未発売にも拘わらず、本ツアーでは必ずセットリストに組み込まれていたため、ファイナル公演の本日には完全にノリが出来上がっており、フロアは激しいヘッドバンキングの嵐に!

『MONSTER』『Sister』『大塚ヘッドロック』とDEZERTのファンに人気の曲が立て続けに披露されると、フロアの勢いも止まらない。ホールでもライブハウスでも関係ない、とばかりにいつもの調子で暴れまくり!曲間が一瞬でも空くと「千秋!!」「SORA!!」と怒号のようなメンバーコールが広いホール内に響き渡り、ライブハウス以上にフロアのテンションがあがっていた様子が感じ取れました。

「何も無い未来より、何かある今日を!!」

DEZERT 中野サンプラザ #dezert #l4l

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「地球上の命ある全てに向けた、このラブソングを!」そんならしからぬ千秋の煽り文句で始まったのは、勿論ラブソングとは程遠い曲、『殺意』。イントロから曲を察知したフロアが嬉しそうに飛び跳ねていたのが印象的。続いては神と人間との対話が歌詞に織り込まれた『ここにラブソングを』。

2分足らずの短いこの曲の最後は、”明日の夢を叫ぶ前に「今日も生きて」のラブソングを”で締めくくられます。このツアーで何度も千秋が叫んだ、「何もない未来より、何かある今日を!!」という言葉は、2016年1月にリリースされたこの曲の歌詞とリンクするよう。この日はいつも以上に力の籠った声で、広いホールの隅々まで届くように叫びます。

『軽蔑』が始まると、背後の大きなスクリーンは澄んだ青空に。爽やかすぎる水色をバックに歌うDEZERTの姿が新鮮で、彼らの新しい一面を見られたように感じました。”千秋を救うツアー”では、狭いライブハウスにぎゅうぎゅうに客を詰め込み、尖ったライブをしていたDEZERT。

しかし、この日の『軽蔑』を見て、広いステージの似合う、大きな存在のバンドになったのだと思い知らされました。同時に、もっと広いステージで演奏する姿が見たいという欲求が込み上げます。打って変わって今度はスクリーンが真っ赤に染まると、怪しげなギターの音から『誤解』のイントロが始まります。殺気だったメンバーの姿から、フロアにも緊張感が伝染。

不穏な空気をそのままに、続く『問題作』では、フロアはステージのメンバーに釘付けになり立ち尽くすよう。「吐き出しまーす」という千秋の軽い調子の台詞で始まった『排泄物』では、フロアが左右に揺れ、激しいヘッドバンキングが繰り広げられます!

中野サンプラザがライブハウスに!「我慢できない!物足りない!!」

DEZERT 中野サンプラザ #dezert #l4l

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『包丁の正しい使い方~終息編~』のイントロのベースが始まると、誰からともなくフロアが左右真っ二つに分断。座席に放置された鞄や上着を見て、「汚え荷物がいっぱいじゃん!」とケタケタと笑う千秋。拳を上げて、今か今かと待ち構えるフロアに向かって、「どこに突っ込む?」とニヤリと笑う千秋の姿はまるで悪巧みをする子供のよう。「関係者席か?PA?」と更に煽るとフロアもそれに呼応するように拳を突き上げ、真ん中後方に取り残されたPA席にいるスタッフは、ヒヤヒヤ顔。そんな姿を尻目に千秋の「荷物に突っ込め!」という指示を合図に始まるのは、激しいWOD!左右に分かれたフロアが真ん中で一気にぶつかり、髪を振り乱して暴れ狂います!

一気に熱量の上がったフロアを更に熱くさせたのは『秘密』!椅子があっても関係ない、激しいモッシュの嵐!千秋の「地面にめり込め!」という謎の無茶な煽りを受けて、フロアの全員が床に座り込み、そのままヘッドバンキング!Gt.Miyakoの顔に血糊をべったりと千秋がなすりつけ、それを何故かタオルで拭いてあげる場面も。仲良し(?)なメンバーの姿にフロアからは笑いが湧きおこります。

息をつく間もなく、『教育』『君の子宮を触る』とDEZERTのライブ定番曲を叩きこむと、会場のボルテージもどんどん上がっていき、ステージを見ているお客さんなんていないのでは?と思うほど、中野サンプラザはヘドバンの嵐に!そんなフロアを、一番明るい場所から見下ろすメンバーは、更に「もっと!」と貪欲に熱を求めます。

本編ラストの、『変態』が始まると千秋が抑えていた感情をぶちまけるように「我慢できない!物足りない!!」と身体を捩って叫び、「ここまでくる変態はいねーのかよ!!」とフロアを攻撃的に煽ります。

その言葉を待っていたかのように、一階のフロアに居た多数がステージ前方まで駆けていき、中野サンプラザのステージの周りは一気にライブハウスのように!「飛ぶなよ?!(床が)落ちるらしいから!」と一応フロアに注意しつつも、係員の静止を振り切り、DEZERTの音楽を求めてフロアから伸びた手を千秋がしっかりと掴みます。

DEZERTを貪欲に求めるフロアの気持ちに応えるよう、手を握りしめて汗だくで歌う千秋。楽しくて仕方がないといった表情のフロア。苦い顔をするスタッフ。感情のままに求めあう、生のライブの醍醐味を体感できる、DEZERTのライブならではの光景を残して、本編は幕を閉じました。

 「お前らのことを今まで出会った中で一番”普通じゃない人間”だと思ってる。」

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客席のアンコールの声に応え、暗転したままのステージに出てきたものの、「座ったままアンコールしてんじゃねーよ。一生座ってろ」といきなり不満を露わにする千秋。アンコールの一曲目は、本公演で無料配布された穏やかなバラード曲、『おやすみ』。高い天井にぶら下がったミラーボウルが会場中に小さな光を落とし、優しい雰囲気に包まれました。

温かい拍手が客席から湧きおこるものの、千秋は「5文字だけ言わせて。…よく来たな」と相変わらずの様子。更に、開演前に始まった諸注意のアナウンスの際、ライブが始まると勘違いして立ち上がった客席のことを持ち出し、「あれ見てたけど、楽屋で大爆笑だったからね。お前らやっぱり馬鹿だな!(笑)」と笑い出したり、「SORAくんから『セトリどうする?』『夜中にごめんね』とかめっちゃ連絡くる。でも電話はこない。俺に鬱陶しいって思われたくないんやろ?(笑)」とDr.SORAを振り返って暴露したりと関西弁で自由奔放に喋り、フロアを湧かせました。

緩んだ空気を締めなおしたのは、ベースソロから始まる『肋骨少女』。「君たちに名前をつけまーす。僕達の、脳みそくん!」という煽り文句で『脳みそくん。』が始まるとフロアが一斉に飛び、中野サンプラザは大揺れ!「明日も生きたいから、遺書を書こう!」という千秋の煽りで始まった『遺書。』ではメンバーそれぞれがソロを披露。

「俺の後ろには、決して言い訳しない、いい男がいます!!」と千秋がDr.SORAを紹介し、SORAが華麗なドラムソロを叩くものの満足しなかったのか「そんなもんか?台本がないと何にもできねーもんな!」と憎まれ口を叩いて更にSORAを煽ります。「俺の左には、言い訳もしないけど何にも言わない男がいます!」と今度はGt.Miyakoを指名。

千秋もギターを担いでMiyakoに向かい合うと、対峙するようにギターを掻き鳴らします。食って掛かるような勢いのギターソロを披露するも、Miyakoの表情は晴れやかで屈託のない笑顔だったことが印象的(血糊も綺麗に落ちていた)。Ba.Sacchanはベースをピタッと止め、無表情でフロアに顔を見せるとそのシュールな姿がフロアの笑いを誘い、「それはずるい!(笑)」と千秋も爆笑、メンバー間の楽しそうな姿が垣間見えた場面でした!

この『遺書。』は、歌詞こそ”さあ遺書を書こう”、”暗い未来ですか?明日を諦めました”と超後ろ向きにもかかわらず、本公演では千秋が「そんなものはわかりません!そんなものはありません!」「だから僕たちは歌う!だから僕たちは生きる!」とがなるように叫び、フロアに襲い掛かってくるのは、絶望と希望が入り混じったような不思議な感覚と、細かなことを考える暇もない程に、DEZERTが作り上げた激しい音。

更に千秋が「ついてこいよ!」とフロアを煽ったかと思えば、すぐに後ろを振り返り、「お前らもだ!!」とメンバー一人ひとりの顔を見据えます。フロアだけでなくメンバーをも引っ張る千秋のカリスマ性が垣間見えた気がしました。「ひとつになろう!!」というストレートな千秋の言葉で、フロア中から拳が突き上がると、いよいよライブも大詰め。激しいギターから『切断』が始まり、フロア中が一斉にヘッドバンキング!一体感のあるフロアの様子は見ているだけで気持ちが高揚し、鳥肌が立つよう。

残響の中、ギターを担いだ千秋がマイクスタンドに前屈みになり、熱気でいっぱいになったフロアに向き直ります。「お前らのこと、別に誇りだなんて思ってないけど、今まで出会った中で一番普通じゃない人間だって思ってます。だって、こんなバンド好きなんて普通じゃねーじゃん!ずっと普通じゃないまま、いてください」。

千秋なりの感謝の言葉に聞こえたのは、私だけではないはず。「普通じゃない」ことを肯定して輝くステージに立つ、千秋の姿を、フロアは強く熱い眼差しで見つめていました。

「俺が伸ばしたこの手が、どこまで届くか。この汚い声が、どこまで届くのか。」

DEZERT 中野サンプラザ 合掌 #dezert #l4l

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フロアに向かって真っすぐに左手を伸ばした千秋は、「綺麗ごととかいうつもりはないけど、箱の大きさとか、人の数じゃない。俺が伸ばしたこの手が、どこまで届くか。この汚い声が!どこまで届くのか!それだけを求めて生きていこうと思います」と、がなるような声で、感情を吐露。その手を求める無数の手がフロアからステージに伸ばされ、「その手を下ろすなよ、人間!」と千秋が叫ぶと、この日ラストの曲『ピクトグラムさん』が始まりました。

澄んだギターの音が中野サンプラザいっぱいに響き渡り、真っすぐな瞳でステージに拳を突きつけるフロアの中には、涙を流すファンの姿も。身体いっぱいに溢れた感情をぶつけるようにギターを掻き鳴らす千秋は、この曲の最後のフレーズを、”意味を探す朝なんて 僕はもう怖くない”と、本来の歌詞と変えて伝えました。歌いきるとすぐにマイクスタンドを蹴り倒し、ギターを抱えたまま客席に背中を向けドラムセットによじ登り、最後のフレーズを掻き鳴らすと、全ての感情を解き放つようにギターを高く放り投げました。

大きな音を立てて床に叩きつけられたギターを振り返ることもなくステージを降りると、客席から沸き上がったのはこの日一番の拍手と千秋を呼ぶ声。冷めない余韻に浸るよう、メンバーが立ち去った後もフロアからは拍手が鳴りやみませんでした。

DEZERT初ホールワンマンライブのセットリストはコチラ!※ネタバレ含む

01.「おはよう」

02.「幸福のメロディー」

03.MONSTER

04.Sister

05.大塚ヘッドロック

06.「殺意」

07.「ここにラブソングを」

08.「軽蔑」

09.「誤解」

10.「問題作」

11.「宗教」

12.「排泄物」

13.包丁の正しい使い方~終息編~

14.「秘密」

15.「教育」

16.「君の子宮を触る」

17.「変態」

——————-encore——————-

18.「おやすみ」

19.肋骨少女

20.脳みそくん。

21.「遺書。」

22.「切断」

23.「ピクトグラムさん」

今一番注目を浴びているバンド、DEZERTから目を離すな!

今回はDEZERTの初ホールワンマンライブ、中野サンプラザホールのライブレポをお届けしました!これからどんなバンドになっていくのか、どんな活動をしていくのか、未来が気になるDEZERT。規模が大きくなっても破天荒で問題児の彼らからは、決して目を離すことが出来ません!

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