日本の伝統芸能には歌舞伎や能、文楽、落語など多種多様なジャンルがある。文明化の進む現代の日本でも文化は尊重され、歌舞伎座や松竹座では季節ごとに大歌舞伎花形歌舞伎の公演には今なお老若男女問わず幅広い層が殺到している。中村勘九郎市川海老蔵などスターが揃う歌舞伎界。スーパー歌舞伎では少年漫画ワンピースを歌舞伎として上演するなど伝統を守りながらも挑戦をやめることはない。伝統芸能のなかでも親しみやすいジャンルとして落語がある。近年落語ブームにより年齢を問わず気軽に落語を嗜む文化が盛んになっている。落語芸術協会の会長をつとめる桂歌丸など笑点の大喜利メンバーや、自身の新作落語が舞台化されたことでも話題の立川志の輔、テレビとは一味違う顔をみせる笑福亭鶴瓶月亭方正など魅力的な噺家たちに注目だ。

あ〜お

  • 尾上松也は、1990年から活動している歌舞伎俳優。1985年1月30日生まれの東京都中央区出身で、父は六代目尾上松助。屋号は音羽屋(おとわや)としている。1990年5月に「伽羅先代萩」の鶴千代役にて二代目尾上松也を名のり…

か〜こ

  • 桂歌丸は、日本テレビの番組「笑点」でもお馴染みの落語家。現在は、社団法人落語芸術協会の5代目会長として落語界を牽引している。笑点では、長い間大喜利レギュラーとして活躍した後、放送開始50周年を迎え自ら勇退を決めるまでの1…

  • 桂三四郎は、兵庫県神戸市出身の上方の落語家である。所属事務所は、よしもとクリエイティブ・エージェンシー。ピン芸人を目指していたが、桂 三枝(現:六代桂文枝)の落語CDを聞き、2004年4月に桂三枝に入門。現在の芸名を命名…

  • 桂 春蝶は、大阪府吹田市出身の上方の落語家である。実父は2代目桂 春蝶。1993年1月に父を亡くしたことをきっかけに落語家の道を志すことになり、1994年4月に父の師匠にあたる3代目桂春団治に入門し、春菜を名乗り活動を始…

  • 桂雀々は、ラルテに所属している上方の落語家である。読みは「かつら じゃくじゃく」だが、通り名は「けい じゃんじゃん」。弟子には桂優々がおり、過去には桂鈴々や桂草々などもいた。桂雀々の落語家としての人生は、1997年に桂枝…

  • 桂 南光は、1970年に桂 小米(故・枝雀)に入門。1972年の初舞台を経て数々の高座を務めるほか、テレビ・ラジオなどでも活躍する米朝事務所所属の落語家だ。入門時から桂べかこの芸名を名乗り、1984年には第1回「桂べかこ…

  • 六代・桂文枝は、西川きよし、笑福亭仁鶴と並び、吉本興業の三大巨頭と称される落語家の一人だ。桂三枝名義で活動し「三枝師匠」「サニー」「さんちゃん」などの愛称で親しまれてきた。落語家としてはもちろんのこと、司会者としても大変…

  • 桂 文珍とは、吉本興業に所属し、2010年に紫綬褒章を受賞している国民的落語家。1969年に当時の5代目桂文枝へと弟子入りすることで業界での活動がスタート。落語家としての活躍は当初は非常に地味な存在であったが、その後自身…

  • 歌舞伎ディナーショーとはARYU CORPORATIONにより開催される2017年、そして2018年に開催される歌舞伎イベント。日本の中心地「東京」と伝統芸能「歌舞伎」を組み合わせたイベントで、東京から発信するエンターテ…

  • 国立演芸場とは独立行政法人日本芸術文化振興会が運営している国立の演芸場である。落語や講談、紙きりなど演芸が行われる。落語を上演することが多いが浪曲や奇術・漫才など様々な演目が行われる「大演芸まつり」なども人気である。公演…

  • 五街道雲助は、東京都墨田区出身の落語家だ。1968年2月に10代目金原亭馬生に入門し、前座名を駒七として活動を始める。1972年11月には二つ目に昇進し、現在の五街道雲助へ改名している。1979年「第2回 にっかん飛切落…

さ〜そ

  • 三遊亭兼好は、円楽一門会所属の落語家であり笑点でおなじみの三遊亭好楽の二番弟子である。二松学舎大学文学部国文学科卒を卒業した彼は、サラリーマンなど様々な仕事を経て28歳の時に三遊亭好楽に入門を果たした。もともと落語のこと…

  • 香川県仲多度郡琴平町の金刀比羅宮・門前町にある、現存する中で日本最古の芝居小屋である旧金比羅大芝居(きゅうこんぴらおおしばい)で毎年上演されているのがこの四国こんぴら歌舞伎大芝居である。旧金比羅大芝居は明治以降、別名で稲…

  • 春風亭一之輔は、今最も注目されている若手落語家の一人だ。ありとあらゆる賞を総なめにし、21人を抜いて真打昇進という快挙を遂げた逸材である。その実力の素晴らしさは、人間国宝であるあの柳家小三治が「本物」だと絶賛したほどだ。…

  • 春風亭小朝とは、落語協会に所属しかつて理事も務めたこともある落語家である。1978年の「第7回NHK新人落語コンクール」において最優秀賞を獲得。その後も多くの賞に輝くなど落語家として確かな実力と人気を獲得することになる。…

  • 春風亭昇太(本名 田ノ下雄二)は落語家。落語芸術協会に所属し理事をつとめている。5代目春風亭柳昇の弟子であり、大師匠は「春風亭の先生」こと6代目春風亭柳橋である。1982年に弟子入りをし、前座名は「春風亭昇八」と名乗る。…

た〜と

  • 立川生志は、落語立川流に所属している落語家である。故・立川談志を師匠に持ち、出囃子はあじゃら、紋は丸に左三蓋松である。立川流で初の九州出身の真打ちで、定期的に兄弟子の立川志の輔と福岡県のキャナルシティ劇場や博多座などで演…

  • 立川志らくは、1985年に立川談志に入門し、1995年に真打に昇進した落語家だ。映画監督や映画評論家、演出家、脚本家としても幅広く活躍するほか、2016年からはテレビの情報ワイド番組「ひるおび」のコメンテーターに起用され…

  • 天才、そして鬼才と評される孤高の落語家立川談志の、落語家としての遺伝子を色濃く受け継ぎ、独演会などではチケットが即日ソールド・アウトを連発するほどの人気を集め、今落語界で「もっともチケットが取れない落語家」と評されている…

  • 伝統芸能は、成立した時代が異なるさまざまな芸能が多彩、多様に存在しており、それが現代まで継承されたものであるため、先人たちが積み上げてきた歴史の中で生み出された文明の集大成であるともいえる。「能」を1つとっても約600年…

は〜ほ

  • 林家たい平は、落語の伝道師として名を広め、これからの落語会を担う、今もっとも注目を浴びる落語家である。大学卒業後は林家こん平の元に弟子入りし、現在は2004年から日本テレビの大人気番組「笑点」のレギュラーメンバーとして活…

や〜よ

  • 柳家花緑は、戦後最年少の22歳で真打昇進を果たした落語家である。本名を小林九(きゅう)と言い、1971年8月2日生まれで、東京都豊島区目白出身である。1987年に中学を卒業すると、祖父の5代目柳家小さんに入門しており、そ…

  • 柳家喬太郎(やなぎや きょうたろう)は、昭和38年生まれの落語家。本名は小原正也。師匠は、人情噺の達人として知られている柳家さん喬。出囃子は「まかしょ」、紋は「丸に三つ柏」。喬太郎は新作落語と、古典落語のどちらも得意とし…

歌舞伎、落語公演情報

世界に誇れる伝統芸能!歌舞伎、落語の魅力とは

古くから親しまれている日本の伝統芸能は、今もなお国内外の人々を魅了してやまない。日本の伝統芸能は日本舞踊、能、演芸、芸道など多くの種類がある。そのうちの1つである「歌舞伎」はユネスコの無形文化遺産に登録されており、現代も多くの公演を通じて人々に親しまれている。歌舞伎の演目は大きく分けて「時代物」と「世話物」に分類できる。「時代物」は公家や武家の時代の、史実を題材にしたもので、「世話物」は江戸時代を舞台として町人の世界を描く現代劇である。そして歌舞伎を代表する演目は「仮名手本忠臣蔵」「菅原伝授手習鑑」「義経千本桜」の3演目で、「三大狂言」として今も演じられている。このように歌舞伎は演劇、舞踊、音楽が合わさった総合芸術として、400年以上に渡って受け継がれてきた伝統芸能である。また現代のスタイルを取り入れた歌舞伎として、1986年に始まったのが「スーパー歌舞伎」だ。オペラや京劇などを取り入れ、現在では漫画「ワンピース」を原作とした現代風歌舞伎で更なる進化を遂げた。

また江戸時代に生まれた「落語」も、現代に伝承されている伝統的な芸能である。他の芸能と違うところは、噺家が1人で何役も演じ分けるスタイルにあるだろう。時には扇子や手ぬぐいといった小道具巧みに使い、ジェスチャーや表情、声色を工夫することで物語を表現していく。洗練された芸術と感動を人々にもたらしてくれた日本伝統芸能は、これからも大切に継承され、そして進化し続けていくことだろう。