宝塚でルパン三世!? 演じる雪組トップスター早霧せいなの魅力

宝塚の101週年目の幕開け公演として、2015/1/1(木)から華々しくスタートした雪組公演「ルパン三世−王妃の首飾りを追え!− / ファンシー・ガイ!」。完璧に演じた早霧せいなさんの魅力について、注目してみたいと思います。

宝塚歌劇の101週年目の幕開け公演として、2015/1/1(木)から華々しくスタートした雪組公演「ルパン三世−王妃の首飾りを追え!− / ファンシー・ガイ!」。日本人ならだれでも知っている名作ルパン三世の宝塚版の上演ということで、制作が決まった時から話題を集めていました。この公演は、お正月公演+雪組新トップコンビの大劇場お披露目公演ということでおめでたい、お祭り騒ぎに相応しい演目。★★画像★★

出来栄えも、ルパン三世の世界観と宝塚の世界観が絶妙にマッチし、宝塚ファンだけでなく原作ファンにも絶賛されているんです。まさにお正月公演にふさわしい、大当たりの作品になりました。この作品がここまで受け入れられているのは、主役のルパン三世を演じる早霧せいなさんの魅力による事が多いと思います。

一見「清く、正しく、美しい」宝塚とはかけ離れていて演じるのが難しいと思われていたルパン。それを完璧に演じた早霧せいなさんの魅力について、注目してみたいと思います。

これぞ伊達男!早霧せいなさん演じる、宝塚版ルパンの魅力的なビジュアル

ルパン三世は、丸坊主頭にスラっとした手足、そして赤いジャケットがトレードマーク。まず、制作発表やポスターの段階で、早霧せいなさんがこのルパンをどのように再現するかに注目が集まっていました。

チギちゃんも、原作のイメージが色濃いからこそどのように宝塚版のルパンをつくり上げるか、かなり苦労したようです。制作発表でも、「もみあげをどうしようか迷った」と発言されていましたよね。その結果、スタイリッシュなヘアスタイルと、ルパンのトレードマークの赤いジャケット・細身のパンツが絶妙にマッチした魅力的なルパン像が出来上がりました。

チギちゃんはかなり華奢なので、細身の衣装が似あってそれだけで格好いいです。ルパンのおちゃめさ、カッコ良さ、気障さなどがビジュアルから感じられて、このスタイルを完成させただけで宝塚版ルパン三世は成功したと言っても過言ではないかもしれません。

もちろん、ルパンだけでなく、大湖せしる演じる峰不二子、彩凪翔演じる石川五右衛門、彩風咲奈演じる次元大介、そして夢乃聖夏演じる銭形警部などおなじみの面々も再現度が高いんです。ルパン三世といえば実写映画も話題になりましたが、ビジュアルの再現度・美しさについて、確実に宝塚の勝利だなといった感じがあります。

まるでアニメの世界から抜け出たような早霧せいなさんのコミカルな演技が最高!

ビジュアルだけでなく、早霧せいなさん演じるルパンの演技が最高に魅力的です。原作のルパンそのもののちょっとコミカルな演技や、アニメチックなオーバーアクションなどがとても自然なんです。1年前にはオスカルを演じていた人とは思えない…さすがの芝居心です。

宝塚×ルパン三世というのは、5年ほど前から企画としてあったそうです。その中で、なかなかちょうどいいスターの布陣がなく、この度満を持しての公演となりました。キャスティングを見ると、今の、このタイミングの雪組でしか出来ない演目だなあと思います。そういった奇跡的なめぐり合わせに立ち会えるのも宝塚ファン冥利に尽きます。

実際は違うのに、まるで「ルパン走り」をしている姿が目に浮かぶようなんです。不二子ちゃんもお色気たっぷりだし、目を見開いた銭形警部もアニメそのままだし、単なるモノマネだけにすぎない演者一人一人の魅力的な演技と原作へのリスペクトが、まさに宝塚が誇る「2.5次元ミュージカル」のあり方なのです。

オープニングであのおなじみのテーマが流れた途端、劇場は一気にルパンの世界に。この楽曲を劇場で聞くことが出来るだけで感動モノです。チギちゃん演じるルパンを始め、登場人物全員がいきいきとルパンの世界を演じていることがこの舞台が成功した秘訣ではないかと思います。

コメントお待ちしております

内容に問題がなければ「コメントする」ボタンを押してください。