「芝居の月組」を支える月組の名役者たちの魅力を紹介

宝塚歌劇の5組は、それぞれ特色があります。その中でも月組は「芝居の月組」と呼ばれ、ひとりひとりの演技力がとても高いのが特徴。今回は、「芝居の月組」を牽引する、月組の芝居巧者を紹介します。

宝塚歌劇の5組は、それぞれ特色があります。

その中でも月組「芝居の月組」と呼ばれ、ひとりひとりの演技力がとても高いのが特徴。

下級生に至るまで丁寧なお芝居をするので、小劇場公演や新人公演でも見応えが満載なのです。今回は、「芝居の月組」を牽引する、月組の芝居巧者を紹介します。

三枚目役もおまかせ!月組90期の宇月颯

人懐こい笑顔と、役が憑依したのではと思えるほどの演技力が魅力の宇月颯さん。元月組トップスターの霧矢大夢さんは、

と宇月颯さんのことを言ったというエピソードがあります。「ルパン -ARSÈNE LUPIN-」でのオックスフォード公役の情けない役や、「春の雪」での書生飯沼、「JIN-仁-」での佐分利役は、宇月颯でなくては成り立たなかったと思います。

普段カッコいい男役として活躍されている分、役作りなどで苦労することもあるのかもしれませんが、それを見せず、その役として生きているようにしか見えないのはさすがのひとこと。もちろん、いろいろな役での姿を見たいですが、「こんな役はこの人にピッタリ / この人ならでは!」と言われる演技ができるのが演技巧者ならではですよね。

月組娘役芝居巧者の筆頭、白雪さち花

宝塚の娘役は、可憐なだけの女性ではありません。芝居の奥行きを決めるのは、脇を固める女役さんだと思います。可憐な妖精から、個性的な公使婦人、物語のカギを握る老婆まで変幻自在な演技はまさに月組きっての芝居巧者。群衆芝居の中でもひときわ目を引くお芝居が魅力です。

「PUCK」の妖精役では、色っぽい仕草が妖精の中でもひときわ目立っていて、キャラクターがはっきりした演技が魅力的でした。「THE MERRY WIDOW」で演じた公使婦人は、胸元をグラマーに強調していて、ちょっとねちっこいくらいの熱演。ダニロ男爵を突き飛ばす場面では場面の笑いを攫っていましたよね。

白雪さち花さまの真骨頂は、「月雲の皇子」で演じた老婆麻忍役。まさに怪演と評するに相応しい演技です。腰の曲がり方、声の出し方、どこから見ても神話の世界にいそうな老婆。背筋が震えました。今後も、月組の洋書を固める芝居が見られると思うと楽しみです。

コメントお待ちしております

内容に問題がなければ「コメントする」ボタンを押してください。