月組全国ツアー公演は15年ぶりの再演『鳳凰伝』と大人気ショー『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』!演目内容、日程、会場をチェック!

宝塚月組は次回大劇場公演『ALL FOR ONE』の制作発表が行われたばかりでファンの期待も高まっていますが、その次は全国ツアー公演が始まります。選ばれている演目は『鳳凰伝』と『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』。鳳凰伝は15年ぶりの再演となり、CRYSTAL TAKARAZUKAは2014年に月組で公演された人気作です。それらふたつの人気作について解説するとともに、全国ツアー公演日程や会場もチェックしていきましょう!

現在の月組は次回大劇場公演に向けてお稽古中

つい先日、月組が夏休みに大劇場で公演する作品『All for One~ダルタニアンと太陽王~』の制作発表が行われました。テーマ曲となる楽曲や剣舞などが披露され、月組次回作への期待がグッと高まったところです。

大劇場公演はこの作品から新たに月組に加わる月城かなとさんの存在感や、太陽王・ルイ14世を演じる娘役トップの愛希れいかさんの堂々たる演技力、サーベルを駆使した男役さんたちの立ち回りなど、見どころをたくさん秘めているこの作品。

制作発表で披露された、トップスター・珠城りょうさんの男役として恵まれた体格を活かしたコスチューム姿に惚れ惚れしているファンも多いようです。

そして、この公演が終われば全国ツアー組とバウホール公演組に分かれる月組。気になる全国ツアーの演目には『鳳凰伝-カラフとトゥーランドット-/CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』が選ばれていることが発表されています。

今回はこの2作品の見どころについて解説するとともに、公演日程・会場の詳細をお伝えしていきたいと思います。

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大人気作品の再演が多い全国ツアー

全国ツアーの目的と言えば、東京や大阪・兵庫以外に住む、まだ宝塚を観たことがない・だいぶ昔に観て以来足が遠のいているという方に向けて宝塚の素晴らしさを改めて知ってもらい、大劇場に足を運んでもらうことだと言えます。

そのためには、お芝居やレビューを観慣れない人にも「宝塚ってすごい!面白い!また観たい!」と思ってもらえるような一球入魂の作品を選出する必要があり、実績のある人気作品の再演がよく選ばれています。

特に近年は10年以上前の懐かしい作品が選ばれることが多いようですが、どの作品も初演時からかなりの人気を集めた作品ですので、時代が変わっても女性の心をグッと掴むドラマチックな演出はまったく色褪せることがないと実感させられます。

つまり、今回の月組全国ツアー公演に選ばれた『鳳凰伝』もそれ同様に、作品自体の質が高く、多くの人に楽しんでもらえるようなストーリーになっているということになります。

15年ぶりに選ばれた作品『鳳凰伝』とは

『鳳凰伝-カラフとトゥーランドット-』は、その副題にあるように、オペラで有名な『トゥーランドット』を題材にした作品です。

一般的にトゥーランドットといえば、トリノオリンピックで荒川静香選手がオペラ『トゥーランドット』内での楽曲『誰も寝てはならぬ』を使用してトゥーランドットという名前が全国に知れ渡りました。

オペラのバリトンにあたる音域は宝塚の男役さんの音域に近いためか、宝塚のスーパーシンガーの男役さんが挑戦することの多い曲のようです。

木村 信司先生がリメイクした『鳳凰伝』はあくまでオリジナル版のためこの有名な楽曲は使用されませんが、長く愛されてきた作品であるため、人が惹きつけられるドラマチックなストーリー展開はそのままです。

かつて他国に国を侵略されて強い復讐心を持ったトゥーランドット姫は、自分の美貌の虜になって求婚してくる他国の王子たちに絶対解けない難題を出して、賭けに負けた王子たちの首切りを楽しみ、他国の後継者をそうして次々に殺し繁栄を阻み復讐を果たしています。

そこへ登場した、とある亡国の王子・カラフの堂々たる求愛と大胆な謎解きに戸惑い、憎しみではなく愛によって国を治めていきたいと決心するというストーリー。

特に木村先生の作品は愛を叫ぶテーマが多く、この『鳳凰伝』もテーマは「愛」です。原作よりも「愛」に重きを置いた演出が特徴であるとともに、たくさんの見せ場が存在することも大きな見どころではないでしょうか。

絶対的な存在感と冷酷さが必要な難役『トゥーランドット姫」

原作のタイトルロールにもなっているように、この作品の本当の主人公はトゥーランドット姫です。宝塚用に男役トップさんを主役に据えて作られてはありますが、その強烈なキャラクター設定はトゥーランドット姫が抜きん出ていて、普通の娘役さんには到底演じ切れない難役です。

宝塚での初演時には宝塚の至宝・花總まりさんが演じました。

ただそこに佇んでいるだけなのに場を完全に支配する圧倒的な存在感と、憎しみを溜め込んで報復のためだけに生きている冷たい怒りを表現することは、演技力の高さだけではなく役者としてのオーラも必要になります。

そして各国の王子たちがその美しさに夢中になるという美貌も必要であり、まさに選ばれし娘役のみが演じることのできる伝説の役と言ってもいいでしょう。

特にトゥーランドット姫の登場シーンでは、女官たちに数メートルもある長い裾を持たせながらただ歩き、とても静かな歌にすべての憎しみを込めて歌います。たった数分間の登場シーンで客席も含めた全員の集中力を集め、演者の説得力を見せつけられる場面です。

今回トゥーランドット姫を演じるであろう愛希れいかさんの実力ならきっと完璧に演じ切ってくれることと思います。

水の中で死んでいく斬新な演出が衝撃的

そしてもう一つの鳳凰伝での見せ場と言えば、2番手役の「バラク」が、トゥーランドットが差し向けた役人たちに奇襲されて雨の降りしきるなか死んでいく場面です。

どこかの国を制圧して自分の国を築いてみせるという野心の強い王族出身者・バラクですが、主役のカラフと接するうちに友情を感じ、その友情を守るために命を落としてしまいますが、その死に様は主役スターさんの存在が霞んでしまうほどのインパクトです。
バラク役は初演時には水夏希さんが、博多座での再演時には大和悠河さんが演じました。

宝塚の舞台で水が使われることは非常に珍しく、特に2番手スターさんが全身ずぶ濡れになりながら立ち回りを披露するのはこの鳳凰伝だけではないでしょうか。

今回は全国ツアーということなので果たしてこの演出が再現されるのかどうか分かりませんが、初めは愛のために命を投げ出そうとしているカラフを見て馬鹿馬鹿しく思っていたバラクが、いつしか自分もカラフへの友情のために命を投げ出す決意をするという当たり役。

このバラク役が宙組での2番手デビューとなった水さんですが、この役によって水さんファンになった宝塚ファンもかなり多かったようです。

月組では一体誰が演じることになるのかとても気になるところですね。

ショーは安定の人気作『CRYSTAL TAKARAZUKA』

見どころがたくさんあるお芝居『鳳凰伝』と共に公演されるショーは『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』です。

2014年に月組で龍真咲さんがトップの時代に公演されたショー作品で、エネルギッシュでゴージャスな場面の多いこのショーなら初めての人も見やすく、ファン人気も高く、全国ツアーに最適な選択ではないでしょうか。

 

この作品での見どころは、人形にさせられた愛希さんが救い出されて踊りだす『ドール・オペラ』の場面。

愛希さんのとんでもないダンサーぶりが充分に堪能できる場面になっていて、初めて観る方は愛希さんのその実力に驚かされることとなるでしょう。

今から要チェック!日程と会場の詳細

全国ツアー公演は各会場がチケット管理を一部していることもあり、特に関東や関西はチケット入手困難になることが多いようですので、あえてマニアックな場所を選んで遠征するのもオススメです。

今のうちからどこに狙いを定めるのか早々にチェックしておきましょう。

 

11/17 15:30 梅田芸術劇場メインホール

(大阪府)

11/18 12:00 16:30
11/19 12:00 16:30
11/22 14:00 18:00 新潟県民会館
11/23 11:00 15:00
11/25 13:30 18:00 オリンパスホール八王子
(東京都)
11/26 11:00 15:30
11/28 14:00 18:00 まつもと市民芸術館(長野県)
11/29 14:00 18:00 コラニー文化ホール

[山梨県立県民文化ホール]

12/1 14:00 18:00 北九州ソレイユホール(福岡県)

[旧 九州厚生年金会館]

12/2 14:00 18:00 福岡市民会館(福岡県)
12/3 貸切 15:00
12/5 14:00 18:00 広島文化学園HBGホール(広島県)
12/6 14:00 18:00 倉敷市民会館(岡山県)
12/8 14:00 18:00 よこすか芸術劇場(神奈川県)
12/9 14:00 18:00 市川市文化会館(千葉県)
12/10 12:00 16:00

 

全国ツアー公演はいつもより人数は少なくなりますし、大階段や銀橋などの舞台機構もありませんが、そのぶん演目には試験的要素の少ない人気作が選ばれますので、満足度は高いと言えます。

過去作品との役替わりを堪能できますし、当時大好きだった演目のアンコール要素もあり、宝塚ファンならではの楽しみ方があります。

次回大劇場公演作品『All for One~ダルタニアンと太陽王~』に期待が高まっているいま、いつのチケットをゲットしようか…と思案中の方が多いと思いますが、その後もまだまだ楽しみな舞台が続きますので、宝塚ファンに休んでいる暇はありませんね。

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