宝塚星組「スカーレット・ピンパーネル」!2016年以前の公演から学ぶ!新生星組「スカーレット・ピンパーネル」の見どころとは?

2016年に誕生した星組新トップコンビの宝塚大劇場お披露目公演となった『スカーレット・ピンパーネル』。2016年までに宝塚で2度も公演された名作です。2008年、2010年版の『スカーレット・ピンパーネル』のキャストや公演のポイントを振り返り、そこから見える星組の『スカーレット・ピンパーネル』の見どころをまとめました。

宝塚歌劇版スカーレット・ピンパーネル

現在、新生星組が公演していることで話題の『スカーレット・ピンパーネル』。初演は2008年の星組、そして2010年には月組で再演され、宝塚の人気ミュージカルとして定着しています。そのスカーレット・ピンパーネルが2017年、新生星組で再演されることになりました

星組新トップコンビの紅ゆずるさんは、2008年の新人公演で主演を、綺咲愛里さんは2010年の月組公演で初舞台を踏むなど、スカーレット・ピンパーネルはお二人ととてもゆかりのある作品です。2008年/2010年公演を振り返り、現在公演中のスカーレット・ピンパーネルの見どころを読み解いていこうと思います!

2008年 星組『スカーレット・ピンパーネル』

公演期間

  • 宝塚大劇場 2008年6月20日〜8月4日
  • 東京宝塚  2008年8月22日〜10月5日

主な配役(カッコ内は新人公演)

  • パーシー:安蘭けい (紅ゆずる)
  • マルグリット:遠野あすか (蒼乃夕妃)
  • ショーヴラン:柚希礼音 (麻尋 しゅん)

安定感抜群!宝塚版『スカーレット・ピンパーネル』の幕開け

安蘭けいさん、遠野あすかさんのトップコンビ3作目の宝塚大劇場公演が『スカーレット・ピンパーネル』でした。2008年の公演は、その年の第16回読売演劇大賞優秀作品賞、第34回菊田一夫演劇大賞を受賞するなど高い評価を受け、『スカーレット・ピンパーネル』は宝塚を代表する作品の一つに数えられるようになりました。

圧倒的に歌の評価が高かった安蘭けいさん、遠野あすかさんの観客を惹き付ける歌唱シーンや、初の悪役に挑戦した柚希礼音さんのパワーで完成度の高い『スカーレット・ピンパーネル』と言われています。

また新人公演では、現在星組のトップスターを務める紅ゆずるさんをはじめ、蒼乃夕妃さん、夢咲ねねさん、美弥るりかさん、真風涼帆さん、芹香斗亜さんなどトップ経験者や現在の人気の2番手、3番手スターさんが勢揃いの贅沢なメンバーでの公演でした。

2010年 月組『スカーレット・ピンパーネル』

公演期間

  • 宝塚大劇場 2010年4月16日〜5月17日
  • 東京宝塚大劇場 2010年6月4日〜7月4日

主な配役(カッコ内は新人公演)

  • パーシー:霧矢大夢 (珠城りょう)
  • マルグリット:蒼乃夕妃 (彩星 りおん)
  • ショーヴラン:龍真咲[6/4~11、6/19~25]/明日海りお[6/12~18、6/26~7/4] (紫門 ゆりや)

新トップコンビの宝塚大劇場お披露目公演

霧矢大夢さん、蒼乃夕妃さんが月組の新トップコンビに就任後、初めて宝塚大劇場で公演をした作品です。龍真咲さん、明日海りおさんによるショーヴランの役替わりも話題になりました。

また、月組の『スカーレット・ピンパーネル』は映画版が発表されました。これは宝塚の作品で『ソロモンの指輪』、『太王四神記Ver.II』に続く3作品目で、舞台の臨場感がそのままスクリーンに再現されました。映画版ではショーヴランを明日海りおさんが、アルマン・サンジュストを龍真咲さんが演じられていました。

初演から2年と立たないうちに再演された『スカーレット・ピンパーネル』でしたが、若手スターの抜擢も多く、役替わりで2パターン楽しめるなどファンの注目を集めました。

2017年 星組『スカーレット・ピンパーネル』の見どころは?

「ひとかけらの勇気」この曲なしで『スカーレット・ピンパーネル』は語れない!

『スカーレット・ピンパーネル』を代表するナンバーといえば、「ひとかけらの勇気」でしょう。『スカーレット・ピンパーネル』のテーマとも言える「正義」がひしひしと伝わってくる楽曲です。

2008年に宝塚で公演するにあたって、安蘭けいさんのために書き下ろされたとも言われる「ひとかけらの勇気」ですが、聞く人の心に語りかける歌詞と歴代パーシーの素敵な歌声で多くのファンの心をつかんでいます。

初演時の新人公演でパーシーを演じた経験を持つ紅ゆずるさんだから出せる、「ひとかけらの勇気」は必見です!

パーシー/スカーレット・ピンパーネル 2つの顔を持つ紅ゆずるさんのアドリブ

物語のヒーロー、スカーレット・ピンパーネルと貴族の華やかさをまとうパーシーの2人の紅ゆずるさんが見られることも、『スカーレット・ピンパーネル』の醍醐味の一つです。

また、ユーモアセンス抜群の紅ゆずるさんだからこそできる、アドリブもファンの楽しみで、その回でしか味わえないアドリブは毎回ファンの間で話題になっています!時事ニュースを盛り込むあまり、作品世界を飛び出してしまうこともしばしばですが、その回一度きりのアドリブは見逃せないポイントです。

未来のトップスター?歴代ショーヴランと礼真琴さん

歴代のショーヴランの共通点にお気づきですか?柚希礼音さん、龍真咲さん、明日海りおさんと後にトップスターになられた方ばかりです。

組の2番手に就いている時点で、ある程度未来のトップスターは約束されるのかもしれませんが、これだけずらりと人気のトップさんが並ぶと、ショーヴランはご利益のある役にも見えてきます。

2017年、星組の『スカーレット・ピンパーネル』でショーヴランを演じるのは礼真琴さんです。下級生のころから人気の高かった礼真琴さんですが、3度目の主演作品が決定しているなど、人気も期待も高まり続けています。

女性役の経験も多く、可愛い印象の強かった礼真琴さんが、ショーヴランで悪役に徹し、新たな魅力を開花させています。キリッとしたダンスと、高い歌唱力で実力も評価されている礼真琴さんだけに、トップスターになる日も遠くないかもしれません。

ショーヴランの見どころ「マダム・ギロチン」や「鷹のように」など迫力ある歌唱シーンやイメージを覆すような悪役に徹する礼真琴さんは見逃せないですね。

普段の綺咲愛里さんとは別人?大人っぽいマルグリット

「あなたを見つめると」や「忘れましょう」など名曲ぞろいのソロナンバーが多く、「マルグリット」は宝塚史上最も難しい役と言われることもあるほどです。

特に、第2幕「コメディーフランセーズでマルグリットが「ひとかけらの勇気」を歌う場面は、歴代マルグリットの遠野あすかさんや蒼乃夕妃さんを見ていても『スカーレット・ピンパーネル』最大の見せ場と言って過言ではないでしょう。

普段のふんわりした雰囲気をまとった綺咲愛里さんが、革命の志を持つ大人っぽいマルグリットを演じる姿は一見の価値ありです!

歴代『スカーレット・ピンパーネル』、2017年星組の『スカーレット・ピンパーネル』どちらも見逃せない!

歌唱シーンの評価が特に高かった2008年星組と、お披露目公演となり若手スターの抜擢が目立った2010年月組、出演者が変われば、作品の印象も違って見えるかもしれません。過去の『スカーレット・ピンパーネル』については、2008年/2010年/2010年映画版/2008・2010新人公演の映像がセットになった ブルーレイBOXが2017年5月31日発売予定です。フレッシュな勢い溢れる星組の『スカーレット・ピンパーネル』を見た後は、歴代の『スカーレット・ピンパーネル』を見て余韻に浸ってみてはいかがでしょうか?

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