【新生雪組】大劇場お披露目公演「ひかりふる路 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜」の初日近づく!主要キャストの人物相関図から見える作品の見どころを解説します!

11月10日(金)に初日を迎える宝塚雪組「ひかりふる路 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜」は現在お稽古真っ最中。そしてついに「ひかりふる路」の最終情報とも言える人物相関図が発表となりました!今回宝塚雪組によって初めてロベスピエールを主人公に据えた物語が作られるわけですが、超実力派である望海風斗さんがどのように各キャストと関わるのか、複雑な人物相関図と共にじっくり見ていきましょう!

宝塚雪組大劇場お披露目公演「ひかりふる路 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜」
次々と明らかになる公演詳細!ファンの期待高まる!

現在公演中の星組公演「ベルリン、わが愛/ブーケドタカラヅカ」が11月6日に千秋楽を迎えると、次はいよいよ望海風斗さん&真彩希帆さん新トップコンビの大劇場お披露目公演「ひかりふる路/SUPER VOYAGER!』が11月10日から始まります!

目下お稽古中のこちらの作品について日々新しい情報が発信されていますが、ついにほとんどのキャストの役柄が分かる人物相関図が発表されました!

宝塚でこれまで多くの作品に登場してきた人物、ロベスピエールが主人公ということは一目瞭然なので、フランス革命を描いた作品であるのは周知のこと。

しかし、これまでのロベスピエールは作品によって善人あったり悪人であったり、どうもイメージがひとつに定まりませんでした。

望海風斗さんの記念すべきお披露目公演でロベスピエールが悪役であるはずはありませんが、なぜこのように作品によってまったく逆の人物として描かれることとなってしまうのか、今回の作品「ひかりふる路」にてその理由が明らかになりそうです。

他の主要キャストの役どころも押さえつつ、複雑に絡み合う人物相関図を紐解きながら「ひかりふる路」のストーリー展開を見ていきましょう!

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宝塚雪組大劇場お披露目公演「ひかりふる路 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜」
フランス革命の主導者、マクシミリアン・ロベスピエールとは

これまで何度も取り上げられてきたフランス革命とロベスピエールですが、その人物像と生涯はとても興味深い。

しかし、フランス革命を先導した弁護士出身の議員ということを基礎として、宝塚でそれ以外の部分がしっかり描かれることはまだなく、今回の担当演出家である生田大和(いくた ひろかず)先生によって初めてロベスピエールがどんな思想の持ち主でどんな生涯を送ったのか、しっかりと描かれることになるでしょう。

ロベスピエールは早くに両親を亡くし、幼いきょうだい達を養いながら自身は懸命に勉学を修め、立場の弱い民衆を守りたいという強い正義感を持ち弁護士となります。

しかし、当時のフランスは一部の王族や貴族たちだけに資本が集まる仕組みであったため、その犠牲になっている多くの民衆が大変苦しい思いをしていて、くだらないことを咎められて罪のない庶民が死刑になることなど日常茶飯事。

そんな理不尽な世界を変えたいとロベスピエールは立ち上がります。

なんとか自由・平等・友愛の世界を作り上げようと奮闘するロベスピエールですが、その聡明さと求心力で権力を掌握していくうちに少しずつ恐怖政治に傾いていきます。

自由と平等と友愛の国を作るために民衆は苦しい日々を生き抜いているのに、革命が進んでも暮らしはまったく変わらず、むしろ以前よりも苦しいと感じる人も。

そして反革命派の動きも活発になり、市民のためにと蜂起したはずのロベスピエールは最終的にはギロチンにかけられてしまいます。

最初は正義の味方として名乗り出たはずなのに、権力を手にするうちに傲慢で独裁的な政治家になってしまった。その変貌が作品ごとに善人になったり悪人になったりする所以のようですね。

つまり、善も悪もどちらも本当のロベスピエールということです。生田先生もこの「ひかりふる路」では物事の表裏一体を描きたいと語っていますので、「光と影」「理想と現実」「愛と死」という対極にあるものがテーマとなるようです。

そして、タカラヅカ的に興味深いのは、革命家には既婚者が多いなかロベスピエールは最後まで独身だったという史実。そこに真彩希帆さんをどう絡めてくるのかが非常に気になるところです。

宝塚雪組大劇場お披露目公演「ひかりふる路 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜」
ロベスピエールを取り巻く重要人物たち

今回の「ひかりふる路」では登場人物のほとんどが実在の人物で、真彩希帆さん演じる「マリー=アンヌ」だけがフィクションです。ポスターの真彩さんを見るとなんだか意味深な眼差し。役柄解説には「ある目的のためにマクシミリアンに近づく」とあります。

生田先生曰くマリーにはモデルがいるそうで、革命期に生きた二人の女性暗殺者にヒントを得ているとのこと。

宝塚での暗殺者と言えばエリザベートでのルキーニが思い浮かびますが、見るからに怪しいルキーニとは真逆で、こちらのシャルロット・コルデーはまさか暗殺者などにはまったく見えない美しく優しそうな女性です。

つまり、このシャルロット・コルデーがモデルとなっているマリー=アンヌも、ロベスピエールと恋に落ちる単なる可愛いお嬢さんというわけではなさそうですね。

フランス革命を進めた党派には、危険を顧みず強引に革命を進めようとするロベスピエールのジャコバン派と、穏健派のジロンド派があります。

彩風咲奈さん演じるジョルジュ・ジャック・ダントンと沙央くらまさん演じるカミーユ・デムーランはロベスピエール属するジャコバン派。

ロベスピエールの思想を深く理解し共感、各々の得意分野を活かして共にフランス政府を倒すことに燃えた、生田先生言うところの“革命三兄弟”です。その他にも、朝美絢さん演じるサン=ジュストや永久輝せあさん演じるフィリップなどもロベスピエール側の人間です。

そのジャコバン派に対抗する勢力、ジロンド派に女役を演じることでファンに衝撃を与えた彩凪翔さん演じるマノン・ロラン夫人がいて、彼女は「ジロンド派の女王」と呼ばれたほどの影響力を持っていました。

平民出身ですがもともとルソーやモンテスキューなど、女性ながらにしていろいろな思想に興味があり、夫であるロラン(透真かずきさん)を操り、次第に政治に介入していきます。

最終的には夫や家族を逃亡させて自身だけ投獄され処刑されてしまいますが、その処刑を聞いた夫ロランは自殺してしまったそうなので、よほど夫人に心酔し愛していたのでしょうね。

裏でジロンド派の総指揮を執っていたこの美貌のロラン夫人を彩凪翔さんがどのように演じてくれるのでしょうか。

他にも、マクシミリアンの下宿先の娘エレオノール・デュプレも実在の人物で史実では内縁の妻状態だったという話ですし、マクシミリアンの弟オーギュスタン(綾 凰華さん)や妹シャルロット(野々花ひまりさん)も物語に深くかかわってくるものと思われます。

そして忘れてはならないのが真彩希帆さん演じるマリー=アンヌが一体何者なのか、マリーの両親(桜路 薫さん、舞咲りんさん)や妹、恋人もどのような人物なのか、まだまだ気になる点はたくさんあります。

その登場人物のほとんどが実在の人物であることがまた予備知識の知的好奇心を高め、公演初日に向けての予習にも力が入りますね!

楽曲はあのフランク・ワイルドホーン氏ですし、なにより望海風斗さんが大羽根を背負って大劇場の大階段を降りるという感無量の瞬間を迎えます!

各々のマイ初日に向けてより一層予習の力が入ったこの人物相関図、ご丁寧にpdfで印刷も可能のようですから、これを持って図書館に籠る休日も素敵ですね。

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みんなのコメント
  1. うさぎ より:

    スカーレットピンパーネルの礼真琴さんはショーブランであって、ロベスピエールではないのでは?

    • 編集部 より:

      ご指摘を頂き有難うございます。
      該当箇所の修正させて頂きました。
      心より深くお詫び申し上げます。

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