-新人公演ほど観劇側のスキルが求められる舞台はない-ボン乃セリ美のコラム『特急乗るなら観劇増やす』第7回

第7回『ボン乃セリ美の特急乗るなら観劇増やす』です。今回は新人公演について持論を語ってみました。そこそこ長いこと宝塚観てきてますけど、5年後10年後にこの下級生の中から一体誰がトップさんになっていくのかって、まーーー分からない。まだ「女の子感」残る男役さん達を見て、数年後の自分がときめけるかどうかなんて光源氏と葵の上じゃあるまいし分からんわい!でも、それを見極めなきゃいけないのが新人公演。途中またチップとか変な話になってます。


第7回 新人公演ほど観劇側のスキルが求められる舞台はない
~脳内チップの存在~

いや~ことちゃんディナーショー決まりましたな~

研9にて単独ディナーショーですか。さすが95期首席。とんでもないですな。

あ、ちなみに私の神様・水夏希さまは研10で単独ディナーショーやっておりますので。おほほほ。毎度神様自慢入っちゃって恐縮です。おほほほほ。

 

 

過去に大豊作と言えば、トップスター4人・娘役トップ1人を輩出した轟理事の71期。

そしてトップスター3人とおハナ様を輩出した77期が思い浮かびます。

 

 

71期4人に至っては同時期にトップ就任してTCAで4人並びの画が見れちゃったりしたもんだから、71期ファンにはもうたまらん時代だったでしょう。

 

そんな大豊作期に負けていないのが95期でありまして、現在まだ研9にもかかわらず既にトップ娘役を3人も輩出しており、研9なのにもう2番手スターがことちゃん、そして間もなくカレーくんも2番手に進むでしょう。はいからさん人気すごかったようですな。

先日はそこにみりおん観に来ちゃって2人のラブラブ具合に梅田の気温が2度くらい上昇したとかしないとか。

 

 

あのーいつも思うんですけど、生物学的には女性とはいえこんなイケメンにこんな風に抱きしめられたりとか腰に腕回されたりとか肩に肘置かれたりとか手繋いだりとか…

まぁ様からあんな風に見つめられて真似とはいえキスまでされて、毎度毎度愛されていて…

 

 

どうして本気で好きになってしまわないのでしょうか…??

いつも友人と話しているのですが、娘役さんは入団してすぐに男役さんを本気で好きにならないようなチップを脳に埋め込まれているのではないかと睨んでいます。

 

 

 

 

だって!!

長い腕で後ろから抱きしめられたり、さりげなくリードされたりして…

人としても尊敬できてかっこよくて大好きな仲間。そこで止まっておけるわけないじゃない?!

 

そのチップが退団時期になるとうまいことまた作動して、「あ…退団しなきゃ…」と思わせるように仕組まれているのだと思います、きっと。

だって!!

もし私ならまぁ様にあんなに愛されて、どうして自分から別れを告げられるでしょう!!チップの力でも借りなきゃ自ら去るなんてことできるわけないじゃない!!!

 

 

しかも夫婦役をするときとかはお芝居で使う結婚指輪とか相手役さんからプレゼントされちゃったり、プライベートでも誕生日プレゼントにダイヤのネックレスもらったり…

それで好きにならないなら、むしろどうかしてるぜみりおん!!!

 

あれ…?なんの話だったっけ…?

 

 

 

 

95期の話だった…。

95期豊作だねって言ってたのにおかしいわね…なぜチップの話になったのかしら…?

 

まぁそんなことで他にもまだまだ各組に路線スターがひしめき合っている95期、最終的には何人のトップさんが誕生するのでしょうかね。

楽しみでもありつつ、その頃の自分の歳を考えると恐ろしくもあり…みりおんが羨ましくもあり…(まだ言う)

 

第7回 新人公演ほど観劇側のスキルが求められる舞台はない
~青田買いではなく親の目で~

さて本題に入りましょうかね。

じゃあ、その大豊作の95期が2009年に初舞台生として入団してきた時、そして少しずつ大きな役につきはじめたとき、「この期は数年後にとんでもないことになるわね!」ってどれだけのファンが見通せていたのだろうかと思います。

いや、きっとすごい千里眼を持っていらっしゃるファンの方はたくさんいらっしゃるのだろうと思います。

 

私なんて、まぁ様が新公やってるときに「この子は線が細すぎて男役としては難しいだろうな~歌もそんなに上手くないし…トップにはならんだろう」と判断しましたからね!どうだッ!

 

大写的苏_(:зゝ∠)_#朝夏まなと #野々すみ花 #宝塚 #takarazuka

A post shared by Z (@chihiro_zk) on

 

それがどうですか今のこの「まぁ様ぁぁ~♡♡♡」という手のひら返し!!!

こんなに歌えて踊れてチャラい男役になるだなんて、微塵も思ってませんでしたわ。近所にいたハナタレ小僧が数年後に会ったらすげーイケメンに成長しててときめいてしまった、みたいな。

 

もっとひどいのは、これだけ毎週神様神様としつこく連呼しているミズさまにだって鳳凰伝でひれ伏すまでは「顔長いなあ、歌不安定だなあ、春野さんと見分けがつかねえなあ」くらいにしか思ってませんでしたからねッ!

自分の見る目の無さに呆れ果てるわ。

 

 

そりゃね、首席で入団してきたとかいう情報である程度の活躍は見越せますけど、でも首席だからといっても全然活躍できずに退団していく生徒さんだってたくさんいますし、真矢みきさんや紅さんのように、下から数えたほうが早い成績なのにトップになる人もいますので、特に男役さんというのはどう化けるか未知数です。

それをものすごい千里眼と慧眼で見極めるのが新人公演ってやつですわな。

 

私は新公の観劇経験は1回だけ。

それも「鳳凰伝」でした。主演は今やテレビタレントとなって大活躍中の遼河はるひさん。

まあね、客席にぞろぞろとおいでになる上級生の皆様を凝視したいというよこしまな気持ちももちろんありましたが、やっぱりヅカファンなら一度くらいは新人公演は観ておきたいところ。

 

 

だって新人公演ってすごい制度ですよね。

まだ育ち切ってない若手だと知っていながら、その成長ぶりをファンと上級生で確認して見守って応援していくっていう、こんな温かい演劇システムが世界のどこかにあるでしょうか。

これを考えた人が一三翁なんだか誰なんだか知りませんけども、生徒たちにとってもファンにとってもメリットしかない。

 

本公演での自分の役もありつつ、新公用のお稽古もしなくちゃならないのは本当に大変だとは思いますが、入団数年でいきなり「トップになりたい」なんて壮大な夢は抱きにくいですから、まずは「新公で主演をする」という中間目標があることはとても現実的な夢として掲げやすいと思います。

そしてファンも、「この子、いいじゃない!」「この子は発展途上だけどいつか化ける」とか、未来のスター候補探しを楽しめる。

 

 

でも、主演やヒロインを何度か経験したのにトップになれない生徒さんもたくさんいますし、コムさんのように主演していないのにトップになった人もいる。「俺様」あさこさんも新公主演はたった1回ですしね。

 

だから、ほんっとおおおに分からんのですわ!

鳳凰伝行って、ヒロインだった彩乃かなみちゃんはもうすごく出来上がっていたのでトップさんになるだろうなーとは思いました。でも、結局その後の宙組って宙組生え抜きのトップさんって誰もいないので、あの頃新公主演してた宙組若手たちはトップになることなく路線からぽつりぽつりと外れていったわけで。

 

 

いまバンバン新公主演したりバウ主演したりカレンダーに登場したりして大躍進している生徒さん達だって、いつ路線から外れていくのか分からない。そう思うとやっぱりシビアですね~。

運もかなりあると思います。とうこさんだって入団直後からその実力の高さで話題になったけど、トップになったのは結構遅かったし。

 

人気も実力も申し分ないのに、運だけが無くてトップになれなかったスターさんもたくさんいますね。

いま私としては早く美弥ちゃんをトップにさせてあげてほしい…!美弥ちゃんはもういつなっても大丈夫だよ劇団さん!足りないものはない!一体いつまで美弥ちゃんを温めておくんだ!

 

 

そういうのもあるので、未来のスターを探すには新人公演というのは難易度が高すぎる。まぁ様の新公時代のヒョロヒョロ感を見ても分かるように、特に男役さんはどこで化けるか予想がつかないんだよな~。

あんんんなにええ声出てくるなんて誰が予想したか?!オサさんもしかり。

 

3 #朝夏まなと #朝夏まなとサヨナラショー #エリザベート #shakespeare

A post shared by zukamovie (@zu_ka.0) on

 

ずんこさんとかとうこさんとかきりやんとかことちゃんとか、最初から上手い人もいますよね。

でも、突如覚醒する人がいるんですわ!いつどこで見つけたそのええ声!!って。

 

それ見通せてる人いたらもう音楽学校の試験官やったほうがいいわ。

 

だから、新人公演っちゅーのは青田買いっていう目的というよりも、「おお~wなかなかやるのう若者たち!」という親目線で観劇するのが一番楽しめるスタンスなのかもしれないですね。

 

第7回 新人公演ほど観劇側のスキルが求められる舞台はない
~若さよりも渋くエロい男~

舞台人としても男役としても娘役としても育ち切っていない若手たちの上演なのに、毎度毎度新公はチケ難。「私が応援してあげたい!」という女性ならではの心理をよくわかってますよね。

 

ただ…私はやっぱり完成した男役さんが好き…

 

男でも女でもない男役という生き物が大好きであり、いつも綺麗で可愛くてちょっと色っぽくて男役さんをきちんとたてる娘役さんのような女性に憧れてるわけで。

 

まぁ憧れてるとか言いながら現実は煎餅かじって尻かきながらスカステ観てるけど。

 

 

やっぱり、男役さんって包容力なんですよねえええ。

背中なのよ、背中。何も語らずとも歌わずとも、背中だけで包容力が出せる男役さんが大好きです。そしてそんな男役さんになるには、研7なんかじゃまだまだ足元にも及ばない。

 

 

男役10年って言いますが、10年でも足りないと思いますよあたしゃ。

でもね。

若手にしか出せない魅力ってのもありますよね。かつて、雪組がコムさん時代に上演した「Romance de Paris(ロマンス ド パリ)」えーと(ウィキに行く)

…2003年ですね。

そのとき若手ナンバーワン注目株だった音月さんがナイトクラブのホールスタッフの役をしていまして、それがすっごく可愛くて魅力的でした。

ちょっとアホでチャラい若い男の子バイトってのは今だったらソラカズキとか絶対いいですよね。

あと、いま琴ちゃんが演じてるような若い純愛カップルも素敵。

 

 

そういう、若い時分しかできない役もたくさんあるので、新人公演でたくさんたくさん吸収して芝居の勘を養って、人間の魅力とか心理を学んで、ことちゃんもソラカズキも数年後に私がヘロヘロになるようなフェロモンを背中あたりから放出させてほしいなと思います。

 

それでは朝5時になりましたので無作法な田舎娘を叩き起こしに参ります。来週は「日帰り博多座バス遠征をしたあの頃」について語ります。

ボン乃セリ美のコラム『特急乗るなら観劇増やす』過去記事一覧

コメントお待ちしております

内容に問題がなければ「コメントする」ボタンを押してください。