【5分で分かる!!】初心者でも理解できる!大相撲「番付」の意味、種類って?

日本の国技、大相撲。大相撲力士の順位や格付けを表す「番付」の意味について考えたことはありますか? 意外と理解している人は少ない大相撲の番付。ここでは、番付の意味や詳しい制度についてご説明します。番付のしくみを知ると、大相撲がさらに面白くなりますよ!

大相撲「番付」の意味を知ろう!

1,500年以上の歴史を持つ、日本の国技である大相撲。古来からの独特の文化や制度を受け継ぎ現在に至ります。その中でも大相撲力士の順位や格付けを表す「番付」は名前こそ聞いたことがあるものの、その詳しい概念や意味を説明できない方も多いのではないでしょうか。

ここではこの「番付」について初心者の方でも5分程度で理解できるよう、わかりやすくご説明します。

大相撲の番付の意味は? 横綱を頂点に10種類に分けられる

大相撲の番付とは、簡単に説明すると大相撲における力士の順位表のことを言います。そしてその番付によって力士の待遇が変わってきます。

大相撲の番付は10種類

  1. 横綱(よこづな)
  2. 大関(おおぜき)
  3. 関脇(せきわけ)
  4. 小結(こむすび)
  5. 前頭(まえがしら)
  6. 十両(じゅうりょう)
  7. 幕下(まくした)
  8. 三段目(さんだんめ)
  9. 序二段(じょにだん)
  10. 序ノ口(じょのくち)

力士は大きく「関取」と「力士養成員(別名・取的(とりてき))」に分けられます。「関取」は、横綱から十両までのことを指し、幕下以下は「力士養成員」と呼ばれ一人前の力士として扱われません。

ちょんまげのお相撲さんは10両以上!

一般的にお相撲さんといえば、大銀杏(おおいちょう)と呼ばれるちょんまげをイメージしますが、力士の中でもこの大銀杏を結えるのは十両以上、さらに十両になると月額で100万円以上の給料が支給されるほか、付き人や個室が与えられるなど、それまでの幕下以下の待遇とは一変します。

10両になるとどうなる?

また、十両になることでメディアへの出演が増え知名度が上がり、ファンが増えるなど多くの相乗効果が見込めます。幕下以下の力士は相撲部屋に住んでいるため衣食住に困ることはありませんが、関取と幕下とでは待遇が天国と地獄ほど異なるため、まずは関取になって地位とお金と自由を獲得すべく日々稽古に励んでいます。

力士の数は?

横綱から序ノ口までの力士の数は場所毎に変動するものの約600人ほどで、その中で頂点を極める横綱は現在(2017年5月時点)は69代の白鵬翔(はくほうしょう)、70代の日馬富士公平(はるまふじこうへい)、71代の鶴竜力三郎(かくりゅうりきさぶろう)、72代の稀勢の里寛(きせのさとゆたか)の4名となっています。

もっと詳しく:大相撲の番付の名前の由来や力士数は?

番付の名前の由来は?

  1. 横綱
  2. 大関-はっきりしていませんが、「関取」に「大」をつけ、「取」が消失したのではないかと言われています
  3. 関脇-大関の脇に位置するから
  4. 小結-はっきりしていませんが大関、関脇の取組がないとき、次の位置の力士が結びの一番(役相撲取りの小口の結び)を取ったからという説が有力
  5. 前頭-前相撲の「頭」であったことに由来
  6. 十両-江戸末期、幕下上位十枚目までの力士で、給金が10両だったから
  7. 幕下-幕内の「下」に位置するから
  8. 三段目-番付の三段目だから
  9. 序二段-番付の序の2段目だから
  10. 序ノ口-番付の最下段、序ノロだから

番付の力士数に制限はあるの?

  1. 横綱  最高の地位で必ずしもいなくても良い
  2. 大関  2番目に優秀な地位で必ず最低1名はいる
  3. 関脇  東西に必ず1名ずつ
  4. 小結  東西に必ず1名ずつ
  5. 前頭  東西1~ 16枚目まで32名。小結以上の力士数によって前頭の枚数が異なる
  6. 十両  東西1~ 13枚目まで26名
  7. 幕下  東西1~ 60枚目まで120名
  8. 三段目 東西1~ 100枚目まで200名
  9. 序二段 約350名。人数は固定しておらず、力士数が最も多い
  10. 序ノロ 約100名。人数は固定していません

勝ち越せば番付が上がる:大相撲番付の決まり方について

番付の決まり方は?

相撲は年に6回「本場所」が開催されます。その場所が終了すると、「番付編成会議」が開かれ、翌場所の番付が決定されます。本場所では取組が15回あるため、基本的には8勝以上の勝ち越しとなった場合、翌場所での番付が上がり、7勝以下の負け越しとなった場合は逆に番付が下がることになります。
また、大きく勝ち越した場合はその分番付も大きく上がり、逆も然りとなります。しかし、大関と横綱に昇進するためには独自の決まりがあり、大関に昇進するためには「3場所連続で三役(関脇・小結)の地位で、その通算の勝ち星が33勝以上」、横綱に昇進するためには「大関の地位で2場所連続優勝、またはそれに準ずる成績」という非常に高いハードルが設けられています。

大関は2場所連続で負け越すと大関から関脇に降格する一方、横綱は負け越しても陥落することはなく、現役でいる限りは横綱としての番付が保証されています。しかし、横綱の地位にありながら怪我が続いて本場所の欠場が続いたり、負け越すというようなことは許されず、その場合は自ら引退を決断することが求められます。

現在、相撲界で大きな話題になっているのが茨城県出身力士として81年ぶりの横綱昇進を果たした稀勢の里寛。横綱になって迎えた2017年3月場所は、格下勢を全く寄せ付けず初日から12連勝と好調を続けていました。怪我もありましたが1995年1月場所の貴乃花光司以来となる22年ぶり史上9人目の新横綱昇進場所優勝を逆転で飾りました。

今後も横綱となった稀勢の里寛がどのような活躍を見せるのか注目が集まります。

番付が幕下以下の将来の有望な力士にも注目を

力士として自分のお金でご飯を食べ、生活することができるのは番付が十両以上の力士。幕下以下の力士は将来の関取を夢見て、厳しい稽古を行っています。自分と同じ出身地の力士や個性的な力士を見つけ、スポットライトが当たることがない幕下以下の力士も応援しましょう。

今回は注目の力士を何名か簡単に紹介します。

岩崎正也(追手風部屋)

  • 実兄は木瀬部屋所属の英乃海
  • 平成27年1月にデビュー
  • 同年3月場所で序ノ口に上がると、4場所連続の6勝1敗で11月場所には早くも幕下へ昇進
  • 「目標としている力士は嘉風」

海龍元生(田子ノ浦部屋)

  • 入門前の相撲経験は小学4年次の1年間
  • 平成17年3月場所で初土俵を踏む
  • 平成24年3月に幕下優勝
  • もろ手突きからの突き放しと機を見ての引き・叩きが持ち味

白鷹山亨将(高田川部屋)

  • 大相撲入門前に相撲の経験は無い
  • 初土俵は平成23年5月の技量審査場所
  • 2017年5月場所は西幕下7枚目

天空海翔馬(立浪部屋)

  • 2017年春巡業より、貴健斗とコンビを組んで初切を担当
  • 通算成績:150勝116敗

現在はどの相撲部屋もHPを開設しているほか、最近は「スー女」と呼ばれる女性ファンがSNS等で情報を発信しているので、きっとお気に入りの力士が見つかるはずです。
お気に入りの力士が見つかればもっと大相撲が楽しくなること間違いなし!強い力士ももちろんですが、是非これを機会に若手の力士にも注目して見てみてください。

番付について理解したら、大相撲を見にいこう!

いかがでしたでしょうか?なんとなく聞いたことがあってもあまり詳しいことは知らない大相撲の番付についてお分かりいただけたでしょうか。こういった些細なことにも詳しくなるともっと大相撲を楽しく見れることでしょう。これを機会に大相撲を見てみてはいかがでしょうか?

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