相撲の強さは体格とは関係なし!?大相撲歴代横綱体重ランキングでみる大相撲の奥深さ

豪英道の活躍や相撲女子(スー女)の登場などで人気を取り戻している大相撲ですが、近年力士の巨大化が進んでいます。そこで、今回歴代すべての横綱の体重をリサーチし、歴代横綱体重ランキングを作成。ランキングのトップ10とワースト10を発表します!

【大相撲歴代横綱体重ランキング!】

外国人力士の参戦などもあり、近年ますます迫力が増してきた大相撲ですが、体重の面でも増加の一途をたどっています。2016年の幕内力士の平均体重はなんと164.3kg!昭和51年時には129.2kgでしたから、40年で35kg以上も増加したことになります。

今回は、そんな大相撲の現状を歴代の横綱を見ることで徹底リサーチ!最重ランキングと最軽ランキングに分けて、トップ10を発表します。ちなみに体重には諸説ある横綱も多いですが、大相撲チケット通販大手の四季通販のデータを基礎に昇進した際の体重を比較してランキングを作ることにします。

【大相撲歴代横綱体重ランキング!最軽ランキング10位 若島 権四郎(1876-1943) 115kg】

大相撲歴代横綱体重ランキング!最軽ランキング10位は、若島権四郎第21代横綱です!軽量級と言っても、115kgもあるのですから横綱には恐れ入ります。若島権四郎は大坂相撲で初の横綱として1903年に綱をとりました。

1907年に引退するまでに4回の優勝と勝率0.737を記録し大坂相撲では敵なしでしたが、東京に限れば勝率0.333で3回に1回しか勝利しておらず優勝も0回なので、当時の東京と大坂のレベルの差を感じさせます。若島は引退後慈善活動に積極的に取り組み、米子市議会議員としても活躍しました。

【大相撲歴代横綱体重ランキング!最軽ランキング9位 常ノ花 寛市(1896-1960) 115kg】

大相撲歴代横綱体重ランキング!最軽ランキング9位は、常ノ花寛市第31代横綱です!身長・体重とも若島とほぼ変わりませんが、活躍した年度が遅い常ノ花寛市を第9位にして紹介します。

常ノ花寛市が綱をとったのは1924年。1930年の引退まで優勝回数は10回を数える名力士でした。引退後は大相撲の復興に尽力され、1944年には第二代相撲協会理事(元力士としては初)に就任されています。戦後の大相撲の礎を築き、1960年に胃潰瘍で亡くなった際には、勲三等瑞宝章が追贈されました。

【大相撲歴代横綱体重ランキング!最軽ランキング8位 鳳 谷五郎(1887-1956) 115kg】

大相撲歴代横綱体重ランキング!最軽ランキング8位は、鳳谷五郎第代24横綱です!体重は若島、常ノ花と変わりませんが、身長が少し低かったのでランキング3人の中で最も高順位としました。

鳳谷五郎が綱をとったのは1914年。多彩な技を使った相撲が特徴で、特に柔道の内股に似た『掛け投げ』が得意であることから、1919年の引退まで「ケンケン」というあだ名で親しまれました。

引退後も年寄として後輩育成に努めましたが、1947年の還暦の際には戦後の混乱から土俵入りが行われず、還暦横綱の象徴である赤い綱も贈られませんでした。

【大相撲歴代横綱体重ランキング!最軽ランキング7位 前田山 英五郎(1914-1971) 113kg】

大相撲歴代横綱体重ランキング!最軽ランキング7位は、前田山英五郎第39代横綱です!

前田山英五郎は粗暴の力士として有名で、1947年に横綱に昇進するも1949年には不祥事により引退してしまいます。わずか2年6場所の在位期間は、戦後では「最も短命な横綱力士」です。

粗暴さ故に関取になった時も誰一人化粧回しを贈るものがいなかったり、稽古中の怪我が原因で右腕を切断しかけたり、話題に事欠かない力士ですが、大関時代は猛烈な突っ張りの名手として観客を沸かせました。

【大相撲歴代横綱体重ランキング!最軽ランキング6位 宮城山 福松(1895-1943) 113kg】

(出典:イラストACより)

大相撲歴代横綱体重ランキング!最軽ランキング6位は、宮城山福松第代29横綱です!

宮城山福松は1922年に大坂相撲で横綱に昇進し、優勝経験6回(東京では2回)を数えた力士です。これ以降、大坂相撲消滅し大相撲に統一されるので、宮城山は大坂相撲最後の横綱ということにもなります。

東京と大坂の実力差や体調不良なども重なり、晩年は中々勝つことが出来ず、「弱い横綱」と罵声を浴びるともありました。

【大相撲歴代横綱体重ランキング!最軽ランキング5位 大錦 大五郎(1883-1943) 112kg】


(出典:イラストACより)

大相撲歴代横綱体重ランキング!最軽ランキング5位は、大錦大五郎第代28横綱です!

大錦大五郎もまた大坂相撲の横綱として1918年に綱を取り、1922年まで4年間にわたって活躍しました。攻め手が遅く、東京では横綱どころか大関にも歯がたたなかったことから、「歴代横綱最弱」と評されることもありますが、土俵上での品格は抜群に素晴らしかったとされています。

【大相撲歴代横綱体重ランキング!最軽ランキング4位 栃ノ海 晃嘉(1938- ) 107kg】


(出典:イラストACより)

大相撲歴代横綱体重ランキング!最軽ランキング4位は、栃ノ海晃嘉第49代横綱です!

栃ノ海晃嘉は1964年に横綱に昇進し1966年に引退しました。小柄を活かしたスピーディな取り口が人気で、優勝は6回。大関に昇進した時は102kgしかありませんでした。現在も存命中であり、存命中の歴代横綱では最も古い代の力士となります。

【大相撲歴代横綱体重ランキング!最軽ランキング3位 初代・若乃花 幹士(1928-2010) 107kg】

さぁいよいよTOP3の発表です!大相撲歴代横綱体重ランキング!最軽ランキング3位は、若乃花幹士第代45横綱です!ランキング3位にしてついに110kg台を切りました。100kg台の横綱は大相撲の歴史でも最軽量級になります。

3位にランクインした初代・若乃花は「土俵の鬼」として親しまれた横綱で、1958年に綱を取り1962年の引退まで4年間横綱を務めています。膝のバネに独特のものがあり、強靭な下半身を使って相手を投げ飛ばす姿は、多くのファンを魅了しました。

綱を取って以降、横綱・栃錦と毎年優勝争いをしており、戦後最初の大相撲黄金期である「栃・若時代」を作り上げました。引退後は、二子山部屋を立ち上げ、実弟の大関・初代貴乃花をはじめ数々の力士を輩出し、日本相撲協会の理事長も務めています。

【大相撲歴代横綱体重ランキング!最軽ランキング2位 初代・梅ヶ谷 藤太郎(1845-1928)105kg】

大相撲歴代横綱体重ランキング!最軽ランキング2位は、梅ヶ谷藤太郎第15代横綱です!初代・梅ヶ谷藤太郎は1884年に横綱に昇進し、58連勝、勝率0.951(歴代横綱最高勝率)というすさまじい経歴を誇る大横綱です。赤子の頃から石臼を引きずるほどの怪童で、7歳で大坂相撲に預けられたとされています。

また、初代・梅ヶ谷はその強さゆえに吉田司家と五条家から同時に横綱免許を受けており、この時に吉田司家の免許を受け取ったことで、司家争いの結果を決めたとも言われるなど伝説的な力士です。

まぁ、100年以上前の話であり尾ひれが付いているエピソードもありますが、ものすごく強かったことは間違いありません。ちなみに、還暦が長生きの基準だった時代において、享年83歳でなくなっており、力士の中でも最長寿の一人です。

【大相撲歴代横綱体重ランキング!最軽ランキング1位 栃木山 守也(1892-1959) 104kg】


(出典:イラストACより)

さて、いよいよtop1の発表になります!大相撲歴代横綱体重ランキング!最軽ランキング1位は、栃木山守也第27代横綱です!栃木山守也は1918年に綱を取った力士で、1925年まで7年間にわたって横綱を務め一世を風靡した大横綱です。

横綱在位中の勝率は驚異の0.935と非常に高く、これ以降最終勝率が9割を超えた横綱力士は出ていないことから、近代最強力士に推す意見もあるほどです。

歴代最軽量横綱に選ばれましたが、当時は全体として体格が小さな力士が多く、栃木山は中量級の力士でした。亡くなった後、政府により相撲界初となる勲四等瑞宝章を贈られるなど日本角界を代表する力士の一人です。

【大相撲歴代横綱体重ランキング!最重ランキング10位 照国 万蔵(1919-1977) 160kg】


(出典:イラストACより)

大相撲歴代横綱体重ランキング!最重ランキング10位は、照国万蔵第38代横綱です! さすが横綱。10位にして160kg台に乗せてきました。ちなみに160kg力士は複数人いますので、身長が大きい力士を上位にして掲載していきます。

照国万蔵は1943年から1953年まで10年にわたって横綱を務め上げた人気の力士です。スピード出世したことで有名で、23歳4ヶ月での横綱就任は梅ヶ谷第15代横綱が持っていた最年少記録を39年ぶりに更新しました。

【大相撲歴代横綱体重ランキング!最重ランキング9位 東富士 欽壱(1921-1973) 160kg】


(出典:イラストACより)

大相撲歴代横綱体重ランキング!最重ランキング9位は、東富士欽壱第40代横綱です!

東富士欽壱は1949年に横綱に昇進。速攻相撲の実力者で、その相撲スタイルは「怒涛の寄り」と呼ばれました。若乃花や栃錦の様に一世を風靡したわけではありませんが、初優勝以来6年連続優勝し、5年間横綱を務めるなど功績は高く評価されています。

【大相撲歴代横綱体重ランキング!最重ランキング8位 谷風 梶之助(1750-1795) 160kg】

大相撲歴代横綱体重ランキング!最重ランキング8位は、江戸時代の大横綱、谷風梶之助第4代横綱です!谷風梶之助は1789年に綱を取った、大相撲史上屈指の強豪として名を馳せています。江戸本場所で63連勝(分などを含む)、大坂・京都を含めると98連勝(分などを含む)というすさまじい記録を持っており、勝率は0.949にも上りました。

1794年にインフルエンザで急死するまで横綱を務め上げ、力量・人格共に後の横綱の手本とされています。

【大相撲歴代横綱体重ランキング!最重ランキング7位 男女ノ川 登三(1903-1971) 160kg】

大相撲歴代横綱体重ランキング!最重ランキング7位は、男女ノ川登三第34代横綱です!

男女ノ川登三は1937年に昇進した横綱で、関節炎の影響で強弱の差が激しく、同世代の大横綱である双葉山には一勝もできませんでした。男女ノ川は1942年に引退するまで5年間横綱を務めています。

【大相撲歴代横綱体重ランキング!最重ランキング6位 鏡里 喜代治(1923-2004) 165kg】

大相撲歴代横綱体重ランキング!最重ランキング6位は、鏡里喜代治第42代横綱です!鏡里喜代治は1953年に横綱に昇進した力士です。実力はありながら、全勝優勝には届かず優勝2回で1958年に引退しました。

【大相撲歴代横綱体重ランキング!最重ランキング5位 北の湖 敏満(1953-2015) 167kg】

大相撲歴代横綱体重ランキング!最重ランキング5位は、北の湖敏満第55代横綱です!一昨年亡くなった事で記憶にも新しい北の湖敏満は、1974年から11年間も横綱を務め上げた大横綱です。

21歳2ヶ月の若さで横綱に昇進し、優勝回数は24回。輪島と共に輪湖時代を作り上げ、角界に大きな影響を与えました。引退後は日本相撲協会の理事長も務め、2015年になくなるまで角界の顔として活躍しました。

【大相撲歴代横綱体重ランキング!最重ランキング4位 丸山 権太左衛門 (1713-1749) 170kg】

大相撲歴代横綱体重ランキング!最重ランキング4位は、丸山権太左衛門第3代横綱です!

丸山権太左衛門は江戸時代の横綱で1749年に横綱になった直後に赤痢で亡くなってしまい、ほとんど伝説の力士とされています。しかし、その巨体はすさまじく馬にのれば足が付き、五斗俵(約75kg)に筆を差して文字を書いたとされます。相撲は上手くありませんでしたが、突っ張るだけで相手は立っておれませんでした。

【大相撲歴代横綱体重ランキング!最重ランキング3位 大乃国 康(1962-) 203kg】


(出典:イラストACより)

いよいよ、大相撲歴代横綱最重量級のtop3の発表です。大相撲歴代横綱体重ランキング!最重ランキング3位は、大乃国康第62代横綱です!ここからその体重は200kgを超えます。成人男性3人分ですからちょっと想像を絶します。

大乃国康は1987年に昇進した横綱で、大きな太鼓腹が人気でした。病気や不運で、華々しい活躍はしませんでしたが、1988年11月場所の千秋楽で千代の富士の連勝記録を53で止めた取組は有名です。

【大相撲歴代横綱体重ランキング!最重ランキング2位 武蔵丸 光洋(1971-) 223kg】

大相撲歴代横綱体重ランキング!最重ランキング2位は、武蔵丸光洋第67代横綱です!

武蔵丸光洋はハワイ出身の力士で1999年に横綱に昇進し活躍しました。張り手で1トン、立ち上げで2トンもの威力があり、その巨体を利用した相撲が人気でした。また、体重220kgにして垂直とび80cmを記録するなど下半身が非常に強く、安定した相撲を取ることが出来ることから、2003年の引退までに優勝回数は12回を数えました。

【大相撲歴代横綱体重ランキング!最重ランキング1位 曙 太郎(1969-) 232kg】

さて、いよいよtop1の発表です。栄えある大相撲歴代横綱体重ランキング!最重ランキング1位は、曙太郎第64代横綱です!体重232kgは最軽量である栃木山第27代横綱の2倍を超えます。いやはや、大相撲は奥深い。

曙太郎は1993年に外国人力士として始めて横綱になった力士です。平成の大横綱である貴乃花の最大のライバルとして一世を風靡し名勝負を演じてきました。ちなみに、貴乃花との対戦成績は21勝21敗と全くの五分で、その実力が拮抗していたことが伺えます。

巨体を活かした迫力ある取組は非常に人気がありましたが、怪我などで2001年に引退しました。その後、格闘家へと転進し現在はプロレスラーとしても活躍しています。

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【大相撲歴代横綱体重ランキング! まとめ】

(出典:photoACより)

大相撲歴代横綱体重ランキング、いかがでしたか?最重量と最軽量では128kgもの差がありました。また、必ずしも体格が大きい横綱が強かったわけでもありません。ランキングを通して大相撲にますます興味を持っていただけたら幸いです。

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