戦力外通告・引退・自由契約で巨人(読売ジャイアンツ)を去る選手たち

鈴木尚広選手を始め、多くの選手が戦力外通告・引退・自由契約で去る巨人(読売ジャイアンツ)。本記事では戦力外通告・引退・自由契約などで巨人を去る選手たちを簡単な経歴とともにご紹介します。

【巨人(読売ジャイアンツ)を去る選手たち】

2016年シリーズを2位で終えた読売ジャイアンツ。CSで鈴木尚広外野手が牽制タッチアウトとなり、シーズン終了後に引退を表明したことで多くの巨人ファンがその引退を惜しみました。

今回は、戦力外通告や引退、自由契約で読売ジャイアンツを去る選手たちを簡単な経歴とともにご紹介します。

【巨人(読売ジャイアンツ)の引退選手】

鈴木尚広外野手

鈴木尚広外野手は相馬高校から、1996年のドラフト会議で読売ジャイアンツに4位で指名を受け入団しました。「走塁のスペシャリスト」として知られる選手です。

巨人では主に代走の切り札として起用され、2003~2009年まで7年連続でチーム内トップの盗塁数を記録。その後も毎年10以上の盗塁を決め、チームでは常にトップ3に入る盗塁数を記録し続けるなど巨人のスピードスターであり続けました。

2016年も10盗塁を決め12年連続の2桁盗塁を記録し、このシーズンの盗塁成功率も100%で足に衰えは見せていませんでした。しかし、クライマックスシリーズのDeNA戦第3戦で代走出場し牽制タッチアウトになったのを最後のプレーにシーズン終了後現役引退を表明しました。盗塁成功率82.90%は歴代最高で、巨人での228盗塁は球団歴代3位の成績です。

阿南徹投手

阿南徹投手は柏原高校、城西大学、日本通運を経て2009年のドラフト会議でオリックス・バファローズから5位指名を受け入団しました。変化球で勝負するタイプの投手です。

オリックスでは制球を乱し失点する場面が多く、あまり成績を残すことは出来ませんでした。2012年に東野峻投手・山本和作内野手とのトレードで阿南徹投手と巨人に移籍すると、2013年に二軍で8勝5敗の成績を残し1軍に昇格して1軍初勝利を掴み、2014年には二軍で再優秀防御率を獲得しました。その後1軍登板の機会を得られず、戦力外通告を受け自由契約となりました。

阿南徹投手はトライアウトは受けず、現役引退を決めました。今後については未定です。

北之園隆生外野手

北之園隆生外野手は秀岳館高校から2013年ドラフト会議の育成ドラフト3位で読売ジャイアンツから指名を受け入団しました。一塁手として入団しましたが、打撃力のある選手で、高校時代は投手としても活躍しました。

1年目の2014年はイースタン・リーグ20試合に出場、2015年には外野手に転向しています。2016年の今シーズンは三軍戦を中心に出場しましたが、シーズン終了後に戦力外通告を受け自由契約となりました。その翌日に現役引退を発表しています。

【巨人(読売ジャイアンツ)の現役希望選手】

金伏ウーゴ投手

金伏ウーゴ投手は佐野日本大学高校、白鴎大学を経て東京ヤクルトスワローズに2011年の育成ドラフト2位で指名を受け入団しました。左腕からノビのあるストレートを投げる選手です。

1年目に支配下登録を受け、2年目の2013年にはWBCブラジル代表として登板する活躍を見せました。しかしその後左肘を手術した影響で1軍登板が殆どできず、2015年に戦力外通告を受けました。その後巨人と育成契約を結び今年3月には支配下登録を結びましたが、1軍登板機会はなく戦力外通告を受け自由契約になりました。

現役希望でトライアウトにも参加し、最速138キロで打者3人に対し被安打1、三振1、四球1の結果を残しました。来季からは独立リーグの栃木ゴールデンブレーブスでプレーします。

矢貫俊之投手

矢貫俊之投手は仙台育英高校、常磐大学、三菱ふそう川崎を経て北海道日本ハムファイターズに2008年のドラフト会議で3位指名を受け入団しました。威力のあるストレートが持ち味の選手です。

手術などで3年目まで出遅れましたが、2012年には22試合で防御率3.24、2013年には自己最多57試合に登板、防御率3.43とリリーフとして活躍しました。2015年シーズン半ばに矢野謙次外野手・須永英輝投手とのトレードで読売ジャイアンツに北篤外野手とともに移籍しました。2016年は1軍8試合に登板しましたが、戦力外通告を受けました。

現役希望でトライアウトにも参加、最速146キロを記録し打者3人に被安打1、三振1、内野ゴロ1の結果を残しました。

香月良太投手

香月良太投手は柳川高校、東芝を経て2003年ドラフトの自由枠で近鉄バッファローズに自由枠で入団しました。シュートなどの変化球で打たせて取るスタイルの選手です。

2005年に球団合併でオリックス・バッファローズに移籍すると、47試合に登板し防御率2.36を記録するなど2012年までほぼ毎年平均40試合前後のリリーフをこなし、リリーフ陣を支え大活躍しました。2012年に東野峻投手・山本和作内野手とのトレードで阿南徹投手と巨人に移籍。2014年には41試合に登板しましたが少しずつ登板が減り、2016年は1軍登板なしで戦力外通告を受けました。

現役希望を表明しトライアウトにも参加、最速138キロで3人に対し被安打2、外野フライ1の結果を残しました。

田原啓吾投手

田原啓吾投手は横浜高校出身、2013年に育成ドラフト1位で読売ジャイアンツから指名を受けました。140キロを越える球速と100キロに満たないスローカーブなど緩急が持ち味のサウスポーです。

2016年には2軍戦15試合に登板し5勝1敗防御率1.82と好投しましたが、支配下登録されることなく戦力外通告を受け自由契約となりました。現役希望でトライアウトにも出場し、最速137キロ、3人を被安打1、内野ゴロ2に抑えました。

田中太一投手

田中太一投手は大分高校から2010年のドラフト会議で読売ジャイアンツから3位指名を受けました。スリークォーターから投げる最速157キロのストレートが武器の速球派投手です。

プロ1年目は育成・強化指定選手に指名されるなど大きな期待を受けましたがイースタン・リーグでは結果を残せず2014年には自由契約になり、育成選手として再契約。2016年は29試合に登板し2勝4敗、防御率4.36と結果を残せず戦力外通告を受けて再び自由契約となりました。トライアウトは不参加で現役希望を表明しています。

加藤健捕手

加藤件捕手は新発田高校から1998年のドラフト3位で指名を受けました。リード面では「阿部慎之助捕手以上」と評されるほど、リードや守備に定評のある選手です。

2006年頃から長く二番手、三番手捕手として活躍した選手です。昨年の2015年は阿部慎之助選手の一塁転向などもあり最多の1軍35試合に出場しました。2016年は若手捕手らの台頭もあり1軍出場2試合に終わり、戦力外通告を受け自由契約となりました。

現役希望を表明し、トライアウトにも参加。5打数1安打2三振の結果を残しました。

芳川庸捕手

芳川庸捕手は洛北高校から2011年の育成ドラフトで読売ジャイアンツに育成4位で指名を受け入団しました。強肩と高校通算39本の長打力が魅力の選手です。

プロではベテランや若手など捕手の層の厚さに阻まれ2軍公式戦への出場があまりできず、2016年には3軍で2割8分近い打率を残しましたが支配下登録されることなく戦力外通告を受け自由契約となりました。現役希望でトライアウトにも参加、4打数0安打2四球の結果を残しました。

小林大誠捕手

小林大誠捕手は光星学園野辺地西高校からBCリーグの富山サンダーバーズ、武蔵ヒートベアーズなどを経て2015年の育成ドラフト2位で読売ジャイアンツから指名を受け入団しました。強肩での送球と強打に定評がある選手です。

ルーキーイヤーの今季は三軍戦65試合に出場し強肩で盗塁阻止率5割を記録しましたが、1年で戦力外通告を受け自由契約となりました。現役希望でトライアウトにも参加、5打数0安打1四球3三振の結果を残しました。

長江翔太外野手

長江翔太外野手は金光大阪高校、大阪経済大学を経て2013年の育成ドラフトで読売ジャイアンツから育成2位で指名され入団しました。190センチの大柄な体格から最速146キロの速球を武器にする投手です。

投手で入団後、長打力を買われ外野手に転向。2015年はイースタン・リーグ公式戦10試合に参加し打率3割を記録、2016年は三軍の試合に多く出場しましたが戦力外通告を受けました。現役希望でトライアウトにも参加し、4打数0安打2四球3三振の結果を残しました。

【巨人(読売ジャイアンツ)の希望進路不明選手】

高橋慎之介投手

高橋慎之介投手は木更津総合高校から野球留学でアメリカのハーマキー・カウンティー・コミュニティー大学に進みメジャーからも注目された異色の選手で、2014年に読売ジャイアンツの育成ドラフト4位で指名され入団しました。187センチの長身から最速150km近い速球を投げ込む投手で、打撃も良く「逆輸入二刀流」としても話題になりました。

プロでは主に三軍での登板が続き、1軍のマウンドに登ることなくプロ二年目の2016年に戦力外通告を受けました。トライアウトは不参加で、今後の進路は未定です。

【巨人(読売ジャイアンツ)の育成再契約の選手たち】

戦力外ではなく、一度自由契約になってから再び育成選手として再契約した選手たちをご紹介します。

成瀬功亮投手

成瀬功亮投手は旭川実業高校から2010年のドラフト会議の育成ドラフト6位で読売ジャイアンツから指名を受け入団。高校3年の夏には甲子園に出場し、初戦の佐賀学園戦でリリーフ登板しました。

2軍ではあまり登板機会がなく2013年に育成選手の規約により自由契約となり、育成選手として再契約しました。三軍制度が出来た2016年は三軍戦16試合で防御率1点台、イースタン・リーグでも11試合に投げ防御率0.00と好投しました。

2016年シーズン終了後に今回も規約によって自由契約となり、再び育成選手として再契約を結びました。今秋に開かれたジャイアンツの球団社長やGMらが参加した育成会議では成長度が高かった育成選手の1人として名前が挙がっており、来季以降の支配下登録も見えてきたこれからが楽しみな選手です。

田中大輝投手

田中大輝投手は必由館高校、國學院大學を経て2014年のドラフト4位で読売ジャイアンツから指名を受け入団しました。左のスリークォーターからキレのいい直球や変化球を投げ込む投手です。

大学4年に肩を痛めていたため、2015年はリハビリに専念し登板は無くシーズン終了後に自由契約となり、育成選手として再契約。冬には左肩の手術を受け、2016年の今期は9月に巨人2軍とU-23台湾代表との試合に登板、2/3回をノーヒット無失点に抑えるなど復活をアピールしました。

今シーズン終了後に自由契約となり、育成選手として再契約を結びました。怪我から復活しプロ入り初登板を経験し、来季からは支配下登録を狙います。

坂口真規内野手

坂口真規内野手は智弁和歌山、東海大学を経て2012年ドラフト会議にてドラフト5位で読売ジャイアンツから指名を受け入団しました。高校時代から佐藤由規投手(現ヤクルト)から甲子園でホームランを放つなど、恵まれた体格と天性の長打力が魅力の選手です。

2013年のプロ入り1年目は1軍の試合7試合に出場し打率4割、イースタン・リーグでも104試合に出場し打率.289、11本塁打と才能を見せました。2014年以降は打撃不振に陥り、2015年シーズン終了後に支配下選手契約を解除され育成選手となりました。今季は2軍で4番に座り57試合に出場し打率.299、本塁打8本と活躍しました。

今シーズン終了後に自由契約となり、育成選手として再契約を結びました。巨人の未来を担う右の長距離砲として来季以降も期待ができる選手です。

高橋洸外野手

高橋洸外野手は日本文理高校から2011年ドラフト会議でドラフト5位で読売ジャイアンツから指名を受け入団しました。高校通算15本の長打力、50メートル走5秒8、遠投110メートルと高レベルに三拍子揃った選手です。

1年目から怪我に苦しみ、2年目の2013年のシーズン終了後には自由契約となり育成選手として再契約を結びました。内野手として入団しましたが、入団後は外野手に転向したりバッテリー以外の全ポジションを守ったり、左打ちに挑戦したりまた右打ちに戻すなど、様々な試行錯誤をしてきた選手です。3軍制度が出来た2016年の今季は3軍の試合87試合に出場し打率.268、43盗塁と足で猛アピールをしました。

今シーズン終了後に自由契約となり、育成選手として再契約を結びました。足だけなら既に1軍クラス、来季は打撃を磨き支配下登録が期待されます。

青山誠外野手

青山誠外野手は育英高校、日本大学を経て2013年のドラフト会議の育成ドラフト1位で読売ジャイアンツから指名を受け入団しました。俊足巧打、肩も強いリードオフマン的な選手です。

2014年は二軍で12試合に出場し打率.379を記録しますが、試合中に四頭筋筋断裂の大怪我を負い2015年は試合には出場しませんでした。2016年からは新設された3軍でスタメン出場の機会を多くもらい、9月には慶大との交流戦で2試合3本塁打を放ち、2軍に合流しました。2軍では4試合で打率.188を残しています。

今シーズン終了後に自由契約となり、育成選手として再契約を結びました。自慢の長打力に加えて打撃や守備の確実性を磨けば支配下登録が期待される選手です。

土田瑞起投手

土田瑞起投手は鎮西学園高校、四国九州アイランドリーグの長崎セインツ、愛媛マンダリンパイレーツを経て2011年育成ドラフト2位で読売ジャイアンツから指名を受け入団しました。スライダーやフォークを武器としています。

入団1年目、2年目からイースタン・リーグで活躍、2013年には62試合に登板しました。2014年には支配下登録され一軍でも登板し1球で初勝利。2015年には1軍12試合、イースタン・リーグ48試合に登板しました。2016年には右肘手術を受け、リハビリのため支配下登録を解除されましたが11月に育成選手として再契約しました。

【巨人(読売ジャイアンツ)のトレード移籍選手】

戦力外通告や自由契約ではありませんが、公文克彦投手と大田泰示内野手がシーズン終了後にトレードで日本ハムに移籍し、日本ハムから吉川光夫投手と石川慎吾外野手が加入しました。

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【巨人(読売ジャイアンツ)を去る選手たちを応援しよう!】

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(出典:photoACより)

今回は巨人を引退や戦力外で去る選手たちを簡単な経歴とともにご紹介しました。現役を希望する選手も引退後に新たな道に進む選手もおり様々ですが、鈴木尚広選手を始め巨人を盛り上げてきた選手ばかり。彼らのこれからを応援しましょう!チケット情報はチケットキャンプ(チケキャン)で。

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