福岡の空に描いたアーチ。ソフトバンクホークス吉村裕基の劇的なサヨナラ弾

力強い弾道が、勝利を願うファンの元へ虹を描いて飛び込んでいく──。4月に九州を襲った突然の悲劇。1試合の中止を挟み再開されたプロ野球公式戦で、福岡ソフトバンクホークスは9回裏4点差という絶望的な状況に陥ってしまいました。そんな中、ひとりの男が代打にコールされます。その男の名は「吉村裕基」。開幕から無安打の吉村選手が、まさかの劇的な奇跡を起こすのでした……。

福岡ソフトバンクホークスの「吉村裕基」ってどんな選手?

福岡県出身である吉村裕基選手。東福岡高等学校から横浜ベイスターズ(現:横浜DeNAベイスターズ)にドラフトで指名され、プロ野球選手としての経歴をスタートさせました。
2012年に地元福岡を拠点とするソフトバンクホークスとベイスターズのトレードによりチームを移籍し、現在に至ります。
吉村裕基選手の持ち味は、その高い身体能力から生み出される力強い打撃。高校時代には甲子園出場も果たすほどの実力の持ち主です。ホークス移籍後に作られた個人応援歌の歌詞も、力強い一撃を期待する想いが表れています。

福岡ソフトバンクホークス「吉村裕基」が起こした一度目の奇跡

その差は4点──。
熊本で起きた地震の影響により、福岡で組まれていたプロ野球公式戦が中止となりました。1日の中止を挟みながら、翌日なんとか開催に至ったゲーム。福岡を拠点とするホークスとしては何としてでも勝利を収めたい試合です。
しかし6回表、先発の武田投手がヒットと味方のエラーも絡み突如崩れ出し、対戦相手の楽天ゴールデンイーグルスに一気に5点を入れられてしまいます。9回表にもダメ押しの1点の追加で4点差とされ、もはや逆転勝利は絶望的な状況に……。

迎える最終局面、9回裏ホークスの攻撃。4番・内川のタイムリーで1点を返し、続く5番・松田もなんとか食らいつきヒットでチャンス作ります。
そしてコールされる、代打「吉村裕基」。
吉村選手は開幕から無安打の成績。現在のスコアはすでに2アウト。フルカウントに追い込まれ、誰もが負けを覚悟していたはず。しかし──。

吉村選手は、ライトスタンドに同点となる3ランホームランを放ったのです。

歓声と共にスタンドへ消えていくボール。吉村選手の奇跡のアーチで、勝利への一縷の望みを繋ぐのでした。

福岡ソフトバンクホークス「「吉村裕基」が起こした二度目の奇跡

両チーム互いにチャンスをつかみきれないまま、ゲームは延長12回までもつれていきます。

迎えた12回裏、最後となるホークスの攻撃。ファンの期待を背に打席にまず入ったのは、ホークスの”熱男”こと、ここ一番の勝負所に強い松田選手。チームを攻守で引っ張る男がヒットを放ち、攻撃のきっかけを作ります。

続く打席には、9回裏に奇跡的なホームランを放った「吉村裕基」。脳裏に蘇るのは先ほど放った起死回生の同点3ランホームラン。ヒットでも構わない、次の打者に繋いでほしい…。高まる緊張が球場を包み込みます。期待を一身に背負い打席に入った吉村選手が、思い切りバットを振り抜いたその時……!

今日一番のヒーローに祈りをこめたファンの視界に飛び込んだのは、試合を決めるサヨナラ2ランホームランでした。

虹描いて消えた、福岡ソフトバンクホークス 吉村裕基の劇的なサヨナラアーチ

熊本・大分で発生した大地震の影響で九州が暗い空気に包まれる中、光を灯すように二度の奇跡を起こした吉村裕基選手。ソフトバンクホークスは拠点としている福岡だけではなく、九州全土から多大な人気を集めているチームです。その劇的な勝利はきっと、九州に住む人々の胸に勇気を与えたことでしょう。

そして5月、吉村選手は最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手に贈られる「3、4月度 月間スカパー!サヨナラ賞」に選ばれるのでした。

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