小さな大エース、ヤクルト石川雅規投手に注目!

平均身長180センチ超えという体格の良さを誇るプロ野球選手たちの中において、小柄ながらヤクルトのエースとしてマウンドに立ち続けている石川雅規選手。体格の不利さを補うために考えつくされた球種コントロール力で、長く活躍し続けています。小さな体から放たれるパワーは見ているだけで元気を貰えます。今回はそんな石川投手に注目しました。

プロ野球選手は体格に優れ、高い身体的能力を持ったアスリートの集まりです。なかでも身長に目を向けると日本人の成人男子の平均身長170.9cmに対し、プロ野球選手の平均身長は180.3cmと平均より身長が10cmほど高い選手が集まっています。そんなプロ野球の世界で、ヤクルトの石川雅規選手は身長167cmと小柄にもかかわらずチ−ムのエースとして15年近くマウンドに立て続けています。身長167cmは、800人を超えるプロ野球選手の中でも低い順から4番目。ここでは体は小さくてもプロの世界で活躍できることを身を持って証明している石川選手をご紹介します。

小さい頃から身長が低かったヤクルト・石川選手

石川選手が生まれたときの体重は僅か1,800g。小中学校ともにクラスで最も身長が低く、速いボールを投げられないことがコンプレックスでした。牛乳を飲んだりさらには通販で購入したぶら下がり健康器で身長を伸ばそうとしたものの効果は今ひとつ。進学した秋田県の強豪秋田商業1年生のときの身長は160cmぐらいで、体重は52kgほど、速球もMAX120キロに満たない目立たない選手でした。しかし高校時代に徹底した走り込みで体を鍛え、小さな体の自分が、どうすれば大きな打者を打ち取ることができるだろうかと考え続けたのです。

そして、コントロールを高め、緩急をつけた卓越した投球術を習得し秋田商業でエースまで上り詰めました。青山学院大学時代には宝刀のシンカーを武器にシドニーオリンピックに出場、大学の通算記録は23勝8敗、防御率1.63、さらには優秀投手3回、ベストナイン3回を受賞するなど学生でもNO.1左腕という評価を得て、プロへは2001年のドラフトの自由枠にてヤクルトに入団します。

1年目から先発ローテーション入りを果たしたヤクルト・石川選手

石川選手は開幕一軍こそ逃したものの1年目途中から先発ローテーションに入って、1年目から5年連続で二桁勝利を飾りました。セ・リーグで入団から5年連続で10勝以上をマークしたのは、堀内恒夫、江夏豊に次ぐ快挙でした。しかしプロ6年目の2007年のシーズン序盤から不振で結果を残すことはできませんでした。生命線の制球力にずれが生じたのが原因で結果的に2007年は自身最低となる4勝にとどまり、入団から6年連続の二桁勝利とはなりませんでした。

翌年はキャンプでシュートを習得、さらには投手キャプテンに就任するなどリーダーシップが求められる立場に。すると開幕当初から絶好調をキープ、前半戦の活躍が認められてオールスターに出場、終わってみれば12勝を挙げ、防御率2.68で最優秀防御率とベストナインを受賞するなど、これまでで最も良い成績を収めたシーズンとなりました。2009年、2010年には2年連続で13勝を挙げ、2011年には史上128人目、ヤクルトでは5人目となる通算100勝を達成するなど歴史に残る投手に。それから今に至るまで、体は小さいながらもストライクゾーンぎりぎりに投げ込むコントロールで凡打の山を築き、勝ち星を重ねています。

ストレートは130km中盤ながらもプロで活躍できることを証明したヤクルト・石川選手

ストレートの速さはプロでは最も遅いレベルながら、制球力は抜群で通算与四球率1.67という記録は通算2,000投球回以上に達している投手の中では最高記録。さらに球種もスライダー、スクリュー、カットボール、シュート、カーブ、チェンジアップと豊富で相手に的を絞らせません。プロ野球選手として招かれて参加する少年野球教室では、小学生より小さいこともあるほどの体ながら、今や球界を代表する左腕に。体の小さい野球少年にプロでも活躍できるという夢と希望を与える存在でもあり、今後もヤクルトの顔として、エースとしての活躍が求められています。

2016年もローテーションの一角としてマウンドに立ち続けていますが、5月後半の時点で4勝4敗、防御率4.89と本来の投球ができずに納得のいくスタートを切れていません。ヤクルトが2年連続で優勝するためには石川選手の活躍が欠かせません。ぜひヤクルト戦に直接行って石川選手を応援し、注目してみてください。プロ野球のチケット情報はチケットキャンプ(チケキャン)で。

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