新生「火の鳥NIPPON」のキャプテンは? 全日本バレーボール女子の2017年度メンバー・試合日程をチェック!

2020年の東京オリンピックへ向け、新たな体制で始動した全日本バレーボール女子「火の鳥NIPPON」。3月末に2017年度のメンバー27名が発表され、オランダ・アペルドールンで開催される「FIVBワールドグランプリ2017予選ラウンド」を皮切りに、新生「火の鳥NIPPON」の戦いが始まります。中田久美新監督のもとでどのようなチーム作りが行われるのか、ここまでチームを牽引してきた木村沙織キャプテンに代わり、誰がキャプテンとなるのかなどファンの関心も高まりを見せています。今回は全日本バレーボール女子の2017年度登録メンバー・試合日程をご紹介していきます。また、次期キャプテン候補についても考察していますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

2020へ向け始動した全日本バレーボール女子「火の鳥NIPPON」


(画像:フリー画像AC)

中田久美新監督のもと、2020年の東京オリンピックへ向け始動した全日本バレーボール女子「火の鳥NIPPON」

3月末に2017年度の登録メンバーが発表され、代表初選出のフレッシュなメンバーから、国際大会経験の豊富なベテラン、代表復帰を果たしたメンバーまでの27名が、新生「火の鳥NIPPON」として熱い戦いを繰り広げます。

これまで、V・プレミアリーグ「久光製薬スプリングス」の監督として様々なタイトルを獲得してきた中田久美氏が、全日本バレーボール女子の監督としてどのようなチーム作りを行っていくのか、東京オリンピックへ向けた次期キャプテンは誰なのかといった点もファンとしては気になるところ。

そこで今回は、新生「火の鳥NIPPON」のメンバーや2017年度の試合日程を紹介しながら、新チームが目指す方向性や次期キャプテン候補などを探っていきます。

2017年も「火の鳥NIPPON」から目が離せません!

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全日本バレーボール女子チーム「火の鳥NIPPON」の2017年度新体制

前述の通り、これまでV・プレミアリーグ「久光製薬スプリングス」の監督を務めていた中田久美氏が、2017年度シーズンより全日本バレーボール女子の監督に就任しています。自身も現役時代は全日本バレーボール女子の名セッターとして活躍を見せた中田氏。1982年に全日本女子を率いた生沼スミエ氏以来、2人目となる女性代表監督として、世界の強豪国に挑みます。

ここからは、全日本バレーボール女子チーム「火の鳥NIPPON」の2017年度登録メンバーをポジションごとにご紹介していきます。

2017年度全日本バレーボール女子登録メンバー:セッター(4名)

冨永こよみ(上尾メディックス)・佐藤美弥(日立リヴァーレ)・田中美咲(JTマーヴェラス)・宮下遥(岡山シーガルズ)

セッターは、佐藤美弥選手・田中美咲選手・宮下遥選手が昨年に引き続き代表メンバーに登録。また、上尾メディックスの冨永こよみ選手が2010年以来、久々の代表復帰を果たしています。大型セッターとして注目を集める身長177cmの宮下遥選手に次ぐ176cmの身長、そして最高到達点305cmというセッターとは思えない「高さ」が魅力の冨永選手。かつて大型セッターとして活躍を見せた中田監督が、世界と戦うために「高さ」を重視した選出を行ったことがうかがえます。

2017年度全日本バレーボール女子登録メンバー:ウィングスパイカー(13名)

石井里沙(デンソーエアリービーズ)・新鍋理沙(久光製薬スプリングス)・長岡望悠(久光製薬スプリングス)・石井優希(久光製薬スプリングス)・野本梨佳(久光製薬スプリングス)・内瀬戸真実(日立リヴァーレ)・堀川真理(東レアローズ)・高橋沙織(トヨタ車体クインシーズ)・鍋谷友理枝(デンソーエアリービーズ)・井上愛里沙(筑波大学)・田中瑞稀(JTマーヴェラス)・古賀紗理那(NECレッドロケッツ)・黒後愛(東レアローズ)

特筆すべきは、久光製薬スプリングス・新鍋理沙選手の代表復帰でしょう。2011年の初選出から2014年まで、全日本バレーボール女子代表として数々の国際大会に出場経験がある新鍋選手。2015年にケガのため代表辞退を申し出て以来の代表復帰となります。「安定したサーブレシーブ」に定評があり、代表復帰を望む声が多かっただけに、2017年度の活躍に期待が高まります。

また、2017年の「春の高校バレー」では、下北沢成徳高校のエースとして優勝に貢献し、東レアローズに新加入した黒後愛選手が代表に初選出されています。高校の先輩でもあり、かつて全日本バレーボール女子の代表として活躍した木村沙織選手と比較されることも多い黒後選手。スパイク・ブロックだけでなく、サーブレシーブなどもバランスよくこなせる大型選手として、大きな飛躍が期待されています。

2017年度全日本バレーボール女子登録メンバー:ミドルブロッカー(6名)

荒木絵里香(トヨタ車体クインシーズ)・松本亜弥華(上尾メディックス)・岩坂名奈(久光製薬スプリングス) ・奥村麻依(JTマーヴェラス)・島村春世(NECレッドロケッツ)・大野果奈(NECレッドロケッツ)

2016年に4年ぶりの代表復帰が話題となったトヨタ車体クインシーズ・荒木絵里香選手。2017年度も、引き続き全日本バレーボール女子の代表メンバーに選出されています。2012年のロンドンオリンピックでは、代表キャプテンとして銅メダルを獲得。2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、キャプテンを務めた木村沙織選手をサポートし、精神的支柱としても大きく貢献を見せました。2017年度の代表選出メンバーのなかで最年長の荒木選手。プレーヤ-としてはもちろん、チームのまとめ役としても大きな期待が寄せられています。

2017年度全日本バレーボール女子登録メンバー:リベロ(4名)

井上琴絵(JTマーヴェラス)・佐藤あり紗(日立リヴァーレ)・鳥越未玖(NECレッドロケッツ)・小幡真子(JTマーヴェラス)

リベロには井上琴絵選手・佐藤あり紗選手・鳥越未玖選手・小幡真子選手の4名が選出。リオデジャネイロオリンピックをはじめ、国際大会経験を多く積む佐藤選手、昨年度に引き続き代表選出となった鳥越選手、2010年以来久々の選出となるJTマーヴェラスの井上選手、同じくJTマーヴェラス所属で今回が代表初選出となる小幡選手による正リベロ争いに注目が集まります。

今回の代表メンバーは「身長」または「最高到達点」が高い選手が多く選出されている傾向にあります。世界に通用する「高さ」、そして中田氏が久光製薬の監督時代に重視してきたスピード感のある、高い精度のバレーを実現するための「器用さ」が、新生「火の鳥NIPPON」に欠かせない要素と言えるのではないでしょうか。

全日本バレーボール女子チーム「火の鳥NIPPON」2017年度の試合日程

2017年度も、「FIVBワールドグランプリ2017」・「第19回アジア女子選手権大会」・「ワールドグランドチャンピオンズカップ2017(グラチャンバレー2017)」などの大会が予定されています。おもな日程は以下の通りです。

「火の鳥NIPPON」2017年度の試合日程(開催日程・開催都市 ※日本開催の大会は会場名・大会名)

  • 7/7~7/9 オランダ・アペルドールン「FIVBワールドグランプリ2017予選ラウンド第1週」
  • 7/14~7/16 カメイアリーナ仙台(仙台市体育館)「FIVBワールドグランプリ2017予選ラウンド第2週」
  • 7/21~7/23 ホンコンチャイナ・香港「FIVBワールドグランプリ2017予選ラウンド第3週」
  • 8/2~8/6 中国・南京「FIVBワールドグランプリ2017決勝ラウンド」
  • 8/9~8/17 フィリピン・マニラ「第19回アジア女子選手権大会」
  • 9/5~9/6 東京体育館「ワールドグランドチャンピオンズカップ2017女子東京大会」
  • 9/8~9/10 日本ガイシホール「ワールドグランドチャンピオンズカップ2017女子名古屋大会」

4月末の時点では、以上の大会日程となっています。8月に中国で開催される「FIVBワールドグランプリ2017決勝ラウンド」については、予選を通過した場合に参加する大会となっているほか、親善試合等が組まれる可能性もあります。

全日本バレーボール女子チーム「火の鳥NIPPON」の次期キャプテンは?

長らく全日本バレーボール女子のキャプテンを務めてきた木村沙織さんが、2017年3月に現役引退を表明。そうした状況の中で、2020年の東京オリンピックを見据えた次期キャプテン候補に関する話題も注目を浴びています。

歴代の代表キャプテンには、吉原知子さんや竹下佳江さんといったメンバーが名を連ねている全日本女子チーム。今回の選出メンバーである荒木絵里香選手もキャプテンとして代表を率いた経験がありますが、2020年の東京オリンピックを見据えると、次世代のキャプテン選出が必要であると言えます。

今回、代表に選出されているメンバーの所属チームに目を向けると、「久光製薬スプリングス」と「JTマーヴェラス」から5名ずつ選出されており、最多となっています。今年度から監督に就任した中田氏は、昨年まで「久光製薬スプリングス」の監督を務め、現在は同チームの総監督という立場。代表に在籍選手が多くいる点や、自身が率いてきたチームの選手であるという点を考慮すると、「久光製薬スプリングス」所属の代表選手からキャプテンが選出される可能性は大いにあります。

なかでも、チームでキャプテン経験のある新鍋理沙選手、現在キャプテンを務めている長岡望悠選手の2名は確実に代表のキャプテン候補として名前が挙げられる人物と言えます。

これまで代表キャプテンを務めていた木村沙織さんは「キャプテンのような役割は苦手」と語っていたことがあります。しかし、チームのエースとして圧倒的な存在感でチームを牽引し、独自のキャプテンシーを発揮してきました。

かつて中田監督は新鍋選手について「あえて苦手な分野であるキャプテンをやってもらった」と語っていたことがあり、そうした苦手なものと向き合う中で、若い選手へ想いを発信する姿があったと話しています。

さらに、長岡選手については「日本のエースとして代表に必要な選手」と語っていることからも、この2人は木村沙織さんと似たようなタイプ、キャプテンシーを発揮できる選手なのではないでしょうか。

特に、現在所属チームでキャプテンを務め、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは木村キャプテンとともに戦った長岡選手は、様々な条件を考慮しても次期キャプテンにふさわしい候補の一人と言えます。今年3月の試合でケガをし状態が心配されているものの、そうした状況の中で選出された背景には「キャプテンを任せる予定だったのでは」といった見方もあるようです。

2020ヘ向けた全日本バレーボール女子チームの戦いはもう始まっている!

今回は、全日本バレーボール女子・新生「火の鳥NIPPON」のメンバー、2017年度の試合日程、次期キャプテン候補などをご紹介してきました。

1964年以来となる自国開催のオリンピックへ向け、中田久美新監督のもと始動した「火の鳥NIPPON」。新体制のなかで誰がキャプテンとなるのか、どのようなチーム作りがなされるのかといった点は、ファンとしても気になるところではないでしょうか。

新生「火の鳥NIPPON」の東京オリンピックへ向けた戦いは、すでに始まっています!

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