「巨人はロッテより弱い」!? 日本シリーズでの一言が今でも話題に

2015年のプロ野球日本一を決める、日本シリーズ。ところで、ネット上で「ロッテより弱い」発言をもじった書き込みを見かけること、ありますよね。この発言について、後日談を含めてご紹介したいと思います。豆知識として、どうぞ。

2015年のプロ野球日本一を決める、日本シリーズ

ひいき球団があるファン皆さんは、過去の名勝負に思いを馳せながら「今度はウチの球団が」と燃えていることでしょう。

ところで、ネット上で「ロッテより弱い」発言をもじった書き込みを見かけること、ありますよね。これは、日本シリーズから生まれた言葉とされますが、随分前の話ですので、リアルタイムで知らない人も多いかと思います。

ここでは、「ロッテより弱い」発言について、後日談を含めてご紹介したいと思います。豆知識として、どうぞ。

1989年の日本シリーズ、近鉄・加藤哲郎の発言が話題に

現在、ロッテに対し「弱い」イメージを持つプロ野球ファンは少ないと思います。2010年、パ・リーグ3位から下剋上の形で日本一に輝いたイメージが強い人も、多いでしょう。

では、「ロッテより弱い」発言は、いつの日本シリーズでの話題なのでしょうか。それは1989年のことです。読売ジャイアンツ(セ・リーグ優勝)と近鉄バファローズ(パ・リーグ優勝)の対戦でした。

日本一を決めたい近鉄は、巨人に3連勝し、優勝まであと1勝というところまで来ました。勝利投手の加藤哲郎はヒーローインタビューで「大したことなかったですね」「シーズンのほうがよっぽどしんどかったですからね。相手も強いし。もう明日で決めたいですね」と答えていました。

試合後、スポーツ報知の近鉄担当の記者が加藤に取材。その時の発言が「巨人はロッテより弱い」と書かれてしまいました。これを受けて巨人は発奮。4連勝し、逆転で日本一を勝ち取りました。

1989年の日本シリーズ、近鉄・加藤哲郎の発言の真相は?

加藤は1995年に現役引退。2011年、二宮清純氏とのインタビューで「ロッテは弱いって本当に言ったの?」の質問に対し「言っていない」と断言しています。

スポーツ報知の記者に、「ロッテより弱いんちゃうの」と質問され、

“「ジャイアンツはピッチャーで勝ったチームや。桑田(真澄)、斎藤(雅樹)、槇原(寛己)、水野(雄仁)……。あれだけ、ええピッチャーおったら優勝するで。でも打線はアカンなぁ」みたいな話をした。いわゆる誘導尋問ですわ。”
(引用元 : スポーツコミュニケーションズ )

加藤は巨人の投手については褒めています。それについては表に出ず、打線が弱い部分だけ表に出てしまいました。確かに、第3戦勝利後のヒーローインタビューでも打線について「大したことない」と加藤は話していました。

加藤は第7戦、再びマウンドに立ちましたが、加藤らが失点し、敗戦。近鉄は優勝を逃してしまいました。近鉄側は第4戦から巨人・原辰徳など打線が上昇し、「流れが変わった」ことは認めています。しかし「加藤の一言が日本シリーズの敗因ではない」としています。そんなに、日本シリーズは単純ではないと。

コメントお待ちしております

内容に問題がなければ「コメントする」ボタンを押してください。