吉田拓郎の「流星」に込められた想いとは?世代をこえて愛される名曲!

音楽への情熱を絶やさずに燃やし続けている歌手・吉田拓郎。時代や世代を越えて愛され続けている楽曲の一つと言える『流星』。今回は、そんな『流星』という楽曲の魅力を、様々な視点から紐解いていきます。

日本フォーク界の大スターとして知られ、今もなお、音楽への情熱を絶やさずに燃やし続けている歌手・吉田拓郎

「名曲」と呼ばれる楽曲はたくさんありますが、なかでも『流星』はファンに熱く支持され、時代や世代を越えて愛され続けている楽曲の一つと言えるかもしれません。

今回は、そんな『流星』という楽曲の魅力を、様々な視点から紐解いていきます。

時を経てもなお、人々に寄り添う『流星』という楽曲

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『流星』は1979年5月にリリースされた吉田拓郎16枚目のシングルで、ドラマ「男なら!」(TBS系)の主題歌として起用されています。このドラマでは吉田拓郎自身が本人役で出演も果たしており、実際にドラマ内で『流星』が披露されています。

かつて、武田鉄矢出演の映画「刑事物語2 りんごの詩」(1983年)の挿入歌としても使われたほか、最近では、2010年に歌手の手嶌葵が本楽曲をカバーしCMに起用されたこともあり、リリース当時に生まれていなかった世代であっても、一度は耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

これが、冒頭でお話しした、時代や世代を越えて愛され続けている要因の一つであると言うこともできるかもしれません。

それぞれにとって特別な意味を持つ『流星』という楽曲

ファン人気の高い曲であることはもちろんですが、芸能界からも『流星』を高く評価する声は聞こえてきます。お笑いコンビ・爆笑問題の太田光は、テレビ番組で「泣ける曲」として、この『流星』を挙げていたことがありました。

「拓郎さんの歌詞は哲学的な部分がある」と話す太田は、「たとえば僕がまちがっていても 正直だった悲しさがあるから」からはじまる『流星』の歌詞、そのフレーズの一つ一つがすごく心にしみると語っています。この言葉の背景には、太田自身が27歳の時に初めてショートムービーの監督を務めた時のエピソードが隠されているのだそうです。

当時、爆笑問題のお笑いステージを見た森田芳光監督が、「あいつ(太田)面白そうだから、映画監督やらせてみよう」と抜擢したことがきっかけで、初めて監督としてショートムービーに挑戦することとなります。しかし、年上ばかりのスタッフから「なんだ、あの若造は」と言われ、陰口が聞こえることもしばしば。

そんな肩身の狭い状況のなかで、何とか作品を完成させるところまでたどり着きます。その打ち上げとしてカラオケに行った際、「監督も一曲歌ってください」と言われた太田が選曲したのが、この『流星』だったのだそうです。

現場で嫌われていた自分の歌なんて誰も聴いてくれないだろうと思っていたものの、一番怖かった撮影部の助監督が「監督が歌うから聴け!」と周囲を静かにさせ、「流星だ!みんな聴け!」と言ってくれたのだそう。

そこで感極まるものがあったという太田は、「たとえば僕がまちがっていても 正直だった悲しさがあるから」と歌い始めますが、その歌詞の一つ一つが、今回初めて映画監督を務めた経験、その日々とシンクロしていくような感覚があったと語っています。

撮影中は「もうこんなことは二度とやるまい」と思っていたそうですが、この『流星』を打ち上げで歌っている時には「撮ってよかった」と心の底から思うことができたと語っています。太田はこのエピソードを実際に吉田拓郎本人に話したことがあるそうで、「この曲は拓郎さんのじゃなく、僕の曲にしてほしい」と頼んでみたのだとか。

それに対し吉田拓郎は「そういえば武田鉄矢も同じようなこと言ってたな」と返答したのだそうです。このエピソードや前述の映画の挿入歌として使われている点から、武田鉄矢にとっても『流星』という楽曲がいかに特別な存在であったかを伺い知ることができます。

吉田拓郎の名曲『流星』の歌詞に込められた想い

吉田拓郎は『流星』について、「作った本人の意図とは別に、全く違う受け止められ方をし、違う歩き方をしている」と語っていたことがあります。当時33歳だった吉田が原宿の街をぶらぶら歩いていた際、10代女の子が髪の毛をなびかせて歩いているのを見て、自身がすでに老成しているのかなと思ってしまうくらいその姿がいいなぁと感じたことが、この曲を書くきっかけとなったと語っています。

10代の頃に自分は何を考えていたか思いを巡らせてはみるものの、もう考えられなくなっちゃっていることに気づき、その時に生まれた「ずいぶんと歳とっちゃったんだな」という想いを歌詞に込めたと語っています。

これはテレビやラジオなど様々なところで語られるエピソードではありますが、前述の「全く違う受け止められ方」というのは、おそらくファンの間で「拓郎さんの一人目の奥さんと娘について歌った曲」という説があることを指しているのではないかと思います。

確かにそうした受け取り方ができる歌詞なのも、『流星』ならではと言えるかもしれません。抽象的な言葉が多いため、それぞれがそれぞれの受け止め方で歌詞の世界観を広げることができる楽曲であるとも言えます。

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それぞれがそれぞれの意味を見いだす『流星』という楽曲

リリースから何十年もの月日が経ってもなお、名曲として語り継がれている吉田拓郎の『流星』。今の若い人にとっては、今の邦楽にはない「新鮮さ」みたいなものを感じられる楽曲とも言えるかもしれません。また、当時からこの曲に触れてきたファンも、懐かしさだけではなく、これまで自分が歩んできた人生と重ね合わせてみることで、楽曲が持つ奥深さに改めて気づくことができる、そんな楽曲とも言えるかもしれません。『流星』が持つ世界観に改めて目を向け、その魅力を味わってみてはいかがでしょうか。チケット情報はチケットキャンプ(チケキャン)で。

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