名曲多数!吉田拓郎をカバーしてきたアーティストたちをまとめてみた

吉田拓郎といえば日本の音楽界を牽引したシンガーソングライターですが、これまで数多くの名曲を生み出してきました。そんな吉田拓郎の名曲たち。数え切れないほど多くのアーティストによってカバーされてきました。その中でも代表的なカバーをご紹介します。

日本の音楽界を牽引したシンガーソングライター吉田拓郎。『結婚しようよ』などに代表される、等身大の若者の姿や気持ちを歌った楽曲たちは、政治色が強かったそれまでのフォークソングの潮流に一石を投じ、学生運動に熱くなっていた若者文化の雰囲気を徐々に変化させていきました。

新しいアレンジにも柔軟に挑戦するサウンドや、文学的で心に迫る歌詞が魅力の吉田拓郎の名曲たちは、数え切れないほど多くのアーティストによてカバーされてきました。今回は、その中でも代表的なカバーについてご紹介したいと思います。

一世を風靡した名曲『結婚しようよ』と、今なお色褪せない名曲中の名曲『流星』

(出典:Amazonより)

1972年に発表された吉田拓郎3枚目のシングル『結婚しようよ』は、”J-POPの原点”と評されるほど、日本の音楽の歴史の中で重要な意味をもつ作品となりました。

政治的なメッセージや、反骨の精神を歌うものだというイメージが強かったそれまでのフォークソングの概念を根底から覆し、自由で幸せな恋人たちの気分をポップな歌詞で綴った内容は、女性も含めた多くの若者たちの支持を集めました。

「僕の髪が肩までのびたら結婚しよう」という歌詞を真似て、髪を伸ばす男性が激増したともいいます。それほどのインパクトを持っていた『結婚しようよ』ですから、当然多くのアーティストによってカバーされています。

筒美京平、天地真理、荻野目洋子、草刈正雄、島倉千代子、つじあやの、ザ・ピーナッツ、山本リンダなどが挙げられますが、女性の支持が高かった曲だけに、やはり女性によるカバーが目立つのが特徴かもしれません。

(出典:Amazonより)

1979年にドラマ『男なら!』の主題歌としてリリースされたシングル『流星』は、発売当時のセールスはそれほどでもなかったものの、その後も映画やCMに使われるなどして再評価され続け、「時代を越えて愛され続ける名曲」と評されてファンの間でも特に人気が高い名曲です。

『流星』も数多くのアーティストにカバーされてきましたが、代表的なのは手嶌葵によるものでしょう。2010年にリコーの企業CMに使われ、大きな反響がありました。

「君の欲しいものは何ですか 君の欲しいものは何ですか」という印象的なフレーズは多くの人の心に深く沁みわたりました。もうひとつの代表的なカバーは、真心ブラザーズによるものです。

2001年に発売したシングル『この愛は始まってもいない』のカップリングとして収録されました。

映画のような名曲『落陽』と、吉田拓郎最大のヒット曲『旅の宿』

(出典:Amazonより)

1973年に発表されたシングル『落陽』は、岡本おさみの作詞による名曲です。サイコロ賭博に明け暮れる老人が、苫小牧港からフェリーに乗る自分をわざわざ見送りに来てくれたという情景が歌われています。

歌という範疇には収まりきらないドラマチックで文学的な世界観は、一度聴いたら忘れられないパワフルなものです。『結婚しようよ』とは対照的に、男性的な雰囲気のある『落陽』は多くの男性アーティストによってカバーされています。

大友康平、怒髪天、吉田拓郎、ダイヤモンド☆ユカイなどが挙げられます。1972年、『結婚しようよ』の次のシングルとして発表された『旅の宿』はオリコンチャート1位を獲得し、吉田拓郎最大のヒット曲となりました。

吉田拓郎の楽曲の中でも特に王道のフォークソングサウンドが特徴で、旅先の宿での出来事が歌われています。『旅の宿』は錚々たるメンバーによってカバーされてきました。布施明、研ナオコ、天童よしみ、中森明菜、美空ひばり、都はるみ、吉幾三、高橋真梨子といった、高い歌唱力を誇るアーティストたちによって歌われてきた名曲です。

井上陽水がカバーした『リンゴ』

(出典:Amazonより)

また、吉田拓郎のカバーで忘れてはいけないのは、井上陽水による『リンゴ』のカバーです。1972年発表のアルバム『元気です。』に収録されている『リンゴ』は、リズミカルでカッコイイサウンドに、2人でリンゴを分け合うカップルのささやかな幸せを乗せたナンバーです。

(出典:Amazonより)

2015年、井上陽水がリリースした様々なアーティストの楽曲をカバーしたアルバム『UNITED COVER 2』の中に、この『リンゴ』が収録されたことが話題になりました。

なぜならば、井上陽水と吉田拓郎といえば、当時のフォーク界の人気を二分したライバルだったからです。新しい風を吹き込むサウンドと、政治的主張から解放され、斬新で身近な歌詞世界を創り上げていた井上陽水と吉田拓郎は、両者とも新しい時代の幕開け告げる存在でした。

2人は共に、当時のニューミュージック界を牽引していったのです。『UNITED COVER 2』の収録曲は、以下の通りです。

1.シルエット・ロマンス/(大橋純子 1981年)
2.黄昏のビギン/(水原弘 1959年)
3.リフレインが叫んでる/(松任谷由実 1988年)
4.リンゴ/(吉田拓郎 1972年)
5.有楽町で逢いましょう/(フランク永井 1957年)
6.夜霧よ今夜も有難う/(石原裕次郎 1967年)
7.女神 / bonus track(オリジナル楽曲 新曲)
8.瞬き / bonus track(オリジナル楽曲 新曲)
9.あの素晴しい愛をもう一度/(加藤和彦と北山修 1971年)
10.I WILL/(The Beatles 1968年)
11.夢で逢いましょう/(坂本スミ子 1961年)
12.SAKURAドロップス/(宇多田ヒカル 2002年)
13.氷の世界/(井上陽水※セルフ・カバー 1973年)

吉田拓郎自身によるセルフカバー

(出典:Amazonより)

2014年、吉田拓郎自身によるセルフカバーアルバム『AGAIN』が発表されました。他アーティストへの楽曲提供も数多く行ってきた吉田拓郎ですが、それらの楽曲も含めた14曲のセルフカバーに、新曲1曲を加えて構成されています。収録曲と曲順は以下の通りです。

01. 純情
02. 裏街のマリア
03. たえなる時に
04. 爪
05. アキラ
06. 風邪
07. 僕の大好きな場所
08. サマータイムブルースが聴こえる
09. まだ見ぬ朝
10. 気持ちだよ
11. わしらのフォーク村
12. いつか夜の雨が
13. まにあうかもしれない
14. 素敵なのは夜
15. アゲイン(未完)

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けっして色褪せない吉田拓郎の名曲たち

新しいフォークソングを生み出し、新時代のシンガーソングライターとして日本の音楽界を牽引してきた吉田拓郎は、シンガーとしてだけではなく、プロデューサーや楽曲提供、ラジオパーソナリティなど、今では当たり前となっているミュージシャンのマルチな活動を切り開いていった先駆者でもあります。

若い世代にとっては、シンガーソングライターとしての吉田拓郎よりも、バラエティ番組『LOVE LOVEあいしてる』の司会のイメージの方が強いかもしれません。そんな吉田拓郎の楽曲たちは、いま聴いても全く色褪せない力強さを持っています。

圧倒的な世界観や、どこか他と違うサウンド、優し気でありながら男性的な歌声……当時の若者たちが魅了されてしまったのも頷けるカリスマ性が感じられます。上では触れませんでしたが、奥田民生ガガガSPといったアーティストたちもこぞって吉田拓郎の名曲をカバーしています。

もしかしたらあなたも、吉田拓郎の曲だと気づかずに耳にしているかもしれません。この機会に、吉田拓郎の世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか?吉田拓郎のチケット情報はチケットキャンプ(チケキャン)で。

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