ウィーン国立歌劇場「ワルキューレ」日本公演のあらすじと見どころをご紹介!

音楽の都ウィーンが世界に誇るオペラの殿堂音楽の都ウィーンが世界に誇るオペラの殿堂、ウィーン国立歌劇場。今年は10月と11月に東京と横浜にて来日公演が開催されます。1980年より過去9回の日本公演を行って来たウィーン国立歌劇場ですが、今回初の上演となるのが『ワルキューレ』です。そんなワルキューレのあらすじとみどころを今回ご紹介いたします!

ウィーン国立歌劇場は、今からおよそ250年前音楽の都として名高いドイツ・ウィーンに建設されました。オペラ専用の施設でこれまで数々の名演が行われてきました。専属のウィーン国立歌劇場管弦楽団と実力派のオペラ歌手が織りなすクラシック音楽家の名オペラが鑑賞できるとあって、地元ヨーロッパはもとより、世界中から音楽ファンとりわけクラシック好きが集まる場所といえます。しかしなかなか現地ドイツへは仕事が忙しかったり、行くタイミングがなかったりと足を運びづらいかもしれません。しかし実はそんな伝統あるウィーン国立歌劇場が、毎年日本公演を行っているのをご存知でしょうか。今年は10月から11月にかけて東京と横浜で開催されるのです。今回ご紹介するワーグナー「ワルキューレ」(ドイツ語: Die Walküre)は11月6日、9日、12日と3日間東京文化会館で公演が決定しています。

楽劇王と呼ばれるワーグナーの超大作『ニーベルングの指環』は4夜に渡る長大なオペラ大作なため、切り離して単独のオペラとして上演されることの多い作品ですが、この「ワルキューレ」は一番上演機会の多い作品として知られています。あまりクラシックに馴染みのない方でも「ワルキューレの騎行」は聞いたことがあるかもしれません。オペラ好きな人はもちろん、オペラ初心者の方でも楽しめちゃうオペラ「ワルキューレ」のあらすじについて見ていきましょう。

ウィーン国立歌劇場「ワルキューレ」のあらすじ

北欧神話での主神であるヴォータンが、人間の女性との間に生まれた双子の兄弟であるジークムントとジークリンデ。ふたりは生き別れた双子の兄弟であることを知り、恋に落ちる。しかし、敵対同士の関係であったジークムントとヴォータン。ヴォータンの娘でワルキューレの一人であるブリュンヒルデはジークムントに対し、死の宣告を伝えるが、ジークムントの寛大な心と思いにひかれ、助けることを決意しました。これを知った ヴォータンは自らの手でジークムントを殺してしまいます。残されたブリュンヒルデとジークリンデは逃走を余技なくされます。
ブリュンヒルデの仲間である他のワルキューレ達が天空を駆けまわり、戦死したジークムントの魂を神々の城ヴァルハラには運ぶシーンでかの有名な「ワルキューレの騎行」が演奏されます。ヴォータンは、裏切り行為にあった娘のブリュンヒルデの力を奪い、燃えさかる岩山へ放り込み、深い眠りにつかされてしまいます。ここで、第二夜の「ジークフリート」に続き幕を下ろします。

ウィーン国立歌劇場「ワルキューレ」の見どころ

同じドイツ出身のベートーベンにインスパイアされ、音楽の道を志したワーグナー。「ワルキューレ」はクラシック界のロマン派と呼ばれる時代に作曲されました。過去の英雄伝説や当時の世論からくる思想の背景からくる独自の主張を、叙情的な物語とオペラ作品として昇華させた作品なのが「ワルキューレ」なのです。このオペラの見どころは、ワーグナーのライトモティーフという先駆的な表現手法が使われているところです。ライトモティーフは道具や概念などを全て音楽で描こうという新しい音楽の描写技法が用いられていることです。例えばある人物が舞台に登場するときや、舞台袖にいて、他の登場人物がその人物について触れるときにその人物を表すライトモティーフを奏でることで、あたかも映像を見ているような感覚です。この旋律を聴いたらこの場面や人物を表す伏線や表現に使われているワーグナーらしい哲学的な考えのもとに成り立っているのです。どんな旋律が使われていて、次はどんな展開になるのか、創造しながら鑑賞するのもいいですね。

ウィーン国立歌劇場「ワルキューレ」を観に行こう!

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