くるり「街」は、様々な細胞分裂&融合を繰り返す彼らの原点

常にメンバーチェンジを繰り返し、さらには音楽性をロックサウンドからフォーキーに変えたり、突然ハウスサウンドで驚かせたり…。いつも中心人物の岸田繁の思索が向かう方向性によってその形を変え続けている不定形ロックバンドのくるり

しかしその音楽の根底に常に横たわっているのは、切なさであり、やるせなさなのではないでしょうか。

岸田繁本人も「「虹」とともにこれがくるりの原点」と太鼓判を押す、バンドの中核をなすこの「街」が映し出す風景はまさに名曲の響きがあります。

2000年代直前にリリースされた名曲・くるり「街」

キャリアの中で様々に変幻していくくるりだけれど、この時期こそが彼らの原点と言ってもいいでしょう。

当時のラインナップは中心人物でギター&ヴォーカルの岸田繁、ベース/コーラス/ヴォーカルを担当する佐藤征史、ドラムスの森信行という3ピース構成。まさにロックバンドの最低必要人数で音楽をクリエイトしていました。

プロモーションビデオは時代のせいもあってか、ノンクレジット。誰が撮ったのかは不明なようです。リハーサルを繰り広げる彼らをガラス越しに見ているのですが、そこに雨が降ってきてしだいに映像が滲んでいくという演出はとてもかっこいいのですが。

オルタナ色を大胆に取り入れたアルバムの中で輝く、くるり「街」

この「街」という作品の生まれ方もちょっと不思議。

そもそも岸田はこれをハードコア演歌として作ろうとしていたと、のちに語っています。結果として「ロックバラード」として完成して聴けたのはむしろラッキーだったのかも。

他にこの曲は4枚目のシングルとしてリリースされたのですが、岸田本人は「めっちゃ売れる」と確信していたとか。でも現実はロックファンの間で名曲として幅広く認知されたものの、セールス的には低空飛行でかなりガッカリしたとか。

バンドとしての空気が悪い中で録音された、くるり「街」

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もう一つ興味深いエピソードとしては、このレコーディング時はかなりバンド内の緊張感が高まっていたという事実があります。

のちに脱退するドラムの森信行との仲もうまく言っていなかったせいか、結局のところこの「街」のレコーディングは森は叩かず、プロデューサーの根岸孝旨が叩いていたんだそう。

もちろん根岸は奥田民生のバックバンド・Dr.StrangeLoveのメンバーとしても活躍する実力派ミュージシャンなのでテクニック的には申し分なし。ただ本来はベーシストなので、ドラムを叩いたというところが何とも不思議なんですけどね。

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