back numberの妄想ワールドが炸裂する「高嶺の花子さん」

とんがっていて攻撃的なのばかりがロックバンドじゃないと教えてくれるのが3ピースロックバンドのback number(バックナンバー)。通称バクナンと呼ばれて親しまれています。

ギター&ヴォーカルで作詞作曲も担当している清水依与吏(しみず・いより)が作り出すその世界は、ほんとうに誰にでも起こりそうなことばかりが題材。

そして極めつけはこの「高嶺の花子さん」。何と何も起こってもいない時点で見事な歌として成立させてしまっているんだから半端じゃありません。

back number 高嶺の花子さん
(出典:Amazon)

back number「高嶺の花子さん」が伝える恋にもなっていない段階のラブソング

君から見た僕はきっと ただの友達の友達
たかが知人Bに向けられた 笑顔があれならもう恐ろしい人だ

君を惚れさせる黒(くろ)魔術は知らないし 海に誘う勇気も車もない
でも見たい となりで目覚めておはようと笑う君を

歌い出しからこうして妄想が暴走。

そう、会話を交わしたかどうかもあやふやな段階ですでに隣で目覚めるところまで一気にふくらんでいます、妄想が。

ふと見かけただけの女子に壮大な妄想を加速させるback number「高嶺の花子さん」

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そしてそこからさらに展開して、もうサビに行ってしまうのです。

会いたいんだ 今すぐその角から 飛び出してきてくれないか
夏の魔物に連れ去られ 僕の元へ
生まれた星のもとが 違くたって 偶然と夏の魔法とやらの力で
僕のものに なるわけないか

メロディーもサウンドも歌詞も、実はこれ、サマーチューンの構成。

なのにギタボの清水の湿ったヴォーカルで歌うことによって、なぜか爽やかさが微塵もなくなってしまうところがすごいところ。むしろ際立ってくるのは、その気弱なキャラクター。

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back number「高嶺の花子さん」の構成はノリツッコミ!?

back number 高嶺の花子さん2
(出典:NAVERまとめ)

で、2コーラス目でオチが来ます。

君の恋人になる人は モデルみたいな人なんだろう
そいつはきっと君よりも年上で
焼けた肌が良く似合う 洋楽好きな人だ

キスをするときも君は背伸びしている
頭を撫でられ君が笑います だめだ何一つ勝ってない
いや待てよそいつ誰だ

お笑い的に言えばノリツッコミってやつですね。ロック曲にこうしたノリツッコミを盛り込んだのって、ひょっとしたら彼らが初めてなんじゃないでしょうか。

ともすれば辛気臭いムードのあふれるロックシーンで、バクナンこそは新しい流れ。彼らのこの先の活躍が楽しみです!

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back number 高嶺の花子さん3
(出典:NAVERまとめ)

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