back number『ハッピーエンド』歌詞に込められた意味を徹底考察!

優しくほっとする歌声と身近な歌詞が若者を中心に共感を呼んでいるback number。Vo.清水依与吏さんの書く歌詞は、誰しもが持っている心の弱さや、「あるある!」と言いたくなるような感情の動きなどが繊細に表現されています。 今回はそんなback numberの2016年にリリースされたシングル『ハッピーエンド』に注目し、歌詞の内容や意味を徹底的に考察していきます!

back number『ハッピーエンド』歌詞に込められた意味を徹底考察!

2011年にシングル『はなびら』で待望のメジャーデビュー果たしたback number

結成は2004年で、Vo.&Gt.の清水依与吏さんを中心にBa.&Cho.小島和也さん、Dr.の栗原寿さんをメンバーとしたスリーピースロックバンド。

シングル『花束』や『高嶺の花子さん』などで頭角を見せ始め、じわじわと若者を中心にback numberの世界観が浸透し始めます。

2015年11月に発売の『クリスマスソング』では翌年3月度にフル配信ミリオン到達が認定されました。同曲を含むアルバム『シャンデリア』は初のオリコン週間ランキング1位を2週連続で獲得。幅広い世代から注目、支持を集めました。

清水依与吏さんの書く歌詞は、誰しもが持っている心の弱さや、「あるある!」と言いたくなるような感情の動きなどが繊細に表現されています。

今回はそんなback numberの曲『ハッピーエンド』に注目し、歌詞の内容や意味を徹底的に考察していきます!

back numberの『ハッピーエンド』とはどんな曲?

発売日

2016年11月16日

収録曲

1.ハッピーエンド
2.君の恋人になったら
3.魔女と僕
4.ハッピーエンド (instrumental)
5.君の恋人になったら (instrumental)
6.魔女と僕 (instrumental)

back number16作目のシングルとなった『ハッピーエンド』は、福士蒼汰さん、小松菜奈さんがメインキャストとなった映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の主題歌に。Mr.Childrenのプロデューサーとして知られる小林武史さんも制作に携わっています。

back number『ハッピーエンド』の歌詞の内容を考察


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back number『ハッピーエンド』・Aメロ部分の歌詞


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主人公は女性で、好きな人に別れを告げなくてはいけない状況のようです。離れたくはないのに、そうしなくてはいけないという気持ちが「さよならが喉の奥につっかえて」や「見つかるのはあなたを好きな私だけ」といった部分から伝わってきますね。

back number『ハッピーエンド』・Bメロ部分の歌詞


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主人公は相手に対して「優しくなれたはずなのに」それは願望で、現実にはそうでなかった。そう思っている時点で「優しい」気持ちを持っているように見えるのですが、優しさを上手に伝えることができなかったのでしょうか。

この部分は、切ない気持ちを歌った歌詞にもかかわらず、タイトルが『ハッピーエンド』という幸せなものになっていることと関係があるのかもしれません。

back number『ハッピーエンド』・サビ部分の歌詞


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「青いまま」という表現から、「未完成」、「若い」というイメージが感じられます。「あなた」を好きな私は未完成で成熟していなくて、そのままでいたいと願っています。

無理やりに「好き」という気持ちを握りつぶして、「大丈夫」と自分に言い聞かせる。前を向いて歩いて行かなくては。「あなた」と離れても大丈夫な自分にならなくては、といった切ない気持ちが描かれています。

「今すぐに抱きしめて」というフレーズから更に、強がって押し込めていた気持ちが溢れ出します。楽曲の盛り上がりも相まって止められない思いが流れてくるようです。本当は側にいたい、「好き」な気持ちでいっぱいな心。

「なんてね 嘘だよ」と呟いても、本当はそれこそが嘘。主人公も、相手も、心の中ではわかっているでしょう。ですがそれをお互いに、または自分は口に出せない。「大丈夫」と自分に言い聞かせたのとは反対の気持ちを、なんとかまた抑えようとしているのがわかります。相手を思っているからこそ、離れなくてはならない状況なのかもしれません。

back number『ハッピーエンド』・2A部分の歌詞


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「一人にしないよってあれ実は嬉しかったよ」ずっと側にいると思っていたからこそ、伝えていなかった言葉を伝える。「さよなら」の一言を口にするより前に、別れがすぐそこまで見えてきているようです。

「初めて電話をくれた」その時からすでに「あなた」に惹かれ始めていて、その気持ちは同じなのに何かが変わってしまった。離れたくない、という素直な気持ちがひしひしと伝わる部分です。

back number『ハッピーエンド』・2B部分の歌詞


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離れていても、主人公の気持ちに変化はありません。さらっと歌っている部分ではありますが、一途な想いがとても切ないです。

back number『ハッピーエンド』・2サビ部分の歌詞


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1回目のサビとは違い、「私をずっと覚えていて」という素直な気持ちがこぼれだしています。それもまた、「なんてね、嘘だよ」とはぐらかすような言葉を重ねて自分の気持ちを押し殺しています。「好き」と言いたいのに言えないという状況はとても辛いものですよね。

back number『ハッピーエンド』・ブリッジ部分の歌詞


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「少しほっとした顔のあなた」は、別れを望んでいたのでしょうか?主人公が何も伝えていないことに加えて、「暢気」ゆえに、主人公の心の中や状況がわかっていないだけとも想像できます。映画の中に答えがあるかもしれませんね。「勝手に涙を拭いたくせに」、「見える全部聴こえるすべて色をつけたくせに」。この部分からは、主人公が「あなた」に出会って大きく変わったことがわかります。それほど大きな存在だった「あなた」。

back number『ハッピーエンド』・大サビ部分の歌詞


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そして最後のサビでは、溢れ出てくる想いをまた無理やり封じ込めています。本当のことは言えない、でも相手のことが好きという苦しい気持ち。「ごめんね」は「さよなら」に変わります。いよいよ本当に別れを告げ、自分の心の中でも決着をつける。そんなシーンが思い浮かびますね。

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back number『ハッピーエンド』は予想を裏切る失恋ソングだった

離れ離れになる2人ですが、「あなた」を想い続けることで「ハッピーエンド」を作ろうとする主人公。タイトルとは真逆の切ない歌詞でしたが、大切な人にとってのハッピーエンドを作ろうとする気持ちは共感できますよね。

相手のことを思っているからとはいえ、自分勝手な気持ちも描かれてはいるのですが、そこがかえってリアルな恋愛を感じさせる歌詞です。過去に同じような経験をしたことがある人も少なくはないのではないでしょうか。

この曲が主題歌となった映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』は、福士蒼汰さん演じる高寿と小松菜奈さん演じる愛美が5年に1度、30日間という限られた時間のみ会うことができ、そこで交わされる想いを描いたファンタジックなストーリー。この曲の歌詞と世界観がリンクしているので、映画を見ることでより深く歌詞の内容や意味を知ることができます。

ちょっとした心の動きさえも見逃さず、誰もが共感できるback numberの歌詞。恋をしているときに、特に聴きたくなる曲がたくさんあります。『ハッピーエンド』以外にもたくさんの名曲がありますから、ぜひすべて聴いてみてください。

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