ブライアンウィルソン「SMILE」に隠された悲しい秘話

誰もが認める抜群の音楽センスと美しいファルセットボイスを持ちながらも、繊細な性格が災いして、一時は絶望の底にまでたどり着いたブライアンウィルソン。ビーチボーイズと本来の自分とのギャップに苦しみ、自信作のペットサウンズは思うような評価が得られませんでした。起死回生を計った「SMILE」は、ドラッグの乱用で悲惨なレコーディングとなってしまい、37年間封印されてしまいました。復活を果たしたブライアンが壊れた原因を探っていきます。

類い稀なる才能と美しいファルセットボイスを持ちながらも、精神を病んでしまった悲劇の天才ブライアンウィルソン

ビーチボーイズとのギャップに苦しみ続け、一時は絶望の底にまで落ちてしまいます。その精神的葛藤や苦しみは、37年間封印されていた「SMILE」に隠されていました。

彼が見た大きな闇とはいったい何だったのでしょうか。

精神的に追いつめられていたブライアンウィルソン

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1966年の夏。ビーチボーイズは後の「SMILE」となる「ダム・エンジェルス」の制作に取り掛かっていました。

しかし自信作だったペットサウンズの失敗により、ドラッグの使用量を増やしていたブライアンウィルソンのアイディアは増幅する一方で、次々に浮かぶアイディアの中から、大切なものを判断することもできなくなっていました。

「効果音のみで作られたアルバム」「ジョークのみで作られたアルバム」など、破天荒な提案をしては撤回するということを繰り返していたそうです。これはブライアンとビーチボーイズが迷い込んだ巨大な迷路の入り口でした。

壊れていくブライアンウィルソン……彼が取った悲しい行動とは

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(出典:Twitter)

ある時、ブライアンウィルソンはアルバムの組曲「ジ・エレメンツ」の一部である「火」のパートを演奏してもらうために、大勢の管弦楽演奏者を集めます。しかし、収録当日になってみると「霊波が合わない」という理由で帰されてしまいました。

後日、彼らを再招集したブライアンウィルソンですが、スタジオにいた他のメンバーと一緒の玩具の消防士用ヘルメットをかぶるように言い渡し、バケツの中で燃え盛る火の匂いをかがせながら演奏をさせています。

しかしこの時、たまたまスタジオ近くで火事が発生。ブライアンはその火事を自分たちが招いたものだと思いこんでしまい、収録済みのテープを封印してしまったのです。

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