嵐・大野智のリーダー論から紐解く! ジャニーズにおける「リーダーのカタチ」

6月13日に放送された報道番組『NEWS ZERO』(日本テレビ系)。大野智くん主演のドラマ「世界一難しい恋」とのコラボ企画として、櫻井翔くんとの対談が実現しました。今回の対談は、「リーダーとは何か」。この対談をもとに、ジャニーズにおける「リーダーのカタチ」について、心理学の観点を交えながら考えていきたいと思います。

6月13日に放送された報道番組『NEWS ZERO』(日本テレビ系)。の大野智くん主演のドラマ「世界一難しい恋」とのコラボレーション企画として、『NEWS ZERO』でキャスターとして活躍する櫻井翔くんとの対談が実現しました。

以前、「Hey! Say! JUMPにリーダーは存在するのか?」というコラムを書いたことがありましたが、今回の大野・櫻井コンビの対談は、「リーダーとは何か」を改めて考えさせられる機会となりました。今回は大野くん・櫻井くんの対談をもとに、ジャニーズにおける「リーダーのカタチ」について、心理学の観点を交えながら考えていきたいと思います。

嵐・大野智が考える「リーダー論」

『NEWS ZERO』での対談では、大野くんが考える「リーダー論」についてトークが展開されました。嵐がデビューした当初、「リーダーというリーダーはいない」と語っていた大野くん。彼はTOKIOの城島くんと同じように、じゃんけんでリーダーに選ばれたんですよね。

「リーダーは『まとめる』というイメージがあった」と語る大野くんは、リーダーという理由で進行を任されることもあり、戸惑いが多かったと語っています。結成当時はみんなの考えていることが上手に理解できないこともあったそうで、「それじゃだめだ」という気持ちを持っていたと語っています。自分も含め、メンバーが大人になっていくにつれ、「気負わなくていい」という気持ちに変化していったそうです。

必要なのはメンバーを尊敬することで、みんなを「引っ張っていく」というよりは、後ろから「見守る」スタンスでいたいというリーダー論を持っている大野くん。周りがフォローしてくれるから嵐のリーダーとして成立している、この5人だから大野智がリーダーでいられるという謙虚さが、ニュータイプの「リーダー」として、メンバーから信頼されている要因となっているように思います。

「PM理論」から考えるリーダーのカタチ

社会心理学者の三隅二不二(1942-2002)が提唱したリーダーシップ論に「PM理論」というものがあります。これは、「目標達成(Performance)行動」と「集団維持機能(Maintenance)行動」によってリーダーシップをとらえたもので、集団においてこの両者の機能を促すことがリーダーの行動と考えられています。具体的に目標達成行動は、集団における目標達成のための計画を立てたり、メンバーに対して指示を与えたりする行動を指します。また、集団維持機能は、メンバーの立場や役割をしっかりと理解し、良好な関係性を築きながら、集団における結束の維持や強化を図る行動を指します。

これらを、それぞれの行動の傾向から、

  • 1:PM型(P・Mどちらの行動も高く、生産性もメンバーの意欲・満足も高い)
  • 2:P型(P行動が高く、生産性は高いがメンバーの意欲・満足が低い)
  • 3:M型(M行動が高く、メンバーの意欲・満足は高いが、生産性は低い)
  • 4:pm型(P・Mどちらの行動も低く、生産性もメンバーの意欲・満足も低い)

の4つの類型に分類して考えられています。このコラムを読んでくださっている方には、お仕事をされていたり、部活動などでチームに所属していたりする方もいますよね。みなさんの身近にいる「リーダー」はどのタイプでしょうか?また、自身が「リーダー」という方もいるかもしれませんね。自分を客観的に見たときに、どのタイプだと考えるでしょうか。PM型が最も理想の形ですが、現実的にはどちらかに偏ってしまう場合、どちらも弱い場合も多いと考えられています。

大野智くん主演のドラマ『世界一難しい恋』で、大野くんはホテルを経営する社長を演じていましたよね。「仕事はできるが、常に自分が一番正しいと思っているため、社員からの人望はない」という社長が、恋をすることで人間的に成長していくストーリーが描かれていました。この4つの類型から考えると、大野くん演じる社長はP型に近いかもしれませんね。ただ、嵐のリーダーとしての大野くんは、先ほど「ニュータイプ」とお話しさせて頂いたように、この理論ではカバーしきれないと言えます。

環境がリーダーを作り出し、リーダーシップを生み出すこともある

「もともとリーダーシップがないと考えられていた子どもが、クラス委員といったリーダーの役割を担うことで、リーダーらしい行動が取れるようになる」という研究もあるように、環境によってリーダーが作られることがあります。先ほどお話しさせて頂いたように、大野くんは「リーダーシップを評価されて」といった理由ではなく、じゃんけんでリーダーになっています。

このことからも、大野くんは環境によって独自のリーダーシップを発揮するようになったと言えるかもしれません。「周りがフォローしてくれるから嵐のリーダーとして成立している」と謙虚に語る大野くんですが、その言葉の通りに4人のフォローがあったからこそ、「嵐」というグループがより魅力的で、多くの人々に愛され続けているのだと思う部分もあります。グループ・メンバーが本当に温かい雰囲気に包まれていますよね。

『NEWS ZERO』の村尾キャスターが「リーダーは周りがフォローしていくことが大切。フォローしたいという人は、『無私の精神』が宿っている人。このことがリーダーの条件の一つである」と語っているように、大野くんの優しくて謙虚な人間性が、フォローしてあげたいという気持ちにさせてくれるのかなとも思います。そして、大野くんもメンバーを尊敬し、メンバーのことをしっかり考え、温かく見守っているからこそ、「嵐」というグループはずっとずっと愛され続けているのではないかと思うんですよね。

ジャニーズならではの「リーダーのカタチ」

「先頭に立って、ガツガツみんなを引っ張っていく」という従来の「リーダーのカタチ」とは違ったグループのまとめ方が、嵐に限らずジャニーズの世界にはたくさんあるように思います。リーダーを置かないグループであっても、陰でリーダー的な役割を担っている人がいるケースもあります。これはジャニーズならではかもしれませんね。じゃんけんでリーダーになったとはいえ、「なるべくしてリーダーになった」とメンバーやファンが納得できるくらい、大野くんには厚い信頼が寄せられています。

(文・はると)

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