「ウエストサイドストーリー」青春像を描いたミュージカルの金字塔についてご紹介

ウエストサイドストーリーは、ミュージカル映画を代表する作品の1つであり、ブロードウェイを始め世界各国で上演されている人気作品の1つです。ミュージカル、といえば「ウエストサイドストーリー」、という世代から劇団四季や宝塚歌劇団の公演として観た事があるという世代まで、広く愛され親しまれているこのミュージカルの金字塔の1つである「ウエストサイドストーリー」についてあらましやストーリーも交えてご紹介していきます!

 ウエストサイドストーリー世界初上演は1957年9月26日

(出典:photoACより)

1957年にブロードウェイで初演されて以来、1961年の映画化を含め、全世界での上演を誇る人気ミュージカルとなった「ウエストサイドストーリー」

特にその演舞シーンの華麗さで知られ、ニューヨークシティバレエ団の「ウエストサイド物語組曲 WEST SIDE STORY SUITE」は、ブロードウェイ版のダンスシーンと映画版の動きも取り入れた人気演目の1つとなっています。

日本でも宝塚歌劇団や劇団四季、ジャニーズの少年隊や嵐などによって繰り返し上演されてきたこのミュージカルの金字塔の1つ「ウエストサイドストーリー」についてご紹介します!

1961年映画化されたウエストサイドストーリー・アカデミー10部門獲得

1957年に初演されるやたちまち人気ミュージカルの座に躍り出た「ウエストサイドストーリー」。1961年には脚本に「王様と私」「サウンド・オブ・ミュージック」「北北西に進路を取れ」「麗しのサブリナ」などの名作で知られるアーネスト・レーマンを迎えて映画化。

公開と同時に熱狂をもって迎えられた「ウエストサイドストーリー」。アカデミー賞では11部門にノミネートされ10部門で受賞する快挙を成し遂げ、ベルナルドを演じたジョージ・チャキリスの名前も一躍世界的に有名になりました。

ちなみにそのジョージ・チャキリスは1958年イギリス・ロンドンでのミュージカル版「ウエストサイドストーリー」上演の際にはリフ役を演じていることでも知られており、この「ウエストサイドストーリー」の後も「ロシュフォールの恋人たち」「ブーベの恋人」などの映画やTVドラマ、舞台などで活躍を見せています。

ウエストサイドストーリーのストーリーは

「ウエストサイドストーリー」の登場人物やあらすじは映画版とミュージカル版では多少相違があります。ここではミュージカル版の「ウエストサイドストーリー」のあらすじをご紹介します!

物語の舞台は1900年代中ごろのニューヨークのアッパーウエストサイド。当時このエリアは地下鉄の延長に伴い、それまでの住民と建設ラッシュによって新しく流入してきた住民とでいざこざが絶えない雰囲気がありました。

そのエリアで台頭してきていたのがプエルトリコ系移民の少年ギャング団「シャークス(シャーク)」と、東欧系移民の少年ギャング団「ジェッツ(ジェット)」。この2つは縄張り争いで始終反目しあう間柄で、ニューヨーク市警からも目をつけられ、警告を受けていました。

そんな中、ジェッツを率いるリーダー・リフは相手のリーダーであるベルナルドと正面きって対決することで日々繰り返されるいざこざにケリをつけようとします。そして、その手始めとしてかつての自分の腹心だったトニーをもう一度仲間に引き入れようと画策します。

トニーはその頃、ギャングから足を洗いまじめに働いていましたが、かつての友人であるリフの説得に根負けし、ベルナルドの対決に手を貸すことを決めます。

一方その頃対立する「シャークス」のリーダー・ベルナルドの実妹であり、同じく「シャーク」の一員であるチノと結婚するべく故郷からニューヨークへとやってきたばかりのマリアは、初めて参加するダンスパーティに胸ときめかせています。

そのダンスパーティの会場で出くわした「ジェッツ」と「シャークス」。仲良くするように促す市警の言葉も無視してのダンス対決が始まります。その興奮の中で運命の出会いを果たしたトニーとマリア。しかし妹が対立するグループに属するトニーと踊るのを快く思わないベルナルドに引きずられるようにマリアは帰宅を余儀なくされることに。

トニーは彼女が住んでいるであろうアパートのある路地をうろつき、バルコニーにいるマリアを見つけます。お互いへの一目ぼれの気持ちを確かめ合ったトニーとマリア。次の日にマリアの職場の近くで会うことを約束してその夜は別れます。

翌日、トニーの職場であるドラックストアに集結する「ジェッツ」と「シャークス」。決闘にあたって素手で闘うことを提案したトニーの意見が最終的に聞き入れられます。しかし、マリアに素手だろうが何であろうが決闘なんてよくないことだと諭されたトニーは、無益な争いはやめさせることと、将来をマリアに誓います。

決闘の場でマリアとの約束どおり、何とか争いを止めようとするトニー。しかしそんなトニーを臆病者扱いしてあざけ笑うベルナルドにカッときたリフがナイフを持ち出してしまいます。乱闘の中、はずみからとはいえ、ベルナルドに刺されたリフが死に、そのリフのナイフで反撃したトニーによってベルナルドも刺されて死亡してしまいます。

その頃、トニーとの未来について甘い夢を見ていたマリアは戻ってきたチノに悲報を知らされて絶望のどん底に落とされます。一度は兄のかたき、とトニーをなじったマリアも出頭するというトニーを引きとめ、2人でどこか平和に暮らせる場所に逃げることを誓います。

一方、チノは亡きベルナルドの遺した拳銃を手にトニーへの復讐を企みます。「ジェッツ」もむざむざ殺させまいとトニーを探し回ります。

マリアと一晩過ごした後、ドラッグストアの地下にひそむトニー。しかし、そこにマリアの使いとして現れたベルナルドの恋人アニタにジェッツのメンバーがーはひどい扱いをしてしまいます。アニタは怒りのあまり「マリアはチノに殺された」と嘘を告げて去り、それを真に受けたトニーは自暴自棄の余り・・・

ウエストサイドストーリー、これまでの日本での上演は

世界的に有名なミュージカルの1つである「ウエストサイドストーリー」。これまでに日本でもさまざまな劇団やユニットなどで上演されてきました。

宝塚歌劇団公演「ウエストサイド物語」

1968~1969年、1998年、1999年に上演。中でも1998年公演は「TAKARAZUKA1000days劇場」のこけら落とし公演として上演され、主役のトニーを真琴つばさ、マリアを風花舞、ベルナルドを紫吹淳が演じました。

劇団四季公演「ウェストサイド物語」

1974年に初演された劇団四季版「ウェストサイド物語」。その初演の際にトニーを演じたのは鹿賀丈史、マリアは雪村いずみのコンビでした。

それ以降も定期的に劇団四季によって上演され、山口祐一郎、石丸幹二、鈴木涼太、福井晶一などが歴代のトニー役を務めてきました。

ジャニーズ公演「ウエストサイドストーリー」

  • 2004年「PLAYZONE ’04 WEST SIDE STORY」トニー/東山紀之 リフ/錦織一清 ベルナルド/植草克秀
  • 2004年「WEST SIDE STORY」トニー/櫻井翔 リフ/大野智 ベルナルド/松本潤 アクション/生田斗真

少年隊や嵐もこれまでにウエストサイドストーリーを上演しています。マリア役は島田歌穂、和音美桜がそれぞれ演じました。

また、ブロードウェイキャストによる日本上演も数回行われています。

映画・ウエストサイドストーリー名場面がUSJで体感できる!

この映画「ウエストサイドストーリー」に登場する名シーンの1つ、ニューヨークのアパートメントのバルコニー。この有名なシーンを体感できるオープンセットが大阪のUSJパーク内のニューヨーク・エリアにあります。

USJに遊びに行く機会があるときにはぜひ、映画のシーンを思い出して見に行ってみてはいかかでしょうか。

ウエストサイドストーリー、一度は観ておきたいミュージカルの金字塔

1957年のブロードウェイ初演から60年を経た今でも、そのストーリーやミュージカルナンバーの輝きが変わることはない「ウエストサイドストーリー」。

これからも宝塚歌劇団や劇団四季を始めとする実力派によって受け継がれていくであろうこのミュージカルから目が離せそうにありませんね!

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