日本の演劇界をリードするシス・カンパニー 代表の北村明子さんとはどんな人物?

演劇プロデューサー、そして芸能事務所シス・カンパニーの経営者の二つの顔を持つ北村明子さん。興行の世界で何を考えどのように動いてきたのでしょうか。北村明子さんという人物について、素顔に迫ってみたいと思います。

シスカンパニー 北村明子とは

演劇プロデューサー、そして芸能事務所シス・カンパニーの経営者の二つの顔を持つ北村明子さん。演劇プロデューサーとしては25年以上全公演で黒字を達成、経営者としてはシス・カンパニー所属俳優の高橋克実や八嶋智人をブレイクさせるなど、長年に渡り精力的に活動しています。

2016年3月2日に第11回渡辺晋賞を受賞した北村明子さんは、水ものと呼ばれる興行の世界で何を考えどのように動いてきたのでしょうか。北村明子さんの著書『だから演劇は面白い!』(小学館)をもとにまとめました。

北村明子さんがシス・カンパニーという社名に込めた思い

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(出典:Amazonより)

 

シス・カンパニーは野田秀樹氏が主宰する劇団夢の遊眠社内に俳優マネジメント部門を設立したのが始まりです。その後1989年に独立、1992年の劇団夢の遊眠社解散以降は舞台のプロデュースと俳優のマネジメントを両輪とした活動にシフトしていきました。

このシス・カンパニーという社名、北村明子さんの著書によると

「シスはシスターから取ったのではなく『戦略情報システム』の略語である『SIS』から取っている。マネジメントという仕事は人間相手の仕事で、アナログな仕事ではあるけれど情報が大切である、という思いから『シス』と社名につけた」

(北村明子著「だから演劇は面白い!」より)

とのことです。シス・カンパニーは、マネジメントという仕事に対する北村さんの考えを端的に表した社名なんですね。

北村明子さんは「働く人」を第一に考え、利益は働いている人に還元する

(出典:pixabayより)

 

シス・カンパニーの北村明子さんは著書によると「利益は働いている人に還元する」という考えをお持ちとのこと。

「『シス・カンパニー』には部や課を置かず、社長の北村さん以外は全てフラットな組織にしている。北村さんが立てた戦略を、担当者が戦術に落とし込んで実行するという形を取っているが、北村さんが全てを掌握するためには社員ひとりひとりと向き合えるこの形がベスト」

(北村明子著「だから演劇は面白い!」より)そうです。

北村明子さんの戦略で活躍の場を広げた高橋克実と八嶋智人

北村明子さんが働く人を第一に考えているのは、マネジメントしている俳優さんに対しても同様。著書によると「死ぬまで役者として生活してもらえるようにする」が北村さんの目標で、所属する俳優さんには

また、「『舞台』と『映像』の両方の仕事をやらせる方針である。時には役者のイメージを壊すために、バラエティの仕事を勧める」(北村明子著「だから演劇は面白い!」より)

こともあるそうです。

シス・カンパニー所属タレントの高橋克実と八嶋智人がテレビ番組『トリビアの泉~素晴らしきムダ知識』の司会を務めたのもそうした戦略によるものとのことで、これ以来ふたりは知名度を大きく上げ、これまでにない仕事のオファーがくるようになったとのことです。

北村明子さんは現場で働く人々と向き合いながら仕事をしている

(出典:pixabayより)

また、北村明子さんは「現場」に目を行き届かせる考えの持ち主です。

「朝早くから夜遅くまで舞台をつくる仕事をする人にとって、食事が唯一の楽しみと考え、昼と夜のお弁当のメニューに対して非常に細かく指示を出す」(北村明子著「だから演劇は面白い!」より)
しているとも著書に書かれていて、北村明子さんが働く人を第一に考えていることがよくわかります。

と著書には書かれています。

また、北村さんは舞台装置や美術のスタッフさんなど、舞台の「現場」で働く人に対しての心配りも忘れません。著書によると

そうです。
これらの話にはシス・カンパニーの社員、また舞台のスタッフに対し目を行き届かせている北村さんの考えがよく表れています。

「二つの顔」の北村明子さんに今後も注目!

演劇プロデューサー、そして経営者と二つの顔を持つ北村明子さんは、評価の高い演劇作品を提供し続け、また並行して多くの個性的な実力派俳優に対する良質なマネジメントにより、演劇界に大きく貢献してきました。引き続き北村明子さんの活動に注目です。

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