『里見八犬伝』【仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌】それぞれの玉の意味とは?

2017年4月から全国12か所で上演される舞台『里見八犬伝』。本作の原作は、江戸時代に滝沢馬琴によって書かれた『南総里見八犬伝』です。【仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌】の8つの玉に導かれた8人の犬士たちの活躍を描いた『南総里見八犬伝』。今回は8つの玉の意味について解説します。

【2017年舞台『里見八犬伝』全国12か所で上演決定!】

滝沢馬琴によって書かれた長編読本『南総里見八犬伝』を、劇作家の鈴木哲也さんがアクションエンターテインメントとして脚本にし、深作健太さんが演出した舞台『里見八犬伝』の再演が決定!

2012年にAAAの西島隆弘さん、2014年に山﨑賢人さんが主演した舞台『里見八犬伝』は、圧倒的な迫力で大好評を博しました。前回の公演から3年が経ち、再び山崎賢人さん主演で2017年4月から全国12か所で上演されます。

今回は、『里見八犬伝』のキーとなる【8つの玉】に着目。それぞれの玉についている言葉【仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌】とは、仁義八行という八つの道徳的規範を示したもの。

8つの玉それぞれの意味とは?また、それぞれの玉を持つキャラクターについても解説します!

【舞台『里見八犬伝』あらすじ】

まずは、『里見八犬伝』のあらすじを見てみましょう。

あらすじ

戦国時代。南総を統治している里見家では、領主である里見義実が心変わりし、妻である玉梓が処刑されるという悲劇が起こります。そして玉梓の無念は犬神と合体し、玉梓は怨霊として蘇ることに……。

歳月は流れ、義実は重い病に苦しんでいる上に巷には疫病が大流行し、南総は大混乱に。疫病は怨霊となった玉梓から放たれたものでした。玉梓の怨霊は悪行の限りを尽くし、世界を滅亡せんとしていたのです。

義実と玉梓の娘である伏姫は、彼女に思いを寄せる金碗大輔に誤って撃たれてしまいますが、死して平和を願う精霊に。

伏姫の魂は、それぞれ別々の意味を持つ文字が記された8つの玉となって八方に飛び散り、8人の犬士たちのもとに渡ります。伏姫は、霊力を持つ玉を所持する8人の犬士たちを導きはじめるのでした。

選ばれし八犬士たちは、それぞれに悩みや葛藤を抱えながら、様々な境涯で生きていました。彼らは時に対立しながらも、運命に従って玉梓との戦いの場へと立ち向かっていくことになるのですが……。

【『里見八犬伝』「孝」の玉:犬塚信乃】

まずご紹介するのは、孝行の意味を持つ「孝」の玉。「孝」の玉を持つのは、銘刀「村雨」を持つ犬塚信乃です。犬塚信乃は武士の家に生まれましたが、両親ともに逝去した後は農村の伯父夫婦に引き取られました。

自死した父親から銘刀「村雨」を足利家に献上することを託されていますが、伯父夫婦の企みにより偽物とすり替えられ窮地に陥るなど、運命に翻弄されることに。舞台『里見八犬伝』の主人公として、ストーリーを牽引します。左腕に牡丹の痣を持つのが特徴。

「孝」の玉を持つ犬塚信乃役を演じるのは、主演の山﨑賢人さん。2010年に俳優としてデビューして以来、連続テレビ小説「まれ」や、映画『ヒロイン失格』など数々の映像作品で活躍している山﨑賢人さんは、2014年の舞台『里見八犬伝』で初舞台を踏みました。

180㎝近い長身と抜群のビジュアルで、今回もまた魅力たっぷりの犬塚信乃を見せてくれることでしょう。

【『里見八犬伝』「義」の玉:犬川荘助】

続いてご紹介するのは、正義を意味する「義」の玉を持つ犬川荘助です。両親を失い、犬塚家の下男として働いていた犬川荘助は、犬塚信乃の監視役を言いつけられました。

最初は反目し合っていた荘助と信乃でしたが、お互いに同じ痣と似たような玉を持っているということを知ってからは、主従の関係であると同時に友情を育むように。

また、犬塚家の娘であり信乃の許嫁となる浜路に思いを寄せていた荘助の嫉妬により、荘助と信乃は別々の道を歩むようになります。左腕にある牡丹の痣が特徴。

「義」の玉を持つ犬川荘助を演じるのは、玉城裕規さんです。玉城裕規さんは、舞台『弱虫ペダル』や舞台『Messiah メサイア』などで活躍する俳優で、舞台『里見八犬伝』には2014年に引き続いての出演となりますが、前回は犬坂毛野役でした。

【『里見八犬伝』「忠」の玉:犬山道節】

主君に対する忠誠を意味する「忠」の玉を持つのは、犬山道節です。玉梓を誤って撃ってしまった金碗大輔の息子であり、父が出家したことで「捨てられた」という思いを強く持っていて、最初は玉梓の配下に加わっていました。

やがて道節は「忠」の玉を持つようになり、父の遺志を継いで八犬士に。左肩にある牡丹の痣が特徴です。

「忠」の玉を持つ犬山道節を演じるのは、青木玄徳さん。『ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン』でデビューした俳優で、2016年には舞台『パタリロ!』でバンコラン役を演じて話題になりました。

舞台『里見八犬伝』への出演は、今回が初めてとなります。

【『里見八犬伝』「信」の玉:犬飼現八】

真実や信頼を意味する「信」の玉を持つのは、犬飼現八。漁師の子として生まれましたが、犬飼家に引き取られ武道の達人として成長し、里見家の役人として働きます。

主君の死をきっかけに八犬士として生きることを決意。右の頬先にある牡丹の痣が特徴です。

「信」の玉を持つ犬飼現八を演じるのは、荒井敦史さんです。D-BOYSのメンバーである荒井敦史さんは、180㎝を超える長身。映画『真田勇十士』などで俳優として活躍しています。

舞台『里見八犬伝』へは2014年に引き続いての出演となりますが、2014年時は犬田小文吾役での出演でしたので、今回は役柄を変えての出演です。

【『里見八犬伝』「悌」の玉:犬田小文吾】

続いてご紹介するのは、兄弟の敬愛を意味する「悌」の玉を持つ犬田小文吾です。

山村で田畑を耕しながら暮らしている平和を愛する若者でしたが、玉梓たちに村を焼き払われたことにより復讐に燃えるようになります。尻にある牡丹の痣が特徴。

「悌」の玉を持つ犬田小文吾役を演じるのは、和田雅成さんです。大阪で俳優として活動していましたが、2014年からは東京を拠点として様々な舞台や映画に出演しています。

最近では、舞台『刀剣乱舞』や舞台『おそ松さん』など、2.5次元舞台の話題作に出演。舞台『里見八犬伝』へは今回が初参加となります。

【『里見八犬伝』「智」の玉:犬坂毛野】

智慧を意味する「智」の玉を持つのは、犬坂毛野です。女田楽の一座の一員として女装で育てられた犬坂毛野は剣の達人。冷静な判断力の持ち主です。右肘から二の腕にある牡丹の痣が特徴。

「智」の玉を持つ犬坂毛野を演じるのは、松島庄汰さん。ドラマ「仮面ライダードライブ」などで活躍する俳優です。

艶やかな女装姿という出で立ちで、八犬士の中でも特に目立つキャラクターである犬坂毛野をどのように演じるのか、期待しましょう。舞台『里見八犬伝』には、今回が初出演です。

【『里見八犬伝』「礼」の玉:犬村大角】

続いて、礼儀を意味する「礼」の玉を持つ犬村大角をご紹介します。かつては里見家に仕える武士でしたが、疫病に苦しむ人々を見捨てておけず、修行の道を歩んでいる人情家。左胸にある牡丹の痣が特徴です。

「礼」の玉を持つ犬村大角役を演じるのは、丸山敦史さんです。2007年にテレビドラマ「風魔の小次郎」で俳優デビュー。映画・ドラマ・舞台と様々な作品で活躍しています。

舞台『里見八犬伝』へは2014年に引き続きの参加。前回も、今回と同じ犬村大角役でした。

【『里見八犬伝』「仁」の玉:犬江新兵衛】

仁義の「仁」であり、最高の徳を意味する「仁」の玉を持つのは、犬江新兵衛。伏姫の霊に育てられた犬士で、最年少でありながら、儒教の徳目すべてを体現している最強の戦士です。脇腹にある牡丹の痣が特徴。

「仁」の玉を持つ犬江新兵衛役を演じるのは、西銘駿さんです。西銘駿さんは、第27回JUNONスーパーボーイコンテストでグランプリを獲得したことをきっかけに芸能界デビュー。

グランプリ獲得直後にドラマ「仮面ライダーゴースト」の主役を射止めた大物新人俳優です。舞台『里見八犬伝』には初参加となります。

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【舞台『里見八犬伝』を思いっきり楽しもう!】

(出典:pixabayより)

舞台『里見八犬伝』に登場する八犬士たちが持つ玉の言葉【仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌】の意味と、各キャラクターについて解説してきました。犬士たちはそれぞれ異なる境遇を背負っていて、苦悩や葛藤を抱えています。犬士たちが持っている玉の意味を頭に入れておくと、よりストーリーへの理解も深まるはず!この機会にぜひ覚えておいてください。

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