ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」のストーリー&キャストの見どころをチェック!

4年ぶりに新たなキャストを迎え進化して戻ってくる「ロミオ&ジュリエット」のミュージカル公演。いよいよ2017年1月15日より東京、2月22日より大阪でそれぞれ行われます。本日は物語のあらすじをたどりつつ公演の見どころを紹介します。

シェイクスピアの名作「ロミオ&ジュリエット」のミュージカル公演が、2017年1月15日より東京・赤坂ACTシアター、2月22日より大阪・梅田芸術劇場メインホールでそれぞれ行われます。

新キャスト、新バージョンで4年ぶりに帰ってくるミュージカル。その上演を、楽しみにしているファンもきっと多いですよね。今回は、「ロミオ&ジュリエット」のあらすじをたどりながら、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」の見どころをご紹介していきたいと思います。

「ロミオ&ジュリエット」のあらすじ①:ロミオとジュリエットの出会い、そしてロミオの追放

まずは、原作「ロミオ&ジュリエット」のあらすじをたどっていきたいと思います。作品の舞台となっているのは14世紀のイタリア・ヴェローナという都市。そこには「キャピュレット家」と「モンタギュー家」という名家があり、両者は敵対する関係にありました。

モンタギュー家の一人息子だったロミオは、キャピュレット一族のロザラインという女性におもいをよせていました。友人に誘われ、ロザラインに会えることを期待し、キャピュレット家の仮面舞踏会にしのびこんだロミオ。しかし、そこでキャピュレット家の一人娘であるジュリエットと出会い、心は完全にロザラインからジュリエットへと移ります。

舞踏会の出会いがきっかけとなって、恋におちてしまったロミオとジュリエット。敵対する家どうしの娘・息子であることを知ってもなお、2人の想いがゆらぐことはありません。そして、両家の和解をねがうロレンス修道士のもとでひそかに結婚式をあげます。

しかし式のあとで、ジュリエットの従兄弟であったティボルトに喧嘩をしかけられ、ロミオの代わりに喧嘩の相手となった親友のマキューシオが殺されてしまいます。これに怒りや悲しみを抑えきれなくなったロミオは、ついにティボルトを殺してしまい、ヴェローナから永久追放されてしまいます。

「ロミオ&ジュリエット」のあらすじ②:叶わなかった願い、2人の旅立ち

ロミオと結婚したことを知らないキャピュレットは、大公の親戚であったパリスとジュリエットを結婚させようとします。ジュリエットはこれを拒もうとしますが、キャピュレットは耳を傾けようとしません。ジュリエットに助けを求められたロレンス修道士は、ある計画を提案します。

それは、ジュリエットが「42時間仮死になる薬」を飲み、周囲に死んだと思わせることで霊廟に葬ってもらい、目覚めたさいに迎えにきたロミオと駆け落ちするというものでした。実際にジュリエットはその薬を服用。仮死状態となり霊廟に葬られることとなります。しかし、その計画はロミオに十分に伝わっていませんでした。

ロミオはジュリエットが本当に死んでしまったと思い込んでしまい、毒を飲み、自ら命を絶ってしまいます。そのあとに目を覚ましたジュリエットは、息のないロミオの姿を見て、彼の短剣で自らの胸を刺してロミオの後を追い、旅立ちます。

キャピュレットとモンタギューは2人の死を悲しみ、それと同時に、つまらない争いを繰り返していた自分たちの愚かさ、そうした争いが愛する子を死に追いやってしまった情けなさを強く感じ、ついに両家は和解することとなります。

「ロミオ&ジュリエット」の原作はこのようなあらすじとなっています。このストーリー・世界観が今回のミュージカルでどのように表現されるのかに大いに注目が集まります。

「ロミオ&ジュリエット」のあらすじ、キャストから紐解くミュージカルの見どころ

新キャストで上演される今回のミュージカル「ロミオ&ジュリエット」では、ロミオ役を古川雄大と大野拓朗、そのヒロインとなるジュリエット役を生田絵梨花(乃木坂46)と木下晴香が務めます。

前回に引き続きロミオ役としての出演となる古川雄大さんは、「テニスの王子様(不二周助)、「エリザベート(ルドルフ)」、「黒執事(セバスチャン・ミカエリス)」など、数多くの舞台に出演しているほか、映画やドラマに出演しており、歌手としても活躍を見せています。

本ミュージカルの潤色・演出を手がける小池修一郎氏も、前回に引き続きロミオ役として出演する古川さんに対し、自分なりのロミオ像を完成させてくれるだろうと期待を寄せています。ロミオ役の経験がある古川さんが、新バージョンで上演される本ミュージカルでどのような進化を見せてくれるのかに大いに注目が集まります。

また、同じくロミオ役の大野拓朗さんは、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の青柳清役で注目を浴び、その演技力も高く評価されている俳優です。舞台への出演は少ないものの、「エリザベート」ではルドルフ役を務めたこともあり、今回の「ロミオ&ジュリエット」では、密かに歌のレッスンを重ねるなど、ミュージカルへの情熱が評価されることとなりロミオ役への抜擢となりました。初主演となるミュージカルに大野さんがどう向き合い、どんなロミオ像を作り出していくのかに注目です。

ジュリエット役の生田絵梨花さんは、乃木坂46のメンバーでありながら、舞台「虹のプレリュード」や「リボンの騎士」などで主演を務めたこともあり、ミュージカル女優としての活躍も非常にめざましいものがあります。剛力彩芽主演のドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」にゲスト出演した際も、プロデューサーから演技力の高さを評価されるなど、彼女の演技を称賛する声は多くあります。音楽の勉強も本格的に行っており、ジュリエット役で彼女がどのような世界観を作り出すのかに注目が集まります。

同じくジュリエット役の木下晴香さんは、新人でありながらヒロイン役に大抜擢された現役女子高校生です。「全日本歌唱選手権 歌唱王2015」の決勝戦に出場した経験も持ち、伸びやかで美しい歌声は多くの人を魅了しました。今回のミュージカルでも武器となることは間違いありません。

かつてはキッズミュージカルに所属していて、2015年のTOURSミュージカル「赤毛のアン」では、全国アンサンブルに合格した実績も持っています。前述の歌唱力に加え、新人ならではのフレッシュさが舞台でどのように花を咲かせるかに注目です。

あらすじをたどると「恋愛悲劇」ともいえるかもしれませんが、実際にはその一言では物足りないくらい奥が深い作品であることに間違いありません。悲劇の中にある様々な感情、ロミオ・ジュリエットそれぞれの想いを主要キャストの4人が歌と演技でどのように表現していくのかがこの作品の注目ポイントの一つといえそうです。キャストによって描き出される世界観は多少異なってくるかもしれませんが、それがWキャストならではの楽しみ方と考えることもできます。

ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」と原作との違い

先ほど、シェイクスピアによるオリジナルの「ロミオとジュリエット」のあらすじをご紹介しましたが、今度は、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」オリジナルの要素についてご説明します。

今回のフランス版ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」は、2001年パリで初演され、フランス発ミュージカルを代表するヒット作となった作品です。世界各国で上演されていて、日本では2010年に宝塚で最初に上演され、続いて2011年に宝塚ではない商業ミュージカルとして上演されました。シェイクスピアによる戯曲に基本的には忠実に作られていますが、僅かな設定変更や、何人かのキャラクターに追加設定が加えられています。

まず、時代設定は曖昧になっています。完全に現代に置き換えているわけではないのですが、全体的に現代にも通じる雰囲気になっています。特に衣裳が特徴的で、宝塚版ではないTBS / ホリプロ / 梅田芸術劇場版では、アニマル柄などの派手でカラフルな衣裳デザインが印象的でした。また、スマホやFacebookなどのツールが出てくるのも話題になりました。

設定として大きく変わっているのは2点。まず、”ロミオがロザラインに恋い焦がれている”というスタート設定が変更になり、”モテモテではあるが本当の恋をしたことがない、どこか満たされない青年”として登場します。これにより、ジュリエットとの純愛がよりピュアで破滅的なものに感じられます。

もう1つ大きい設定変更としては、”ロミオとジュリエットの結婚を両家の友人たちが目撃してしまい、決闘の前に噂が広まっている”という点です。これにより、その後のジュリエットの追い込まれ方がより悲惨なものになってきます。

キャラクターとして、追加設定が加えられているのは、主に2人。まずは、ロミオとジュリエットの次にミュージカル「ロミオ&ジュリエット」で存在感を発揮する役である、ジュリエットの従兄弟ティボルトです。キャピュレット家の跡継ぎで好戦的という性格に加えて、従姉妹であるジュリエットに許されざる恋心を抱いているという設定が加えられています。

また、家の宿命に縛られ苦しめられているという憎悪を一身に体現している役で、本作において非常に重要なキャラクターになっています。

もう1人追加設定が加えられているのが、ジュリエットの母であるキャピュレット夫人です。物語の序盤で、甥であるティボルトを愛人にしているということが明かされます。キャピュレット夫人に関しては、他にも色々な要素が加えられていますが、ネタバレになるので言及は避けます。こちらも、家に縛られた哀しい女性として描かれています。

ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」だけに登場するキャラクター”死”

ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」の最も大きな特徴は、”死”を象徴するダンサーではないでしょうか。冒頭から不穏な空気が頭をもたげ、いくつもの死によってストーリーが進んでいく「ロミオ&ジュリエット」は、”死”に魅入られた物語だといえるかもしれません。

ときに冷たく傍観するように、ときに死を迎える人間を愛撫するように、常にステージ上にいて登場人物たちを操っているかのような”死”の存在は、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」の大きなポイントになっています。

“死”にはセリフはありません。純粋にダンスだけですべてを表現します、彼の動きに注目しながら観ると、本作をより深く味わえるでしょう。

原作「ロミオ&ジュリエット」のあらすじがミュージカルでどう表現されるかに注目!

今回上演されるミュージカル「ロミオ&ジュリエット」はキャスト・演出などを含め、「新しさ」を強く感じられる作品となりそうです。初めて見る人はもちろんですが、前回の公演へ足を運んだ人にとっても新鮮さを強く感じられるミュージカルとなるのではないでしょうか。

キャスト陣を見ても、「歌」に対する想いが強く感じられることから、演技力だけでなく、歌唱力や表現力にも大いに期待したい作品ですね。原作のあらすじとの違いに注目して見てみるのも面白いかもしれません。2017年の上演が今から楽しみですね。チケット情報はチケットキャンプ(チケキャン)で。

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