劇団四季の『オペラ座の怪人』2017年横浜公演! 気になる演出の変更点は?

2017年春に29周年を迎えた劇団四季の『オペラ座の怪人』。8月で千秋楽を迎える横浜公演に引き続き、広島、京都での公演も予定されています! そんな大人気演目の『オペラ座の怪人』の演出が2017年横浜公演からいくつか変更されたとの話が浮上! 果たしてどの部分が変更になったのか、また演出に与える効果に対する観客の反応はどうかをご紹介します!

劇団四季の『オペラ座の怪人』、2017年横浜公演から演出が変更に?

(出典:photoACより)

劇団四季の大人気ミュージカル『オペラ座の怪人』、29周年を迎えて始まった横浜公演も2017年8月13日の千秋楽までますます輝きを増していく一方です! そんな魅力あふれる『オペラ座の怪人』ですが、今回の横浜公演を機にいくつか演出に変更が加えられたことでも話題に! そこで初めて劇団四季の『オペラ座の怪人』を観賞するという人にも、リピーターという人にもわかりやすいように主な変更点をご紹介します。

劇団四季『オペラ座の怪人』関連記事はコチラ!

劇団四季『オペラ座の怪人』公演は29周年を迎えた人気演目

(出典:photoACより)

そもそもこの『オペラ座の怪人』という演目が日本で最初に上演されたのは今を去ること29年前の1988年の日生劇場での公演でした。この時、怪人ファントムを演じたのは市村正親、クリスティーヌが野村玲子。さらにラウル子爵が山口祐一郎という布陣で、このオリジナルキャストでリリースされたCDは絶版になった現在もプレミアムが付くほどの高評価を得ています。

その後も歴代の劇団四季きっての人気俳優たちによって大切に受け継がれてきたこの『オペラ座の怪人』。今回劇団四季にとって初めての公演会場となるKAAT 神奈川芸術劇場での公演を機に、演出に変更が加えられ更に魅力が増しています!

劇団四季『オペラ座の怪人』、2017年横浜公演からの変更点は?


ではその気になる演出の主な変更点はというと

役柄においての変更点・オークショニア役がレイエへ

『オペラ座の怪人』の冒頭のオークションの場面(年おいたラウル子爵が車椅子で出てくる場面)で、オークションを仕切るオークショニア役が、これまでのムッシュー・ルフェーブルではなくマエストロ・レイエへと変わっています。

このマエストロ・レイエという役柄はポール・アーデン=グリフィスというロンドンオリジナルキャストの1人によって創り出されたものですが、そもそもオリジナルロンドンキャスト版ではオークショニア役はムッシュー・ルフェーブルでもマエストロ・レイエでもなく、独立した「オークショニア」という役柄がありますので、今回の変更も劇団四季版の範疇と言えます。

歌唱での変更点・①「スィンク・オブ・ミー」の冒頭部分

これまでの演出ではカルロッタが度重なるトラブルに嫌気がさして「ハンニバル」を急きょ降板すると言ったことから始まる混乱の中、メグから彼女なら立派に代役が務まると推されたクリスティーヌが、出だしの部分から堂々と歌い上げてその場の一同を魅了する、というものでした。

今回はロンドン版などと同様に出だしは急に場の注目を浴びたことからおずおずと、そしてだんだんと水を得た魚のように生き生きと歌いあげて終わる、という演出に変更されました。

それにより従来のものよりも舞台上の俳優たちがクリスティーヌの素晴らしさに気付かされ夢中になる、という描写が観客にもよりダイレクトかつ真に迫ったものに感じられるようになっています!

「ワンダリング・チャイルド」の歌唱がオリジナル・ロンドンキャスト版に

これまでの「ワンダリング・チャイルド」歌唱シーン(クリスティーヌが父の墓場に赴くシーン)では2004年に作られた映画『オペラ座の怪人』の演出に見られるように、怪人・ファントムとクリスティーヌが「ワンダリング・チャイルド」を歌い終わった時にラウル子爵が現れる、という演出になっていました。

これは2004年に公開された映画版の『オペラ座の怪人』と同じ演出と歌唱です。(ちなみにこの映画の日本語吹き替え版怪人・ファントム役は今回も出演している高井治。さらにラウル役で佐野正幸も登場しているので気になる方はこちらもチェックしてみて下さい。)

しかし今回のKAAT神奈川芸術劇場公演より、ロンドンオリジナルキャスト上演時と同様に怪人・ファントムとクリスティーヌが「Yet your(怪人)the soul (クリスティーヌ)Obeys」部分を歌い上げた後、ラウル子爵も加わっての3人での歌唱となっています。

今回の『オペラ座の怪人』横浜公演を観に行く前の予習に、という方には1986年のロンドンオリジナルキャストでのCDや25周年記念のロンドン・ロイヤルアルバートホール公演のDVDなどが発売されていますのでそちらのチェックもおススメです。

出演者たちの衣装やヘアスタイルが変更

以前の『オペラ座の怪人』公演を観ていない、という人には比較が難しいのですが今回クリスティーヌを始め主要女性キャストの衣装デザインやヘアスタイルが変更になりました。これにより一段と『オペラ座の怪人』の世界観が深まったという声も。

『オペラ座の怪人』を象徴するシャンデリアは舞台上のみを可動

専用の四季劇場での公演と違いあくまで既存の劇場であるKAAT神奈川芸術劇場での上演となるためか、今回の公演ではシャンデリアは舞台上を可動するのみで客席上は動きません。また、それに従ってこちらも専用劇場の際の位置に天使像はなく、第1幕終盤の屋上でのシーンで舞台上に配置されるのみとなっています。

もっともこれらは変更というより劇場に合わせた仕様変更と見るべきで、最終的な判断は2017年末に開始される「京都劇場」での公演を待ってのこととなります。

劇団四季『オペラ座の怪人』、演出の変更に対してのファンの感想は?

前項で列挙したもの以外にもオーケストラの演奏や、怪人・ファントム関連など様々な変更が見られた今回の劇団四季の『オペラ座の怪人』横浜公演。上演開始の3月25日からこれまでに公演を観た人たちからの感想もおおむね好評のよう!

これまでに『オペラ座の怪人』を観たことがある人も、今度の横浜公演が初めてという人も楽しめる内容になっていますので、まだの人はぜひお出かけになって見て下さい!

劇団四季『オペラ座の怪人』横浜公演の基本情報

  • 会場: KAAT 神奈川芸術劇場 (神奈川県横浜市中区山下町281)
  • 公演期間: 2017年3月25日~2017年8月13日
  • 上演時間:  2時間40分予定(休憩20分含む)

劇団四季『オペラ座の怪人』公演の関連記事

劇団四季『オペラ座の怪人』、初めての人もリピーターも楽しめる夢舞台!

日本初演の東京・日生劇場での上演から29周年を迎え、ますます輝きを増す劇団四季の『オペラ座の怪人』。2017年の横浜公演での演出変更がこの先の広島・京都公演へと継承されていくのかは結果の待たれるところですが、何はともあれ「劇団四季のオペラ座の怪人は凄いらしい」のCM通りの「スゴイ公演」となっていることは確か!

ぜひあなたも1度実際に劇団四季の『オペラ座の怪人』を観て、その「スゴさ」を体感して下さい!

コメントお待ちしております

内容に問題がなければ「コメントする」ボタンを押してください。