【歌舞伎】二代目喜多村緑郎襲名、九月新派特別公演についてまとめてみた

今年の1月に劇団新派へ入団した歌舞伎俳優、市川月乃助が二代目喜多村緑郎を襲名しました。市川月乃助改め二代目喜多村緑郎襲名披露が行われる九月新派特別公演が東京および大阪にして開催されることとなりました。今回は二代目喜多村緑郎襲名披露の九月新派特別公演についてまとめたいと思います。

今年の1月に劇団新派へ入団した歌舞伎俳優、市川月乃助が二代目喜多村緑郎を襲名しました。それに伴い、市川月乃助改め二代目喜多村緑郎襲名披露が行われる九月新派特別公演が東京および大阪にして開催されることとなりました。7月6日には特別公演の成功を祈り、浅草寺にてお練りが行われ、ファンからも熱い声援が送られた二代目喜多村緑郎。

今回は劇団新派やファンにとっても特別な舞台になると思われる二代目喜多村緑郎襲名披露の九月新派特別公演についてまとめたいと思います。

歌舞伎俳優:市川月乃助改め二代目喜多村緑郎と、大名跡たる初代喜多村緑郎について

今回、劇団新派への入団とともに二代目喜多村六郎を襲名することとなった市川月乃助は、市川猿翁一門に所属する歌舞伎俳優であり、その演技の幅の広さは歌舞伎の舞台のみにとどまらず、朗読劇、日本舞踊、テレビ時代劇など非常に多くの場にて披露されてきました。

今回襲名するに至った名跡・初代喜多村緑郎は劇団新派の名女形と言われ、新派の歴史を語る上では決して欠かすことのできない重要な人物です。生前は重要無形文化財保持者に選ばれ、文化功労者にも選ばれました。今回の九月新派特別公演でも披露される『婦系図(おんなけいず)』をはじめとした『日本橋』、『滝の白糸』など多くの泉鏡花作品に出演し、衣装や演出の細かい指示を書き記した初代喜多村緑郎独自の『婦系図』を残したことから、役者であると同時に演出家としての一面も備えていました。

劇団新派に大きな功績を残し、人間国宝にも選ばれた初代喜多村緑郎。初代が世を去り55年目となる今年に、市川月乃助は二代目を襲名することとなりました。

初代喜多村緑郎に依る『婦系図』ほか『振袖纒』を披露

九月新派特別公演では、昼の部において、実在した火消しの纏持ちをモデルにして描かれた作品である『振袖纒(ふりそでまとい)』が披露されるほか、劇団新派に多くの名作を提供した北條秀司の作品のひとつである『深川年増(ふかがわどしま)』が披露されます。また、夜の部では劇団新派の大きな礎を築いた初代喜多村緑郎が演じた代表作のひとつである泉鏡花原作『婦系図』が披露されます。

さらに今回の『婦系図』は“初代喜多村緑郎本に依る”とのことで、まるで二代目喜多村緑郎の誕生を祝した演目と言っても過言ではないでしょう。劇団新派のファンにとっても、今回の特別公演にてこの『婦系図』が披露されることは非常に特別なことと思われます。

昼の部、夜の部の『口上』においては二代目喜多村緑郎の襲名挨拶が披露されるとのことで、新たな節目となる今回の襲名においてどういった口上を聞くことができるのか強い関心が持たれます。

九月新派特別公演では、人気歌舞伎俳優陣との共演にも注目

今回の九月新派特別公演では、これまで歌舞伎の舞台でたくさんの共演を果たした同じく猿翁一門の歌舞伎俳優、市川猿弥と市川春猿が出演します。

それにより昼の部の演目である『振袖纏』にて、二代目喜多村緑郎となった市川月乃助との初共演が披露されます。さらに今回は、劇団新派の舞台に初の参加となる尾上松也も登場。二代目喜多村緑郎との初共演は、夜の部で披露される『婦系図』にてご覧になることができます。

同じ一門であった市川猿弥と市川春猿の共演と尾上松也の初出演により、新派のファンだけでなく歌舞伎ファンの注目も集めることになりそうです。

劇団新派ファン待望の二代目喜多村緑郎襲名披露

この九月新派特別公演は、劇団新派や二代目喜多村緑郎だけでなく、劇団新派ファンにとっても非常に特別な舞台となることでしょう。9月の公演日程は、東京の新橋演舞場にて9月1日(木)から11日まで行われ、大阪の松竹座にて9月17日から25日までの公演予定となっております。チケット情報はチケットキャンプ(チケキャン)で。

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