悲しくも愛しい物語「劇団四季 ノートルダムの鐘」の演出を生み出すスコット・シュワルツの魅力や経歴をご紹介

ディズニーで公開されたアニメ映画を基に、2016年12月に初演を迎えた「劇団四季 ノートルダムの鐘」。大聖堂で育った主人公カジモトを中心に、切ない人間ドラマが描かれた名作です。大聖堂という荘厳な世界観で行われる舞台。その演出を支えているのは、アメリカの美術監督をしながら演出も手がける演出家のスコット・シュワルツ。スコット・シュワルツの世界観とともに行われる舞台「劇団四季 ノートルダムの鐘」を演出の観点からみた魅力をお伝えします。

「劇団四季 ノートルダム」が公演中!スコットシュワルツが手掛ける演出の魅力とは?

(出典:ACより)

2016年12月より開演された「劇団四季 ノートルダムの鐘」。ヴィクトル・ユゴーの原作のディズニーアニメ映画「ノートルダムの鐘」を基にしたミュージカルです。
2014年にアメリカで初演され、日本に初上陸ということで、観劇ファンの間でも話題の作品。
今回は「劇団四季 ノートルダムの鐘」の演出に注目!演出家のスコット・シュワルツの経歴紹介とともに、演出の魅力についてお伝えします。

「劇団四季 ノートルダム」の鐘あらすじ紹介

2016年12月に開幕した劇団四季 ノートルダムの鐘。まだ見たことがないという方のためにも、演出の紹介の前にストーリーを紹介します。

大聖堂で育てられた主人公カジモド

「劇団四季 ノートルダムの鐘」の主人公となるのは、大聖堂で聖職者フロローによって育てられたカジモド。特殊な容姿のため、大聖堂で鐘つきをして暮らしており、外の世界を知りません。
聖堂にあるガーゴイル像と鐘だけが友人という、孤独な生活を過ごし、外の世界に憧れを抱いています。

ジプシーの踊り子エスメラルダとの出会い

大聖堂の周囲では、年に1度の盛大なお祭りが行われます。カジモドはお祭りに紛れて、外に飛び出し、偶然ジプシーの踊り子をしている美しいエスメラルダと出会います。
お祭りのステージで、容姿のことで人々に批難を浴びたカジモドに優しく接し、カジモトは次第に彼女に惹かれています。

聖堂を守る警備隊長フィーバスとエスメラルダ

聖職者フロローの欲望により、ジプシーのエスメラルダを捕らえることを命じられていた聖堂の警備隊長フィーバス。フィーバスもまたエスメラルダに心惹かれていた1人。
2人で逃げた先は大聖堂。カジモトはそこで2人の気持ちを知り、2人のためになろうと尽力するも…。

特殊な容姿であるがために外の世界を知らなかったカジモドが、エスメラルダとの出会いにより愛情を芽生えさせるも、悲しい結末を迎えます。
人間の尊厳を考えさせられる大人向けのストーリーを「劇団四季 ノートルダムの鐘」では独自の演出で描いていきます。

「劇団四季 ノートルダムの鐘」の演出家スコット・シュワルツのプロフィール紹介

悲しくも愛の物語である「劇団四季 ノートルダムの鐘」。舞台の演出を手掛けるのは、アメリカの演出家スコット・シュワルツです。
ここでは演出家スコット・シュワルツについて経歴をご紹介します。

演出家スコット・シュワルツの経歴

アメリカのニューヨークにある、ベイストリート劇場の芸術監督であるスコット・シュワルツ。実は舞台の音楽を担当している作詞家スティーブン・シュワルツの息子です!
彼は主に小規模の劇場向け作品の演出を手がけており、「「Bat boy」「TICK, TICK… BOOM!」などの作品で、批評家主催のオフ・ブロードウェイ最優秀作品賞を受賞。さらには最優秀演出家賞のノミネート経験もあります。

ちなみに「ミュージカル ノートルダムの鐘」は1999年よりドイツやアメリカなどで上演を行っていますが、2014年に上演されたディズニーが手掛けたオリジナル版がスコット・シュワルツが演出を担当している作品です。

そして日本公演である「劇団四季 ノートルダムの鐘」では、劇団四季のメンバーオーディションから参加。公演に対する演出の意気込みが感じられますね。
続いては、スコット・シュワルツが手掛けた「劇団四季 ノートルダムの鐘」の演出の魅力についてご紹介します!

「劇団四季 ノートルダムの鐘」の演出の魅力

演出家スコット・シュワルツが手掛ける「劇団四季 ノートルダムの鐘」。舞台の演出の魅力について、作中の演出をピックアップしてお届けします!

カジモトの容姿について

特殊な見た目をもつせいで、偏見によって孤独を抱える主人公カジモド。
カジモドの容姿を再現するために「劇団四季 ノートルダムの鐘」では特殊メイクなどは使用せず、こぶを肩に付けて、歪んだ表情をしています。
特殊メイクを使用しないことで動作や表情でカジモドを表現し、カジモドとその他のキャストに格差をつけずに作品に魅力を出しています。

作品当時の年代を盛り込んだ演出法

演出家のスコット・シュワルツは、原作が作られた時代背景を意識した演出を取り入れています。
原作が発表されたのは1831年の中世ヨーロッパ。
実際に「劇団四季 ノートルダムの鐘」ではその時代の演出法を用いており、演者が自らセットを動かすなどのアナログな方法で場面転換を行うことで、人間らしい魅力を作品の中で引き立てています。

オフブロードウェイの経験を活かした、客席の距離感を感じさせない演出

「劇団四季 ノートルダムの鐘」では、カジモドのメイクから舞台の場面転換に至るまで、無駄なものを極力排除したと語る演出家のスコット・シュワルツ。
大規模な舞台装置なそを使用した演出法は華やかですが、作品のテーマを考えてアナログで行うことで、小規模な舞台での作品と同じような距離感の近さを表現してします。

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人間らしい演出法が魅力の「劇団四季 ノートルダムの鐘」

(出典:ACより)

2016年12月の上演開始より絶賛上演中のミュージカル「劇団四季 ノートルダムの鐘」。今回は作品の魅力を演出からご紹介しました。演出家スコット・シュワルツの経歴からも分かる通り「劇団四季 ノートルダムの鐘」は、今までの華やかな演出とは少し異なる演出で見せています。
大人向けの作品は、人間らしさや距離感を近くすることで、観客は物語により引き込まれていくはず!
舞台では物語はもちろん、演出にも注目してみてくださいね。

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