劇団四季『ノートルダムの鐘』カジモドってどんなキャラクター?

2016年に開幕し、大好評上演中の劇団四季『ノートルダムの鐘』。この物語の中心となるのは、哀しい境遇に置かれている青年、カジモドです。カジモドとは、一体どのような人物なのでしょうか?カジモドにまつわる情報をまとめてご紹介します。

【劇団四季『ノートルダムの鐘』主人公カジモド】

劇団四季『ノートルダムの鐘』は、文豪ヴィクトル・ユゴーの名作『Notre-Dame de Paris(ノートルダム・ド・パリ)』を元にしたミュージカル作品です。

楽曲は1996年に製作されたディズニー長編アニメーション『ノートルダムの鐘』と同じクリエイターが手がけ、ディズニー・シアトリカル・プロダクションズが製作しました。

2016年12月より、劇団四季により四季劇場[秋]にて日本版の公演がスタート。今なお、大盛況が続いています。劇団四季『ノートルダムの鐘』の主人公は、カジモドという青年です。

しかし、彼は普通の青年ではありません。一体、カジモドとはどのような人物なのでしょうか?今回は、劇団四季『ノートルダムの鐘』のカジモドというキャラクターについて、深く掘り下げて解説します。

【劇団四季『ノートルダムの鐘』あらすじ】

カジモドについて解説する前に、まずは劇団四季『ノートルダムの鐘』のあらすじをおさらいしましょう。

あらすじ

15世紀のパリ。ノートルダム大聖堂には、醜い容姿と純粋な心を持つカジモドという青年が住んでいました。赤ん坊の頃に、ノートルダム大聖堂の最高裁判事フロローに拾われたカジモドは、外へ出ることも許されず、鐘つきをして日々を過ごしていました。

そんな中、今年も年に一度のらんちき祭りの日がやってきました。いてもたってもいられなくなったカジモドは、言いつけを破り大聖堂の外へ出てしまいます。カジモドは広場で辛い目に遭いますが、そこで出会った美しいジプシーの娘エスメラルダに恋をします。しかし、フロローもまた、エスメラルダに対して邪な欲望を抱いていたのです。

フロローは下心から、警備隊長のフィーバスにエスメラルダの捜索を命じますが、フィーバスもエスメラルダに恋をしていました。恋に落ちたフィーバスとエスメラルダ。フィーバスはエスメラルダを助けようとするものの、負傷。大聖堂に逃げ込んだ2人を、カジモドは助けようとするのですが……。

【劇団四季『ノートルダムの鐘』カジモドはどんな青年?】

それでは、劇団四季『ノートルダムの鐘』の主人公、カジモドについて詳しく見ていきましょう。

生い立ち

カジモドは病気による異形の容姿を持つ青年で、赤ん坊の頃にノートルダム大聖堂の判事フロローに拾われました。なお、原作、アニメ、ミュージカルと、フロローに引き取られた経緯については、微妙に異なる設定となっています。

原作

原作でのカジモドは、ノートルダム大聖堂の前に捨てられた赤ん坊でした。副司教のフロローは彼を拾い育てることにします。そして物語の後半で、彼の出生の顛末が分かるという展開になっているのです。

ディズニー長編アニメ

ディズニー長編アニメ『ノートルダムの鐘』のカジモドは、ジプシーの息子という設定です。フロローはカジモドの母を追い詰め死に追いやり、醜い容姿をしたカジモドも井戸に捨てて殺そうとしますが、駆け付けた司祭によって止められたため、カジモドを育てることになります。

ミュージカル

劇団四季『ノートルダムの鐘』のカジモドは、フロローの弟ジャンとジプシー女との間にできた子供です。死の直前に、ジャンは赤ん坊をフロローに託しました。フロローは、カジモドの醜さや障害を弟ジャンの堕落のしるしだと捉えます。

どんな特徴がある?

カジモド最大の特徴は、やはり病気による外見の特徴でしょう。先天性の奇形に、くる病という病気による変形が加わり、歪な骨格を持つようになってしまったカジモド。劇団四季『ノートルダムの鐘』では、カジモドの異形の容姿を特殊メイクなしで表現しています。

足を左右で非対称に動かし、顔をひきつらせ……全身をフルに使った演技は本作の見どころのひとつでもあります。また、カジモドは発語にも障害があり、耳も聞えにくいという設定のため、繊細な演技が求められます。

そして、カジモドは怪力の持ち主でもあります。カジモドの怪力は、ストーリーの上でも重要なポイント。怪物のような身体に、純粋で優しい心を持つ人物。それが、カジモドなのです。

どんな仕事をしているの?

カジモドの仕事は、ノートルダム大聖堂の鐘を鳴らすことです。ミサが始まる時間や、祈りの時間を知らせるために鳴らされる鐘。カジモドは、20年もの間、ノートルダム大聖堂から一歩も外に出ることなく、鐘を鳴らし続けていました。

そんなカジモドの唯一の友人たちは、大聖堂の屋根についている魔除けの石像、ガーゴイル。3体のガーゴイルたちと空想に耽りながら会話をするカジモドは、ガーゴイルたちにけしかけられる形で、大聖堂の外に出て行くことになります。

カジモドが住んでいたというノートルダム大聖堂は実在するの?

劇団四季『ノートルダムの鐘』の舞台であるノートルダム大聖堂は実在します。ノートルダム寺院とも呼ばれるその建物は、フランス、パリのシテ島にあるカトリック教会です。

ゴシック様式を代表する建物であるノートルダム大聖堂は、モーリス・ド・シュリー司教によって1163年に着工され、200年をかけて完成しました。1804年にはナポレオンの戴冠式がここで行われています。1991年にユネスコの世界遺産に登録されました。

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【カジモドに注目して劇団四季『ノートルダムの鐘』を観よう】


(出典:pixabayより)

 

身体に重い障害を持って生まれた、哀しい運命を背負っているキャラクター、カジモド。作品ごとに微妙に変わっている彼の生い立ちや設定を頭に入れて劇団四季『ノートルダムの鐘』を鑑賞すると、劇団四季『ノートルダムの鐘』に込められたメッセージを、より深く読み解くことができるかもしれません。俳優たちの名演技を堪能しつつ、カジモドという人物に想いを馳せてみてください。

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