独創的な視点が魅力の演劇企画製作会社、NODA MAP!1994年〜2016年の過去の公演を総まとめ

NODA MAPは野田秀樹が1993年に設立した演劇企画製作会社です。2017年には『足跡姫』の公演も決まっています。その2017年を目前に控えた今、改めてNODA MAPの過去の公演を振り返る総まとめ記事をお届けします。

NODA MAPの過去公演を総振り返り!!

長崎出身の劇作家・演出家・役者である野田秀樹。東京大学在学中に「劇団 夢の遊眠社」を結成して数多くの名作を世に解き放ち、劇団解散後はロンドンに留学。NODA MAPは彼が日本に帰国した後、1993年に設立した演劇企画製作会社です。

設立翌年の1994年から2016年まで、2002年を除いては毎年公演を行っており、それらのほとんどが話題作となっています。2017年には『足跡姫』の公演も決まっています。その2017年を目前に控えた今、改めて過去の公演を振り返る総まとめ記事をお届けします。

野田秀樹は通常の演劇舞台だけでなく、故・中村勘三郎丈と組んで歌舞伎の脚本や演出を手がけたり、海外の演劇人と絡んだりするなど、常にチャレンジ精神旺盛な活動が各方面で目を引いている存在感抜群の人物。NODA MAPの過去の公演をみていけば、その魅力がわかるかも?!さっそく、年代順の総まとめをご覧ください。

NODA MAP過去の公演の総まとめ①:1994年〜1999年

まずは1994年〜1999年の公演をみていきましょう。

NODA・MAP第1回公演『キル』

モンゴルの英雄ジンギスカンの戦いとファッション界の競争、まったく接点のない2つのテーマを掛け合わせてしまう奇想天外な発想が斬新です。

▼公演期間:1994年1月7日~1994年3月13日
▼主要キャスト:堤 真一、羽野 晶紀、渡辺 いっけい、鷲尾 真知子 ほか
▼見た人の感想

NODA・MAP第2回公演『贋作 罪と罰』

なんと、ロシアの文豪ドストエフスキーの名作「罪と罰」を幕末の日本を舞台に変えてしまうという、大胆な野田ワールド全開の舞台です。

▼公演期間:1995年4月1日~1995年6月11日
▼主要キャスト:大竹 しのぶ、筧 利夫、平栗 あつみ、生瀬 勝久 ほか
▼見た人の感想

NODA・MAP番外公演『橋爪功VS野田秀樹 二人芝居「し」』

筒井康隆『走る取的』、坂口安吾『紫大納言』などの小説や、『短命』『そこつ長屋』といった落語など、戯曲以外の様々なテキストによって構成したアンソロジー劇です。

▼公演期間:1995年12月1日~1995年12月26日
▼主要キャスト:橋爪 功、野田 秀樹
▼見た人の感想

NODA・MAP第3回公演『TABOO』

天皇の子であるという出生を世間に知られまいとして両親に捨てられた子・一休が旅芸人の一座に拾われ役者として育つ物語です。

▼公演期間:1996年4月4日~1996年5月26日
▼主要キャスト:唐沢 寿明、羽野 晶紀、渡辺 いっけい、篠井 英介 ほか
▼見た人の感想

NODA・MAP番外公演『赤鬼』

人種間における「差別」という普遍的なテーマを扱い、野田秀樹を含める4人の俳優のみで構成された即興性を楽しめる舞台です。

▼公演期間:1996年10月12日~1996年11月10日
▼主要キャスト:富田 靖子、段田 安則、アンガス バーネット、野田 秀樹
▼見た人の感想

NODA・MAP第4回公演『キル』

第1回公演で上演された舞台『キル』の再演。テムジン役の堤真一以外のキャストを大きく変更しています。

▼公演期間:1997年7月3日~1997年8月31日
▼主要キャスト:堤 真一、深津 絵里、古田 新太、高畑 淳子 ほか
▼見た人の感想

NODA・MAP第5回公演『ローリング・ストーン』

オーディションに集まったプロ・アマを問わない約3000名から出演者全員を決定したことが話題となった舞台です。

▼公演期間:1998年4月4日~1998年5月13日
▼主要キャスト:阿部 サダヲ、安藤 洋子、一谷 真由美、入絵 加奈子 ほか
▼見た人の感想

番外公演『Right Eye』

野田秀樹自身の右目失明という実体験をもとにストーリーを構成し、3人のキャストだけで見事に演じきった舞台です。

▼公演期間:1998年12月3日~1999年1月24日
▼主要キャスト:牧瀬 里穂、吹越 満、野田 秀樹
▼見た人の感想

NODA・MAP第6回公演『半神』

短編漫画『半神』をもとにして、作者・萩尾望都と共同で戯曲化・舞台化した人気作品です。

▼公演期間:1999年4月2日~1999年5月16日
▼主要キャスト:深津 絵里、加藤 貴子、勝村 政信、鷲尾 真知子 ほか
▼見た人の感想

NODA・MAP第7回公演『パンドラの鐘』

故・蜷川幸雄がほぼ同時期にまったく違うキャスティングで演出・上演するという前代未聞の競演が世間を騒がせた舞台です。

▼公演期間:1999年11月6日~1999年12月26日
▼主要キャスト:堤 真一、天海 祐希、富田 靖子、古田 新太 ほか
▼見た人の感想

NODA MAP過去の公演の総まとめ②:2000年〜2005年

続いて、海外での公演も行われた2000年〜2005年(2002年は公演なし)をみてみましょう。

NODA・MAP第8回公演『カノン』

普段はあまりみられない「時代劇」の作品です。他の時代劇では感じられない野田秀樹流の新しい演出を楽しむことができます。

▼公演期間:2000年4月1日~2000年5月28日
▼主要キャスト:唐沢 寿明、鈴木 京香、串田 和美、岡田 義徳 ほか
▼見た人の感想

NODA・MAP番外公演『農業少女』

役者も少なく、濃密な空間が魅力となっている番外公演の中でもファンに人気が高い作品です。

▼公演期間:2000年10月20日~2000年11月8日
▼主要キャスト深津 絵里、松尾 スズキ、明星 真由美、野田 秀樹
▼見た人の感想

NODA・MAPスペシャルステージ『2001人芝居』

21世紀最初の舞台として野田秀樹が選んだのは、自身がたった一人で挑んだ一人芝居。モニター中毒患者の無人格を描いたストーリーです。

▼公演期間:2001年2月3日~2001年2月28日
▼主要キャスト:野田 秀樹
▼見た人の感想

NODA・MAP英国公演『RED DEMON』

公演がなかった2002年が明けてすぐに行った『赤鬼』英語戯曲の海外公演です。留学をきっかけに定期的に交流を深めたロンドンの演劇界で初公演となりました。

▼公演期間:2003年1月31日~2003年2月22日
▼主要キャスト:マルチェロ マーニ、タムジン グリフィン、サイモン グレガー ほか
▼見た人の感想

NODA・MAP第9回公演『オイル』

キャスト全員がNODA MAP公演初出演という、フレッシュな舞台。物語は『古事記』がモチーフとなっています。

▼公演期間:2003年4月11日~2003年6月15日
▼主要キャスト:松 たか子、藤原 竜也、小林 聡美、片桐 はいり ほか
▼見た人の感想

NODA・MAP第10回公演『走れメルス』

少女・芙蓉が愛用する鏡台を境目として、”こちら”と”あちら”の世界を行き来するという新しい切り口のストーリー展開が魅力です。

▼公演期間:2004年12月03日~2005年1月30日
▼主要キャスト:深津 絵里、中村 勘太郎、小西 真奈美、河原 雅彦 ほか
▼見た人の感想

NODA・MAP第11回公演『贋作 罪と罰』

第2回公演で上演された『贋作 罪と罰』を、キャスト変更して再演しています。

▼公演期間:2005年12月6日~2006年2月18日
▼主要キャスト:松 たか子、古田 新太、段田 安則、宇梶 剛士 ほか
▼見た人の感想

NODA MAP過去の公演の総まとめ③:2006年〜2010年

だいぶ近年に近づいてきましたね。2006年〜2010年の公演をみてみましょう。

NODA・MAP番外公演『2006 英国公演 THE BEE』

筒井康隆「毟りあい」を原作とした舞台です。コリン・ティーバンとの共同脚本で、全25公演行われました。

▼公演期間:2006年6月21日~2006年7月15日
▼主要キャスト:キャサリン ハンター、グリン プリチャード、トニー ベル、野田秀樹
▼海外公演に行った!という人はなかなかいないようですが、海外で高評価だったことはニュースになっています!

NODA・MAP第12回公演『ロープ』

存在感のある実力派キャストが話題を呼んだ、”白いマットの四角いジャングル”で繰り広げられる物語です。

▼公演期間:2006年12月5日~2007年1月31日
▼主要キャスト:宮沢 りえ、藤原 竜也、渡辺 えり、宇梶 剛士 ほか
▼見た人の感想

NODA・MAP番外公演『2007 THE BEE 日本バージョン』

2006年に書き下ろした英語戯曲を日本で上演しています。

▼公演期間:2007年6月22日~2007年7月9日
▼主要キャスト:秋山 菜津子、近藤 良平、浅野 和之、野田 秀樹
▼見た人の感想

NODA・MAP番外公演『2007 THE BEE ロンドンバージョン』

2006年に書き下ろした英語戯曲をそのまま日本で上演しています。

▼公演期間:2007年7月12日~2007年7月29日
▼主要キャスト:キャサリン ハンター、グリン プリチャード、トニー ベル、野田秀樹
▼見た人の感想

NODA・MAP第13回公演『キル』

人気作品『キル』の再々上演です。

▼公演期間:2007年12月7日~2008年1月31日
▼主要キャスト:妻夫木 聡、広末 涼子、勝村 政信、高田 聖子 ほか
▼見た人の感想

『THE DIVER』

源氏物語、能の「葵の上」から題材を引っ張ってきたにも関わらず、物語の舞台は現代の東京、そして劇場はロンドンという摩訶不思議な作品。

▼公演期間:2008年9月26日~2008年10月13日
▼主要キャスト:キャサリン ハンター、グリン プリチャード、ハリー ゴストロウ、野田 秀樹、田中 傳左衛門
▼見た人の感想

https://twitter.com/fukumatsuyone/status/703224242263842817

NODA・MAP第14回公演『パイパー』

1000年後の火星に移住した者たちの世界を描いた個性的な舞台です。

▼公演期間:2009年1月4日~2009年2月28日
▼主要キャスト:松 たか子、宮沢 りえ、橋爪 功 ほか
▼見た人の感想

『ザ・ダイバー』

前年にロンドンで上演した『THE DIVER』の日本公演です。キャストも日本人に変更されています。

▼公演期間:2009年8月20日~2009年9月20日
▼主要キャスト:大竹 しのぶ、渡辺 いっけい、北村 有起哉、野田 秀樹
▼見た人の感想

NODA・MAP第15回公演『ザ・キャラクター』

町の小さな書道教室からはじまる、ギリシア神話さながらの変容を表現した物語です。

▼公演期間:2010年6月20日~2010年8月8日
▼主要キャスト:宮沢 りえ、古田 新太、藤井 隆、美 波 ほか
▼見た人の感想

NODA・MAP番外公演『表に出ろいっ!』

一夜にして崩壊する家族の物語を描いた作品です。

▼公演期間:2010年9月5日~2010年9月28日
▼主要キャスト:中村 勘三郎、野田 秀樹、黒木 華、太田 緑 ロランス
▼見た人の感想

NODA MAP過去の公演の総まとめ④:2011年〜2016年

ここまででもかなりの人気作がありましたね。最後に、この5年ほどの公演をみていきましょう。

NODA・MAP 第16回公演『南へ』

火の山が好きな男と虚言症の女の物語です。不確かなものが溢れる世界の中で、日本というお国柄特有のテーマも含めた野田ワールドが展開されています。

▼公演期間:2011年2月10日~2011年3月31日
▼主要キャスト:妻夫木 聡、蒼井 優、渡辺 いっけい、高田 聖子 ほか
▼見た人の感想

『THE BEE English Version』

9.11の同時多発テロ事件に触発された舞台の2007年以来となる上演。英語版です。

▼公演期間:2012年1月5日~2012年3月11日
▼主要キャスト:キャサリン ハンター、グリン プリチャード、マルチェロ マーニ、野田 秀樹
▼見た人の感想

NODA・MAP番外公演『THE BEE Japanese Version』

9.11の同時多発テロ事件に触発された舞台の2007年以来となる上演。日本語版です。

▼公演期間:2012年4月25日~2012年6月24日
▼主要キャスト:宮沢 りえ、近藤 良平、池田 成志、野田 秀樹
▼見た人の感想

NODA・MAP 第17回公演『エッグ』

椎名林檎が劇中歌を担当したことで、演劇ファン以外からも注目を浴びた作品です。

▼公演期間:2012年9月5日~2012年10月28日
▼主要キャスト:妻夫木 聡、深津 絵里、仲村 トオル、秋山 菜津子 ほか
▼見た人の感想

NODA・MAP 第18回公演『MIWA』

新たな試みとして「今、まさにこの世を生きる実在の人物をモチーフに新作を描くこと」を掲げ、美輪明宏をモチーフに書かれた物語です。

▼公演期間:2013年10月4日~2013年12月8日
▼主要キャスト:宮沢 りえ、瑛太、井上 真央、小出 恵介 ほか
▼見た人の感想

NODA・MAP 第19回公演『エッグ』

2012年に上演した作品の再演です。

▼公演期間:2015年2月3日~2015年4月19日
▼主要キャスト:妻夫木 聡、深津 絵里、仲村 トオル、秋山 菜津子 ほか
▼見た人の感想

NODA・MAP 第20回公演『逆鱗』

人魚が沈没船の窓越しに交わした人間との約束を果たすため地上に現れる物語。水族館を舞台に衝撃的な展開が待っています。

▼公演期間:2016年1月29日~2016年4月4日
▼主要キャスト:松 たか子、瑛太、井上 真央、阿部 サダヲ
▼見た人の感想

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