世界中で映画・ドラマ・舞台化される名作「危険な関係」、その魅力とは?

18世紀にコデルロス・ド・ラクロによって書かれた書簡小説「危険な関係」は世界各国で愛されている作品です。各国で国や時代など設定が変更されてアメリカ・アジア・ヨーロッパなど各地でドラマや映画となっています。日本でも数々のドラマや映画が作成された他、深田恭子さん主演で同名のドラマ「危険なカンケイ」も作られました。本記事では、「危険な関係」の各国のドラマや映画、2017年10月8日~31日にかけてシアターコクーンで上演される玉木宏さん・鈴木京香さん主演の舞台についてお届けします。

世界中で人気の作品「危険な関係」とは?


18世紀にコデルロス・ド・ラクロによって書かれた書簡小説「危険な関係」。18世紀に書かれて以来、現代まで世界各地で映画化・ドラマ化・舞台化されている人気の高い作品でもあります。

この「危険な関係」ですが、国によって様々なアレンジをされることでも有名です。舞台となる国や時代、登場人物の設定が変わることもあり様々な楽しみ方が出来、時代を超えて人々に愛されている作品でもあります。

そんな古典の名作作品「危険な関係」について知ってみませんか?今回は、「危険な関係」のあらすじや各国での展開、玉木宏さん主演の舞台についてお届けします。

「危険な関係」のあらすじって?

「危険な関係」の原作は1782年にフランスの作家コデルロス・ド・ラクロによって書かれた小説です。18世紀のフランスの貴族たちの社交界を舞台にしています。

美しい未亡人であるメルトゥイユ公爵夫人は、自分を裏切ったかつての愛人ジェルクール伯爵が若い少女セシル・ヴォランジュと婚約したことを聞きます。愛人へ復讐するためにメルトゥイユ公爵夫人は親交のあったプレイボーイのヴァルモン子爵にセシルを誘惑するように依頼しました。

しかし、ヴァルモン子爵は叔母であるロズモンド夫人の元に滞在しているトゥルヴェル法院長夫人を誘惑しようとしていたため、メルトゥイユ公爵夫人の依頼を断ります。しかし、セシルの母親ヴォランジュ夫人がトゥルヴェル夫人に対してヴァルモン子爵のことを非難し、近付いてはいけないと忠告していたと知るとヴォランジュ夫人に対する復讐のために依頼を受けました。

メルトゥイユ公爵夫人やヴァルモン子爵は様々な謀略で人間関係を操っていきます。妖艶なメルトゥイユ公爵夫人、プレイボーイで恋愛を楽しむヴァルモン子爵、貞淑なトゥルヴェル法院長夫人、清純なセシル、そしてセシルと恋に落ちる純朴な青年のダンスニー騎士の5人が中心となり愛憎の物語は展開されます。

「危険な関係」は恋愛の心理的駆け引きを描いた傑作作品で、現在でも映画化・ドラマ化・舞台化など様々な媒体で展開されています。作品の祖国フランスだけでなく日本、アメリカ、中国などで多くの国々で映画化やドラマ化がなされており、世界中で非常に人気が高い作品といえるでしょう。

「危険な関係」各国の展開

「危険な関係」は世界各国で映画化・ドラマ化されています。その作品を見ていきましょう。

作品の舞台で作者の祖国でもあるフランスでは最も早い1959年・1976年に映画化。監督はロジェ・ヴァディムが務めました。この際、作品の舞台が原作の18世紀ではなく現代パリの上流社会に置き換えられています。

「危険な関係」の各国での展開の一番の特徴は、作品の時代や舞台がよく変更されること。1978年に日本で藤田敏八監督により映画化された際では舞台が日本に置き換えられました。1999年に「危険な関係」を原作にした「クルーエル・インテンションズ」がアメリカで映画化された際には作品の舞台が現代アメリカとなり、登場人物も若い高校生中心になりました。

他にも「危険な関係」を原作とした韓国映画「スキャンダル」では舞台が李氏朝鮮後期の両班社会に。こちらの映画はあのヨン様ことペ・ヨンジュンさんが主演を務めました。同じく2012年、チャン・ドンゴンさん主演の中国・韓国合作映画「危険な関係」では、1930年代の中国・上海が舞台となっています。

舞台が変更されている作品も多くありますが、舞台や時代が変更されていない正統派の作品も一部にはあります。1989年のイギリス・フランスの「危険な関係」原作の合作映画「恋の掟」では舞台も時代もそのままに映画化。監督は「アマデウス」「カッコーの巣の上で」で知られるミロス・フォアマン監督が務めました。

舞台とする国や年代、登場人物たちの設定が変わっても楽しめる「危険な関係」。舞台や設定を変えても楽しめることは、原作の登場人物たちの恋愛の駆け引き、愛憎劇がそれだけ完成された作品といえるかもしれません。

「危険な関係」が玉木宏さん・鈴木京香さん共演で近日舞台化!


世界中でドラマ化・映画化されてきた人気作品「危険な関係」。その「危険な関係」が今秋、玉木宏さんや鈴木京香さんの共演で舞台化されます。設定は原作通り、18世紀フランスの上流階級社会です。

玉木宏さんが演じるは恋の策略を張り巡らすプレイボーイ、ヴァルモン子爵。鈴木京香さんはパリの社交界の華麗な花、メルトゥイユ公爵夫人を演じます。他にもトゥルヴェル法院長夫人役を野々すみ花さん、ヴァルモン公爵に翻弄される純朴なダンスニー騎士役を千葉雄大さん、セシル役を青山美郷さんなど豪華出演陣が登場する舞台です。

舞台「危険な関係」の公演概要は以下のようになっています。

舞台「危険な関係」公演概要

  • 公演期間
    2017年10月8日(日)~31日(火)
  • 会場
    BUNKAMURAシアターコクーン(東京都渋谷区道玄坂2丁目24-1)
  • 出演
    玉木宏(ヴァルモン子爵役)
    鈴木京香(メルトゥイユ公爵夫人役)
    野々すみ花(トゥルヴェル法院長夫人役)
    千葉雄大(ダンスニー騎士役)
    青山美郷(セシル・ヴォランジュ役)
    佐藤永典(アゾラン役)
    土井ケント(エミリー役)
    新橋耐子(ロズモンド夫人)
    高橋惠子(ヴォランジュ夫人)
    ※敬称略

世界中で根強い人気のある「危険な関係」。今回の舞台は玉木宏さんの色気溢れるヴァルモン子爵の演技、鈴木京香さん演じるメルトゥイユ公爵夫人の蠱惑さなど熱演が期待されています!

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【画像:写真AC
今回は「危険な関係」のあらすじや各国での映画化・ドラマ化などの展開、玉木宏さんの舞台についてお届けしました。「危険な関係」で描かれる登場人物たちの恋の謀略や愛憎劇は舞台や国を変えても楽しめる不思議な作品でもあります。是非とも各国の映画やドラマ、舞台などを見て見比べてみてください!

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