見逃せないジョン・ケアード版ハムレット、まずはキャストを徹底チェック!

2017年4月からいよいよ始まる「ジョン・ケアード版ハムレット」。世界的名匠が手がける絶対に見逃せない公演です。今回はこの一大悲劇のなかで重要な役どころを演じる各キャストに注目し、徹底紹介します。きたるジョン・ケアード版ハムレットに備えて、素晴らしいキャスト陣の経歴などをおさらいしておきましょう!

【演劇ファン待望、ジョン・ケアード版ハムレットの豪華キャスト陣をご紹介!】

代表作「レ・ミゼラブル」を始め、数々のシェイクスピア劇で演出を務めてきたジョン・ケアード。トニー賞も2度受賞している世界的な名匠であることは、演劇ファンならご承知のとおりです。

そんな彼が手がける最新作「ジョン・ケアード版ハムレット」が、いよいよ2017年4月7日、東京芸術劇場内プレイハウスでのプレビューを皮切りにスタート!今回は名舞台確実の「ジョン・ケアード版ハムレット」において、さまざまな難役を演じる豪華キャスト陣をご紹介します。

名だたる古今東西の名優たちが演じてきたハムレット役は?そして「悲劇のヒロイン」の代名詞、オフィーリア役は?さらに他にも難役がずらり…。

シェイクスピア四大悲劇のなかでも最も人気が高く、そして最も演技の力量が求められる本舞台では、キャスト陣に注目せずにはいられません!

【「ジョン・ケアード版ハムレット」キャスト紹介:内野聖陽(うちの せいよう)】

「ジョン・ケアード版ハムレット」で、自らの運命に立ち向かう孤高のヒーロー「ハムレット」を演じるキャストは、内野聖陽さん。

端整なビジュアル系から日本演劇界の至宝へ:内野聖陽

1968年9月生まれの内野聖陽さんは、名門「文学座」で20年間活躍していた経歴をもつ、日本がほこる名優です。

文学座在籍時代の初期には、「ロミオとジュリエット」ロミオ役を始め「みみず」「カストリ・エレジー」「裸足で散歩」など多数の演劇に出演し、その端整なルックスから「ビジュアル系新劇俳優」として観客動員を牽引しました。

往年の映画ファンにとっては、1996年の映画「ハル」で深津絵里さんの相手役であるハルを演じた青年、という印象が強いかもしれません。

最初はその容姿端麗なルックスから注目を集めていた内野聖陽さんですが、「エリザベート」でのトート役でミュージカル俳優としてもその実力を証明、「モンテ・クリスト伯」のダンテス役では個性あふれる演技派として観客を魅了し、次第に「文学座を代表する名優」としての評価を磐石のものとしていきます。

そしてついには2003年、「レ・ミゼラブル」シャベール役で名匠ジョン・ケアードと初タッグを組むことになり、以来2006年の「ベガーズ・オペラ」、2008年の「私生活」などでも再三ジョン・ケアード演出のもとで重要な役どころを演じ、喝采をあびています。

2011年末に文学座を退団、個人事務所を設立した内野聖陽さんは、以降も「禁断の裸体」「東海道四谷怪談」などの舞台、そして「家路」「罪の余白」などの映画にも出演し、メインキャストとして大活躍しています。

ちなみに芸名の読みはつい最近、2013年まで本名と同じ「内野聖陽(うちの まさあき)」という読みでしたが、生誕45周年を迎えた同年7月から、現在の「内野聖陽(うちの せいよう)」へと変わっています。

「ジョン・ケアード版ハムレット」での見どころ

なんといっても、ジョン・ケアード演出のもとでこれまでにも数々の名演をこなしてきた内野聖陽さん。気心の知れた名匠との待望の再タッグで、さらに演じる役はシェイクスピア劇のなかでも最も注目を集めるであろうハムレット役となります。きっと、これまで以上の気合が入った熱演を届けてくれるでしょう。

【「ジョン・ケアード版ハムレット」キャスト紹介:貫地谷しほり(かんじや しほり)】

「ジョン・ケアード版ハムレット」で、過酷な悲運にみまわれるヒロイン「オフィーリア」を演じるキャストは、貫地谷しほりさん。

「女優になるために生まれた」若手実力派:貫地谷しほり

1985年12月生まれの貫地谷しほりさんは、ご存知NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」のヒロインとしてもおなじみです。

「ちりとてちん」の際には、それまでのNHK朝ドラと一風変わった「心配性、マイナス思考で落語家志望」という難役を見事にこなしてみせ、実際に落語を披露するシーンも堂々たるものでした。

共演した大御所俳優、渡瀬恒彦さんからもNHKのトーク番組「スタジオパークからこんにちは」内で、「女優になるために生まれたような子」「私のライバル」と評されているほどです。

「ちりとてちん」ヒロイン抜擢の前にも映画「スウィングガールズ」「夜のピクニック」などで印象深い演技をみせていた貫地谷しほりさんですが、「ちりとてちん」以降は一気に世間の注目を集め、2008年には「キミ犯人じゃないよね?」「あんどーなつ」とドラマ2クール連続主演、そして2010年には「余命1ヶ月の花嫁」で始めての舞台主演を果たしました。2014年には、映画「くちづけ」でブルーリボン賞主演女優賞も受賞しています。

「ジョン・ケアード版ハムレット」での見どころ

今回主演となる内野聖陽さんとは、2007年にNHKドラマ「風林火山」で長丁場のなか恋仲を演じ、すでにお互いを知り尽くしている、といっても過言ではない貫地谷しほりさん。

そして本作「ジョン・ケアード版ハムレット」でもメインキャストのタッグを組むことになったわけで、2人の息の合った演技には期待せずにはいられません。

また、若手実力派としてその演技力に定評のある貫地谷しほりさんが、悲劇のヒロインをどう演じるかにも注目です。

【「ジョン・ケアード版ハムレット」キャスト紹介:北村有起哉(きたむら ゆきや)】

「ジョン・ケアード版ハムレット」で、ハムレットの親友「ホレイショー」を演じるキャストは、北村有起哉さん。

名俳優の血を受け継ぐサラブレッド:北村有起哉

1974年4月生まれの北村有起哉さんは、往年の名俳優北村和夫さんの息子さんで、姉には女優の北村由里さんをもつ、まさに芸能一家の血を受け継いだ俳優さんです。

1998年に舞台「春の目覚め」、そして映画「カンゾー先生」でそれぞれデビューを果たしたあとは、舞台のプロデュース公演を活動の主としていました。

そしてその活動でつちかった演技にたいする情熱をもとに、NHKドラマ「義経」の五足役や映画「トリック劇場版2」伊佐野銀造役、映画「クロサギ」 鷹尾礼二役、そのほか「世にも奇妙な物語」など数えきれないほどのドラマ、舞台などでその「一度見たら忘れらない」個性を見せつけてきました。

近年では2016年に映画「太陽の蓋」で初主演も果たし、いま一番波に乗っている俳優さんといえます。

「ジョン・ケアード版ハムレット」での見どころ

北村有起哉さんが今回キャストを務めるのは、主人公の親友であり、劇中で国王の亡霊の真贋を見極めるなど重要なシーンも多いホレイショー。分かりづらいシーンの説明役的な一面もあり、いわば舞台と観客との橋渡しを担う重要な役どころといえます。

舞台のプロデュース公演などで、演劇のことを知り尽くしている北村有起哉さんだからこその、舞台全体を一層引き立たせる抜群の演技力に期待が高まります。

【「ジョン・ケアード版ハムレット」キャスト紹介:加藤和樹(かとう かずき)】

「ジョン・ケアード版ハムレット」で、家族の仇に憎しみを燃やす「レアティーズ」を演じるキャストは、加藤和樹さん。

「レディ・ベス」で見せた歌唱力と色気は本物:加藤和樹

1984年10月生まれの加藤和樹さんは、2002年にジュノン・スーパーボーイのファイナリストとして選ばれたあと、2005年のミュージカル「テニスの王子様」に出演し、一気に脚光を浴びることとなりました。

その思わず見とれてしまうような整った顔だちはもちろんですが、加藤和樹さんのきわだった歌唱力もデビュー当初から評価を集め、2006年には歌手としてのデビューも果たしています。

日本武道館での単独LIVEを行うなど歌手活動が活発なことから、加藤和樹さんを歌手として認識している方も多いのではないでしょうか。

しかし、「役者」としての活躍も特筆すべきものとなっています。2014年には、エリザベス1世の生涯を描くミュージカル「レディ・ベス」のロビン・ブレイク役に大抜擢され、シェイクスピアを彷彿とさせる詩人のキャラクターを見事に演じきりました。

彼の表情や身のこなしから醸しだされる抜群の色気と、聴きいってしまうほど素晴らしい歌唱力に、観客は虜となったのです。

「ジョン・ケアード版ハムレット」での見どころ

「ハムレット」のレアティーズといえば、オフィーリアの兄であり、そしてハムレットとやがて決闘を演じるという、メインキャスト2人にとても密接に関わるキャラクターとなります。

劇中に何度も感情を剥きだしにするシーンがありとても難しい役どころですが、加藤和樹さんがどう演じきるかが見ものです。そしてやはり、彼の美しい歌声は注目の的となるでしょう。

【「ジョン・ケアード版ハムレット」キャスト紹介:壤晴彦(じょう はるひこ)】

「ジョン・ケアード版ハムレット」で、王の忠実なる右腕、侍従長の「ポローニアス」を演じるキャストは、壤晴彦さん。

シェイクスピア劇を知り尽くしたベテラン俳優:壤晴彦

1948年1月生まれの壤晴彦さんは、長い芸歴のなかで「テンペスト」「ロミオとジュリエット」「オセロ」「タイタス・アンドロニカス」そして「ハムレット」など、数々のシェイクスピア劇に出演してきました。

シェイクスピアの戯曲を知り尽くしている俳優さんといっても過言ではないでしょう。1994年には、イギリスの格式ある劇団ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーがプロデュースする舞台「ペール・ギュント」に、日本人唯一のキャストとしても参加しています。

その美しく芯がとおった美声を武器にして、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキャプテン・バルボッサや「恋におちたシェイクスピア」のフィリップ・ヘンズローなど数々の吹き替えもおこなっていますので、声優として壤晴彦さんを知っている人も多いことでしょう。

「ジョン・ケアード版ハムレット」での見どころ

前述のように声優としても大活躍している壤晴彦さんの、会場全体に響きわたるような美声は一度聞いたら病みつきになる魅力をもっています。

そして今回演じる「ポローニアス」は、デンマーク王国の侍従長でありながらオフィーリアの父であり、劇中盤までの要を担う重要な役どころ。長年シェクスピアの作品に関わり続けていたベテラン俳優が演じる、物語の「くさび」となる演技には期待大です。

【「ジョン・ケアード版ハムレット」キャスト紹介:村井國夫(むらい くにお)】

「ジョン・ケアード版ハムレット」で、墓掘と旅回り一座の座長を演じるキャストは、村井國夫さん。

昭和から平成まで、ドラマ、映画、演劇界を支えつづけている重鎮:村井國夫

1944年9月生まれの村井國夫さんは、言わずと知れたベテラン名俳優。そのキャリアを紐解けばもともとは日本を代表する新劇団「俳優座」の養成所第15期出身者であり、同期である地位武男さん、前田吟さん、小野武彦さんらとともに、日本のドラマ界、映画界、そして演劇界をながらく支え続けてきました。

これまでの出演作は舞台だけでも「レ・ミゼラブル」「ハムレット」「フットルース」「マイ・フェアレディ」「サウンド・オブ・ミュージック」など無数の有名作に出演していますが、テレビでの数々の時代劇、「浅見光彦シリーズ」から「西部警察」「王様のレストラン」などの現代劇まで、そして映画でも「日本沈没」「野菊の墓」「ゴジラ」など、話題になった作品には必ずこの人の功績が残っている、というほど偉大な俳優さんです。

「ジョン・ケアード版ハムレット」での見どころ

この人が出演していればそれだけで「場面が引き締まる」というほどの名俳優、村井國夫さんですが、そんな彼が今回演じる役どころは、メインキャストの脇を固める、「墓掘」そして「旅回り一座の座長」役。

とても長いキャリアのなかで、主役も脇役も端役もすべてを演じきってきた村井國夫さんだからこその、「本物の脇役の演じ方」は演劇ファンにとって絶対に見逃せないものとなるでしょう。

【「ジョン・ケアード版ハムレット」キャスト紹介:浅野ゆう子(あさの ゆうこ)】

「ジョン・ケアード版ハムレット」で、王妃でありハムレットの母である「ガートルード」を演じるキャストは、浅野ゆう子さん。

演劇界まで席巻の幅をひろげる大女優:浅野ゆう子

1960年7月生まれの浅野ゆう子さんは、説明の必要もないほどの大女優。アイドル歌手から女優へと転身した1980年代からは、「君の瞳をタイホする」「抱きしめたい」「ハートに火をつけて!」など往年の有名ドラマ出演で一気にブレイクし、「トレンディドラマの女王」としてお茶の間の人気を席巻しました。現在でも「トレンディドラマ=浅野ゆう子」という連想のイメージを持っている人が多数いらっしゃるでしょう。

トレンディドラマでいち時代を築いたあとは、やがて本格派女優としての道を歩みはじめ、現在までに「八つ墓村」「大奥」「恋空」「劇場版 SPEC」など無数の映画で円熟味をおびた名演をみせています。

そしていまや誰もが認める大女優という地位を確立している浅野ゆう子さんですが、近年ではこれまで決して多くはなかった「舞台出演」にも力を入れ始めています。

「ジョン・ケアード版ハムレット」での見どころ

数々のドラマ、映画で記憶に残る「母親」を演じてきた浅野ゆう子さんは、本作「ジョン・ケアード版ハムレット」でもハムレットの母ガートルードを演じます。

そして映画「大奥」などを振り返っても分かるとおり、浅野ゆう子さんが演じる女性にはぴしりと一本芯が通っているような、「緊張感」がともなうのが特徴的。

果たして彼女が演じるガートルードは、どんな母性を、そしてどんな迫力を客席に届けてくれるのか、とても楽しみですね。

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(出典:pixabayより)

2017年4月にいよいよ幕が上がる必見の舞台「ジョン・ケアード版ハムレット」の、どこを切り取っても素晴らしい豪華キャスト陣をご紹介しました。名匠のもとに集ったシェイクスピア劇を担う俳優陣として、とても納得のキャストだったのではないでしょうか。

シェイクスピア劇のなかで最も注目される「ハムレット」をこんな方たちが演じるのですから、「ジョン・ケアード版ハムレット」は間違いなく記憶に残る名演となるでしょう。

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