「劇団☆新感線」主宰「いのうえひでのりさん」歌舞伎からお笑いまで手掛けるって何者?

1980年に旗揚げされた劇団「劇団☆新感線」。旗揚げ当初に、つかこうへいさん作品を演じたコピー劇団としての活動を開始しました。後にオリジナル作品を手掛けるようになり、音楽と融合したオリジナリティ溢れる舞台や、歌舞伎俳優の市川染五郎を迎えての歌舞伎作品など幅広い舞台を手掛けています。今回は人気劇団へと上り詰めた「劇団☆新幹線」の旗揚げメンバーであり、数々のヒット作を生み出した主宰の「いのうえひでのりさん」についてご紹介します。いのうえひでのりさんが旗揚げした際の舞台公演や、演出を手掛けた作品、彼の魅力などをまとめました!

【オリジナリティ溢れる演劇集団「劇団☆新感線」の主宰いのうえひでのりさんを知る!】

1980年に旗揚げした「劇団☆新感線」。名前の由来は、実家に帰省する際の「新幹線」から名づけられたといいます。旗揚げ当時はすぐに解散すると思っていたメンバーでしたが、オリジナルの脚本を用いた舞台に移行してからは、人気が急上昇しました!

劇団員には、「古田新太さん」「橋本じゅんさん」など、個性派俳優として知られる俳優が在籍しています。「劇団☆新感線」の舞台といえば、さまざまな音楽を使用した舞台や、ギャグ色の強い脚本などが特徴的です!

今回は「劇団☆新感線」の旗揚げメンバーであり、主宰をつとめる「いのうえひでのりさん」についてご紹介します。「いのうえひでのり」さんの数々の活躍や、手掛けた演出作品の紹介、自身の魅力についてお届けします。

【劇団☆新感線の主宰いのうえひでのりさんのプロフィール】

「劇団☆新感線」にはなくてはならない存在であるいのうえひでのりさんのプロフィールからご紹介します。

「いのうえひでのりさん」の基本プロフィール

  • 生年月日:1960年1月24日
  • 出身:福岡県
  • 星座:みずがめ座
  • 役職:脚本家、演出家

いのうえひでのりさんは、2017年で57歳。劇団の看板俳優である「古田新太さん」や「橋本じゅんさん」とも同年代です。

「いのうえひでのりさん」の経歴

1980年~

1980年当時、いのうえひでのりさん含む、大阪芸術大学舞台芸術学科の4期生を中心にしたメンバーで旗揚げした劇団「劇団☆新感線」。演出家のつかこうへいさんの作品「熱海殺人事件」を題材に演じ、好評を受けました。この作品は1981年に再度、上演します。

その後も、つかこうへいさんの作品「広島に原爆を落とす日」「蒲田行進曲」などの名作を1983年まで上演しました。

1984年

1984年、いのうえひでのりさんの演出による「宇宙防衛軍ヒデマロ」で「劇団☆新感線」は新生・新感線としてオリジナルの舞台を発表するようになります。

1985年~

1985年には、「劇団☆新感線」に、いのうえひでのりさんのかつての盟友、中島かずきさんが劇作家として参加。

音楽を融合させた新しいジャンル「いのうえ歌舞伎」を銘打つようになった舞台「星の忍者」の続編を1988年に上演。今までの活動拠点大阪から東京にも進出。

1990年には、後に劇団☆新感線を代表する作品「髑髏城の七人」を演出。1997年の再演を観劇し、感銘を受けた歌舞伎俳優の市川染五郎さんも、2004年に同舞台の主演をつとめました。

2000年~

2000年には大人気漫画「犬夜叉」をいのうえひでのりさん演出で「劇団☆新感線」により、初の舞台化。原作ファンからも好評を受け、2001年に再演を果たします。

そして2004年、主演に中川晃教さん、上川隆也さんを迎えたロックミュージカル「SHIROH」を手掛け、のちの「Rシリーズ」と呼ばれるジャンルを確立。生バンドと歌を交えた迫力のある舞台は、いのうえひでのりさん独自の世界観を形成。「髑髏城の七人」「SHIROH」の演出によって、第14回日本演劇協会賞を受賞します。

2005年には「いのうえ歌舞伎」の第2章となる舞台「吉原御免状」や、2006年「Rシリーズ」の2作目となる「メタルマクベス」を演出し、次々に上演。

2007年には旗揚げ当初のギャグ色の強い舞台「犬顔家の一族の陰謀~金田真一耕助之介の事件です。ノート」で「ネタもの」と呼ばれる演出作も復活しています。

2010年~

2010年には「Rシリーズ」の人気作「薔薇とサムライ」などを手掛けますが、外部作品の演出を手掛けることも多くなっていきます。2014年には2年ぶりとなる中島かずきとのタッグ作である、「いのうえ歌舞伎」の新作「蒼の乱」を上演。

2015年には「劇団☆新感線」の旗揚げ公演「熱海殺人事件」を演出し、第50回紀伊國屋演劇賞を受賞しました。

劇団☆新幹線と共に歩んできた、いのうえひでのりさんの経歴を演出作品と共にご紹介しました。経歴を見てみると、まさに「劇団☆新幹線」のオリジナリティをけん引するメンバーということが分かりますね!

【劇団☆新感線主宰いのうえひでのりさんの魅力とは?】

今や劇団員のみならず、数々の大物俳優や若手俳優をキャスティングし、舞台を作り上げている「劇団☆新感線」。劇団☆新幹線の旗揚げメンバーであり、主宰となった演出家いのうえひでのりさんは、まさに劇団の影の立役者ともいえます。

個性的な演出方法で人気を博している「劇団☆新感線」の演出とともに、演出家いのうえひでのりさんの魅力をみていきましょう。

いのうえひでのりさんの魅力1:「ネタもの」で見せるギャグセンス

1980年の「劇団☆新感線」旗揚げ当時は、つかこうへいさん作の脚本を元にして出演者として活動していた、いのうえひでのりさん。

当時は演出も手掛けており、その頃から「ネタもの」と呼ばれるギャグセンスが光る演出をしていました。

物語の随所で小ネタを挟み、笑いを誘うスタイルのギャグ路線「ネタもの」。劇団員「古田新太」さんが演じる「五右衛門シリーズ」は、特にネタものの定番作品です。

さらに劇団☆新感線の35周年を記念した、ネタもの舞台「五右衛門vs轟天」では今までに出演したシリーズのキャストが勢ぞろいと、豪華なネタものとなりました。

いのうえひでのりさんの魅力2:「いのうえ歌舞伎」での独特の演出法

劇団☆新感線の旗揚げ当時からの演出である「ネタもの」に対し、劇団自体が大きく人気を呼ぶことになったのが「いのうえ歌舞伎」シリーズです。今までは伝統的な日本文化を重んじた舞台であった「歌舞伎」を、いのうえひでのりさん流に演出!

ハードなロックやパンクの音楽をBGMにコンサート会場のような照明の中で行う、神話や歴史ものを舞台にした舞台は、まさにオリジナリティあふれた演出でした。

また1995年の舞台「星の忍者~Stranger in Strange Star」では、メタルバンド「聖鬼魔Ⅱ」のボーカルデーモン小暮閣下をゲストに行った異色の舞台を演出。

今まで演劇に興味がなかったという方さえも、派手な演出や音楽を目当てに観劇にきています。

いのうえひでのりさんの魅力3:「Rシリーズ」でのライブ感

3つ目に紹介する劇団☆新感線主宰のいのうえひでのりさんの魅力は、「Rシリーズ」での音楽を使用した演出法です。

今までは舞台の音楽は収録したものをスピーカーで流すという手法でしたが、いのうえひのでりさんは、生バンドを入れるという手法を取り入れます。オペラや歌舞伎などの伝統的な演劇で使われていた手法でしたが、小劇場などの舞台ではかなり革新的な演出法です。

音楽をフューチャーした演出は「いのうえ歌舞伎」にも通じますが、「Rシリーズ」は特に生バンドを使用するとだけあって、ライブのような印象に。ほかにも歌やダンスをふんだんに取り入れた、まるでミュージカルのような演出は、舞台初体験の方にもみやすくなっています。

昨年上演された生田斗真さん主演の舞台「Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~」も、いのうえひでのりさんが手掛ける「Rシリーズ」の作品です。劇団☆新感線ならではの音楽を中心にした演出法に「音を浴びる」と表現しているファンも。

劇団☆新感線の代表的な3シリーズを基に、いのうえひのでりさんの演出の魅力についてご紹介しました。旗揚げから長年にわたって、第一線で活躍しているいのうえひでのりさん。今後の作品にも期待したいですね!

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(出典:pixabayより)

小さな劇団からスタートした「劇団☆新感線」。旗揚げメンバーであり演出家、そして主宰でもあるいのうえひでのりさんについて紹介しました。

独特の演出法が受け、演劇ファンならずとも多くの方が舞台を見るきっかけづくりをしている、「劇団☆新感線」と演出家のいのうえひでのりさん。

舞台という枠にとらわれないオリジナリティこそが彼と劇団の魅力といえます。今回の紹介で作品が気になった方は、ぜひ生の舞台を体験してみてください!

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