「屋根の上のヴァイオリン弾き」名作ミュージカルのあらすじや楽曲をご紹介!

このたび日本初演から50周年を迎えたミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」。数々の有名なミュージカルナンバーを擁する名作です! 記念公演には主演の市村正親を始め、神田沙也加や実咲凜音、唯月ふうか、広瀬友祐、神田恭兵などのフレッシュな顔ぶれに加えて鳳蘭や今井清隆などの重鎮もそろい踏み! そんな豪華なキャストで上演される「屋根の上のヴァイオリン弾き」のあらすじやブロードウェイ版などについてご紹介します!

「祝!日本初演50周年」! 屋根の上のヴァイオリン弾き記念公演決定!

故・森繁久久彌が1967年に日本で初めてテヴィエを演じてから50周年となる2017年に記念公演として上演さけることとなった「屋根の上のヴァイオリン弾き」

ミュージカルはあまり詳しくない、という年配の人から、音楽の授業でミュージカルナンバーを習ったことがあるという若い人まで、あまねく日本に「ミュージカルの楽しさ」「ミュージカルとは何ぞや」と知らしめたこの不朽の名作についてご紹介します!

「屋根の上のヴァイオリン弾き」の世界初演は1964年ブロードウェイで

ミュージカル界に燦然と輝く名作「屋根の上のヴァイオリン弾き」。この名作が初めて世に送り出されたのは1964年のことでした。

ほぼ10年間の長きに渡って、「グリース」にその記録を破られるまで、ブロードウェイで最も長いロングラン公演を記録した「屋根の上のヴァイオリン弾き」。現在でもその総公演回数は2017年7月9日現在で3,242回を数え、堂々のトップ16位をキープしています。

直近のブロードウェイ公演が行われたのは2015年12月20日から2016年12月31日まで。計463回上演され、ドラマデスクアワード賞などを受賞しました。

「屋根の上のヴァイオリン弾き」映画化されたのは1971年

屋根の上のヴァイオリン弾きが映画化されたのは1971年。主人公・テヴィエ を演じたのはユダヤ人俳優のトポルでした。

この映画版ではアカデミー賞とゴールデングローブ賞両方の主演男優賞にノミネートされ、アカデミー賞は惜しくも「フレンチ・コネクション」のジーン・ハックマンの前に敗れてしまいますが、ゴールデン・グローブ賞の方は見事獲得しました。

屋根の上のヴァイオリン弾き、気になる「あらすじ」は

(出典:photoACより)

「屋根の上のヴァイオリン弾き」作品の時代背景は

ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」は1894年から1914年にかけての帝政ロシア時代のユダヤ人の生活をベースに描かれています。

当時のロシア帝国の一部であったウクライナには数多くのユダヤ人が暮らしていましたが、1881年に皇帝アレクサンドル2世がサンクトペテルブルク市内で爆弾テロにより暗殺されると、その実行犯の中にユダヤ人が加わっていたことにより、ポグロムと称する大規模なユダヤ人弾圧が巻き起こります。

移住や財産取得、高等教育の場まで制限され、地方自治の場からも排除されたユダヤ人はますます苦境に立たされ、さらに1903年から1906年に起きたポグロムでは、警察や軍隊まで黙認する形での大規模な弾圧が行われ、耐えかねた多くのユダヤ人たちが自由を求めて西側ヨーロッパ諸国やアメリカへと移住することになりました。

「屋根の上のヴァイオリン弾き」のあらすじは

そんな不穏な空気の帝政ロシア統治下にあるウクライナの片田舎に暮らすテヴィエは5人の娘を含めた一家で牛乳屋を営んでいます。

テヴィエは自分では一家の唯一人の男性として亭主関白で厳格な父親を自認しているものの、しっかりもので毒舌家の妻ゴールデには頭が上がりません。

ある日、村の仲人役を買って出ているイェンテ婆さんが、一家の長女であるツァイテルに、村有数の金持ちではあるが父テヴィエよりも年上の肉屋でやもめのラザールとの結婚話を持ち込んで来ます。元々テヴィエとラザールは犬猿の仲ではあるものの妻ゴールデはこの話をまんざらではないと思い、夫にラザールと話をするよう進めます。

一方、ツァイテルには貧しい仕立て屋の恋人モーテルがおり、彼にラザールとの話がまとまる前に父親と話をするよう頼みますが、気の弱いモーテルはテヴィエを怖れてなかなか動こうとしません。そんな時、村を訪れた学生パーチックと知り合ったテヴィエは家に下宿させる替わりに下の娘2人に読み書きを教えるように頼みます。

結局ラザールとツァイテルの結婚話は当人の気持ちとは裏腹に進行しますが、紆余曲折を経た末にツァイテルとモーテルは結婚に至ります。その頃次女ホーデルは下宿人のパーチックと、三女チャヴァは自分を乱暴者から守ってくれたフョートカとそれぞれ恋に落ちていました。

いよいよツァイテルとモーテルの結婚式当日。貧しいながらもささやかな宴にロシア警察の一群が乱入し、めちゃくちゃにその場を破壊してしまいます。

そんな中、次女ホーデルとパーチック、三女チャヴァとフョートカの関係にも変化が訪れます。さらに情け容赦ない時代の変化という嵐と、ユダヤ人に対する帝政ロシアの迫害はますます強くなり・・・

「屋根の上のヴァイオリン弾き」の聴き逃せない珠玉の楽曲は

時代の流れに翻弄されつつたくましく強く生きるユダヤ人一家の運命を描いた「屋根の上のヴァイオリン弾き」はまた、数多くの名曲に彩られたミュージカルでもあります。

1964年のトニー賞最優秀作曲賞を受賞しているミュージカル版に続く1971年度製作の映画「屋根の上のヴァイオリン弾き」もアカデミー賞の最優秀編曲賞を受賞しています。

ミュージカルの作曲を手がけたのは「屋根の上のヴァイオリン弾き」の他に城田優が初演出を手がけた「アップル・ツリー」の脚本・作曲などを手がけているジェリー・ボック。

映画版の楽曲はこのジェリー・ボックの音楽を映画音楽界の巨匠・ジョン・ウィリアムズが編曲を加えたものとなっています。

この「屋根の上のヴァイオリン弾き」のミュージカルナンバーの中でもとりわけ有名なものは「サンライズ、サンセット」と「もし金持ちだったなら」の2曲です。

このうち「サンライズ、サンセット」は数多くのアーティストによってカバーされており、ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」のナンバーと知らなくても口ずさめる、という人も多いのでは。

またもう1曲の「もし金持ちだったなら」も数多くのアーティストによってカバーされている曲であり、ドラマ「隣のサインフェルド」や映画「スパイダーマン2」の中でも登場人物がこの曲を歌うシーンが収録されています。

中でも「スパイダーマン2」で「もし金持ちだったなら」を歌う ドクター・オクトパス役のアルフレッド・モリーナは映画公開の2004年にブロードウェイでミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」のテヴィエ 役を実際に演じており、その際のCDもリリースされています。

屋根の上のヴァイオリン弾き・「50周年記念公演」の概要

記念公演に対しての期待が高まる「屋根の上のヴァイオリン弾き」! 2018年度公演概要は以下の通りです!

「屋根の上のヴァイオリン弾き」東京公演

  • 公演期日: 2017年12月5日~2017年12月29日
  • 会場: 東京・日生劇場

「屋根の上のヴァイオリン弾き」全国ツアー概要

  • 2018年1月3日~2018年1月8日:       大阪・梅田芸術劇場メインホール
  • 2018年1月13日~2018年1月14日 :   静岡・静岡市清水文化会館(マリナート)
  • 2018年1月19日~2018年1月21日 :   愛知・愛知県芸術劇場 大ホール
  • 2018年1月24日~2018年1月28日 :     福岡・博多座
  • 2018年2月10日~2018年2月12日 :        埼玉・ウェスタ川越

「屋根の上のヴァイオリン弾き」、記念公演を見逃さないで!

重いテーマを扱った作品でありながら、笑いや一家の前向きな姿勢に励まされるミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」。

日本初演から50周年となるこの記念すべき公演にぜひ足を運んでみてください!

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