決定版!『劇団四季 キャッツ』歴史、主要キャストから見どころまで徹底紹介

大好評上演中であるミュージカル『劇団四季 キャッツ』。個性豊かな猫が数多く登場する大人も子どもも楽しめる作品です。今回は、『劇団四季 キャッツ』を観るうえで知っておきたい歴史、魅力、ストーリーから劇団四季主要キャストの役名と見せ場などなど、『劇団四季 キャッツ』の「すべて」を徹底をご紹介します。

【この記事さえ読めば歴史、魅力、キャストなど『劇団四季 キャッツ』のすべてが分かる!】

圧倒的な演技力と演出力で人々に感動を与え続け、リピート率No.1とも言われる劇団四季。その最高峰の劇団のミュージカル中でも『ライオンキング』とともに絶大な人気を誇る舞台が『劇団四季 キャッツ』です。その名の通り猫を主人公にした物語で都会のごみ捨て場を舞台に、歌や踊りを交えながら独特な猫の世界を描いている作品です。

そして舞台や物語の魅力とともに、『劇団四季 キャッツ』のキャストはダンスレベル、歌唱力、演技力、どれをとっても一流の役者ばかりで、キャストに選ばれるだけでも非常に難しいと言われています。

今回は劇団四季の成り立ちから魅力、『キャッツ』の物語やキャラクター、そして気になるキャスト情報など、『劇団四季 キャッツ』の「すべて」をご紹介します。

【『劇団四季 キャッツ』13年ぶり4度目の大阪公演】

2016年7月16日から開幕している『劇団四季 キャッツ』大阪公演。予想どおり今回も絶大な評判を得ていて、度重なる公演延長も行われています。

『劇団四季 キャッツ』は、アンドリュー・ロイド・ウェーバー作曲の大ヒットミュージカル。劇団四季のキャストによる日本での初演はさかのぼること1983年です。以来何年も各地で公演を重ねて、日本での通算公演回数はなんと9,000回を超えています。

【『劇団四季 キャッツ』徹底解剖のまえに、まずは劇団についてのおさらい】

そもそも『劇団四季 キャッツ』を上演している「劇団四季」という劇団はどのような劇団なのでしょうか。劇団四季はもともとは、米村晰さんらを中心とする東京大学文学部の学生と、浅利慶太さん、日下武史さんらを中心とする慶應義塾大学文学部の学生が作り上げた学生演劇集団というところからスタートしました。

当時はキャストも少なく10名ほどで旗揚げをし、現在のようにミュージカルを中心とする劇団ではありませんでした。

しかし、1979年にミュージカル「コーラスライン」を上演したことで脚光を浴びると、その後ミュージカル作品を立て続けに上演しました。公演回数を一気に増やし、実績と実力を同時に伸ばす戦略が見事にはまり、瞬く間に日本中に「劇団四季」の名が広まっていきました。そして、数多く公演してきたミュージカル作品の中で、初のロングラン作品となったのが、『劇団四季 キャッツ』だったのです。

【『劇団四季 キャッツ』の魅力】

人々を惹きつける『劇団四季 キャッツ』の魅力

『劇団四季 キャッツ』の最大の魅力は世界最高峰のパフォーマンス力です。『劇団四季 キャッツ』は、どこの都市で公演する際もキャッツ・シアターと呼ばれるキャッツ専用の舞台で上演されます。キャストのパフォーマンスを最大限に引き上げるため、客席にまで物語の世界感が伝わるように創意工夫されています。

また、ジェットコースターに乗っているかのようなスピーディーな展開力も魅力のひとつです。目まぐるしく場面が変わり、キャラクターも次々に登場します。全く間延びをさせないスピード感が観客の心を鷲掴みにしているのだと、舞台評論家の間では噂されています。

『劇団四季 キャッツ』地方公演ならでは! 地域色の出る舞台の「ゴミ」をチェック

『劇団四季 キャッツ』のコアな楽しみ方といえば舞台演出上の「ゴミ」。

ゴミとは、猫たちが集う都会のゴミ捨て場を表現する舞台の小道具のことで、舞台上に無造作に積み上げられています。よくよくみるとその開催地に関連したものがゴミとして置かれています。その数たるや毎回20種類ほど! 細やかで楽しい趣向ですね。

今回は大阪公演ということで、おそらく大阪ゆかりのもので構成されるのではないか?と上演開始前から噂されていました 。前回は、阪神のメガホンや大阪ローカルタウン誌、タコ焼き機などが観客の目に止まりましたが、今回はどんなゴミが劇団四季『キャッツ』の世界観を構築するカケラとなるのか、それがファンが密かに期待するポイントだったのです。

あらゆる所で思い思いの猫演技を見せてくれるキャストだけでなく、ゴミも気になります。今回は、阪神タイガースのマグカップやたこ焼き器など、ご当地ゴミは15点くらいあるようですよ。上演中注目すべきところが多くなりそうです。少し早く会場に行って、あれこれ探索してみてください。

『劇団四季 キャッツ』屈指の盛り上がりどころである「スキンブルナンバー」

鉄道を愛し、鉄道運行の無事を願って骨身を惜しまず働く、スキンブルシャクスは、『キャッツ』の中でも人気が高いキャラクターです。

彼のナンバーは全員が参加する勢いとノリが良い気持ちのいいもので、『劇団四季 キャッツ』ではお馴染みの、観客が手拍子をして盛り上げる場面ですが、札幌公演では皆楽しそうに拍手する反面、「スキンブル シャンクス レイルウェイ~」の変拍子になったとたん拍手が気弱になる場面もありました。

また、冒頭いきなり8分の13拍子というかなりの変拍子から入るスキンブルナンバーにも臆せず入っていけるツワモノの常連率も気になります。

さて大阪のキャッツファンはどれだけスキンブルナンバーの拍手でキャストを後押しすることができているでしょうか?ノリの良さでは日本屈指の関西人ですので、きっと毎回大盛り上がりをみせていてくれるでしょう。実際に会場に行って確かめてきてください。もちろん、率先して盛り上がってくださいね!

なお、大阪公演でのスキンブルシャクス役のキャストは、のちほどご紹介します。

常連ファンならこう楽しむ !『劇団四季 キャッツ』

劇団四季「キャッツ」は30年以上上演されている作品のため、何度も劇場で観たという経験のある人も少なくないと思います。ここではそんな常連ファンが教える「キャッツ」の楽しみ方をご紹介します。

まずは、しっかりと予習をしてから劇場を訪れること。もちろん知識ゼロのままでも楽しめますが、『劇団四季 キャッツ』は登場する多くの猫たちが織りなす各々のドラマも見どころです。そのためそれぞれが生きてきた背景を知ることで、さらに歌唱や演技で感動することができるのです。

そして人気舞台のため難しいかもしれませんが、通路側の席で観ることも『劇団四季 キャッツ』を楽しむ方法のひとつ。その理由はキャストが通路を通ることが多く、彼らをより間近で感じることができるからだといいます。演技を近くから見ることで感動は増幅し、またキャストと目が合うなんていう貴重な経験ができるかもしれません。

『劇団四季「 キャッツ」』が長く愛され続ける背景とは?

『劇団四季「 キャッツ」』の総入場者数が900万人を突破しているのは、舞台上で展開されている演技の素晴らしさもさることながら他にも要因があるようです。

以前キャストたちが観客に対して握手をしに来る場面で、車椅子のお客さんに対してずっと寄り添う光景が見られたそうです。それは観客一人ひとりを大事にする姿勢に他なりません。これには本人はもちろんのこと、一緒に来ていた家族も感動した出来事となったのではないでしょうか。

このようにキャストが観客と同じ目線に立ち、気遣いと優しさを持って接しているからこそどこか温かさが感じられ長年愛され続けているのでしょう。

【『劇団四季 キャッツ』はどんなストーリー?』】

『劇団四季『 キャッツ』の簡単なあらすじをご紹介します。満月の夜にジェリクルキャッツたちが街の片隅のゴミ捨て場に集まります。ジェリクルキャッツとは、人間に飼われることを拒否し、自由に人生を謳歌する猫たちのこと。年に一度開催されるジェリクル舞踏会で踊るジェリクルキャッツたち。長老猫が、このジェリクルキャッツの中から、新しいジェリクルの命を得る最も純粋なジェリクルキャッツを選びます。

ストーリー展開について

ストーリー展開自体は分かりやすいシンプルさを持ちながらも、後ほどご紹介するキャストの人数を見てもわかる通り、『劇団四季 キャッツ』には数多くのキャラクターが登場します。たくさん登場するそれぞれの猫の性格や生きがいなどが語られる物語のなかで、それぞれが表現する歌や踊りには要注目です。

【『劇団四季『 キャッツ』主要キャストの役名と見せ場とは?】

劇団四季『キャッツ』には、たくさんの猫が登場します。キャスト表を見たときにすぐ理解できるように、猫の役名とキャラクターを覚えておきたいところ。主要キャストについて詳しくご紹介するまえに、まずは個性あふれるたくさんの「猫」たちを、大阪公演のキャストとともにずらりご紹介します。

『劇団四季 キャッツ』キャストが演じる「猫」たち

  • グリザベラ(木村智秋さん、松本菜緒さん、早水小夜子さん)
  • ジェリーロラム=グリドルボーン(奥平光紀さん、時枝里好さん)
  • ジェニエニドッツ(安宅小百合さん、花田菜美子さん)
  • ランペルティーザ(三平果歩さん、加島茜さん、山中由貴さん)
  • ディミータ(松山育恵さん、多田毬奈さん、原田千弘さん)
  • ボンバルリーナ(金友美さん、天翔りいらさん、渡辺智佳さん)
  • シラバブ(黒柳安奈さん、松尾優さん)
  • タントミール(野田彩恵子さん、間辺朋美さん)
  • ジェミマ(円野つくしさん、加島 茜さん、江國冴香さん、朴悠那さん)
  • ヴィクトリア(杉野早季さん、藤岡あやさん、坂田加奈子さん)
  • カッサンドラ(藤岡あやさん、山田祐里子さん、片岡英子さん)
  • オールドデュトロノミー(飯田洋輔さん、山田充人さん、橋元聖地さん)
  • アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ(瀧山久志さん、飯田洋輔さん、正木棟馬さん)
  • マンカストラップ(加藤迪さん、西尾健治さん)
  • ラム・タム・タガー(西尾健治さん、大嶺巧さん、上川一哉さん)
  • ミストフェリーズ(一色龍次郎さん、松出直也さん)
  • マンゴジェリー(斎藤洋一郎さん、齊藤太一さん)
  • スキンブルシャンクス(カイサー・タティクさん、北村優さん、塚田拓也さん、小林唯さん)
  • コリコパット(押田柊さん、横井漱さん)
  • ランパスキャット(政所和行さん、松出直也さん、荒木啓佑さん)
  • カーバケッティ(齊藤太一さん、桒原駿さん)
  • ギルバート(玉井晴章さん、肥田晃哉さん)
  • マキャヴィティ(文永傑さん、田川雄理さん)
  • タンブルブルータス(塚下兼吾さん、川野翔さん)

『劇団四季 キャッツ』2016年上演開始前に発表されたキャストと、実際に上演初日に登場したキャストたち

公演場所ごとに、変更されるキャッツのキャスト。開幕後メンバーが途中で変更になることもありますが、さて大阪の上演開始前に発表されたキャストはどうなっていたでしょうか?

2016年4月のプロ野球・阪神対DeNA戦(甲子園)の始球式にて、劇中衣装で登場したキャストは以下のメンバー。この時点では、グロールタイガー役に飯田洋輔さん、グリドルボーン役に小林由希子さん、ラム・タム・タガー役に飯田達郎さん、ディミータ役に相原萌さん、ボンバルリーナ役に花田菜美子さん。決してこのキャストで決定ではなく、あくまで「出演候補キャスト」として上記キャストが発表されました。

Twitter上では、この飯田兄弟は「とても人気が高いため、集客効果を得るために登場したのではないか」と、そして「そのまま開幕メンバーに選ばれるのかどうか不安」という声もありました。プライベートでも仲のいい飯田兄弟の2012年のキャッツ広島公演以来の共演の実現を期待したファンが多かったようですね。

そしてキャッツファンとしては10年間アンサンブルキャストで下積みをされた、キャッツに思い入れの深い大阪が大好きという花田さんのボンバルリーナ役を実際に見てみたいという声もありました。では、実際の初日キャストはどうだったのかを振り返ってみましょう。

『劇団四季 キャッツ』大阪公演初日(2016年7月16日)キャスト)

  • グリザベラ:木村智秋さん
  • ジェリーロラム=グリドルボーン:奥平光紀さん
  • ラム・タム・タガー:西尾健治さん
  • ミストフェリーズ:一色龍次郎さん
  • スキンブルシャンクス:カイサー タティクさん
  • オールドデュトロノミー:飯田洋輔さん など

飯田洋輔さんはめでたく登壇されたのですが、飯田達郎さんは登壇せず残念ながら、開幕で飯田兄弟共演とはなりませんでした。2017年1月の時点現在でも飯田達郎さんのラム・タム・タガーはまだ登場していません。全体としても、半分以上が新しいキャストだったということで、ファンを驚かせたているようです。

なお初日以降、代表曲『メモリー』を歌うグリザベラ役には、木村智秋さんの他に早水小夜子さん、松本菜緒さんも登場していますし、他の役も大体それぞれ2~3人のキャストが登場してます。

『劇団四季 キャッツ』キャストが演じる猫たちの見せ場紹介!

『キャッツ』といえば、最も有名な曲といえるのが「メモリー」。この「メモリー」に関しては、『キャッツ』のミュージカルを知らなくても曲だけ耳にしたことがある人もいるかもしれません。それほど有名な曲。『「メモリー』」は、元娼婦で年老いた孤独な猫であるグリザベラが歌います。

ボロボロのコートを着ているのが特徴でさまざまなキャストがこの役を演じてきましたが、特に早水小夜子さんは過去の札幌、福岡、仙台公演など多くの公演に出演しています。

リーダー的な猫として、全てのシーンに登場するのが、マンカストラップ。黒と銀の縞があるオス猫。舞台と客席をつなぐ語り部でもあります。

タキシードを着たマジシャン猫がミストフェリーズ。ミストフェリーズのマジックとターンもミュージカルの見どころです。約25回の片足連続回転は、ミストフェリーズの代名詞ともいえます。この役は、今回の一色龍次郎さん、松出直也さんのほか過去には永野亮比己さんなどの実力派キャストが演じてきました。

黒い帽子にベストを着ているのがスキンブルシャンクス。鉄道猫として、夜行列車の非公式の車掌をやっています。ジェリクルキャッツたちが夜行列車に乗る場面も良いですね。ジェリクル舞踏会の冒頭でソロダンスを披露するのが、白猫ヴィクトリア。体の柔らかさが分かる美しいダンスが見どころです。

ほかにもたくさんの猫が登場しますが、最低限このあたりの役名は覚えておくと劇団四季『キャッツ』の世界観にすんなりと入りこめるでしょう。

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【ミュージカル『劇団四季 キャッツ』はキャストの好演と個性的で素晴らしい演出のたまもの】

(出典:pixabayより)

ミュージカル『劇団四季 キャッツ』の世界を作っているのは、美しい音楽と凝った舞台演出、そして選ばれたキャスト。劇団四季『キャッツ』はキャストが客席に降りてくる演出もあります。猫の世界にリアリティを持たせているのは、キャストの演技力。まさにキャストの力で成り立っている舞台といっても過言ではありません。

新キャスト、そしてご当地感溢れる舞台美術、スキンブルナンバーの盛り上がりなど、『劇団四季 キャッツ』の大阪公演は見どころをあげていくとキリがないほどに、魅力満載のステージになっています。『キャッツ』や劇団四季をよく知る方はもちろん、ミュージカル未経験の方にも強くおすすめです。

劇場に足を踏み入れるだけで味わえる非日常空間、難解なストーリーはなく華やかなショーをつなげたような飽きることのない構成、歩き方から仕草まで、猫そのものにしか見えないキャストの動き。あらゆるタイプの楽曲を歌いこなし、あらゆるタイプのダンスを踊りこなすキャストたちのテクニックなど、ミュージカルの醍醐味が詰まったような作品、それが『劇団四季 キャッツ』なのです。

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