松尾スズキ演出、小池徹平と長澤まさみ主演「キャバレー」再演!あらすじと魅力を徹底解説!

2007年に上演され大好評を博した松尾スズキ演出による『キャバレー』が、2017年に再演されます。主役であるクリフとサリーのカップルを、小池徹平と長澤まさみが演じることなどが判明しました。今回は名作の誉れ高い『キャバレー』のあらすじをご紹介します。

2007年に上演され大好評を博した松尾スズキ演出による『キャバレー』が、2017年に再演されます。

退廃的で官能的な名作ミュージカル『キャバレー』を、松尾スズキならではの台詞と演出で味付けした初演時の舞台は、今でも語り草になるほど。

先日は再演版のキャストも発表され、主役であるクリフとサリーのカップルを、小池徹平と長澤まさみが演じることなどが判明しました。今回は名作の誉れ高い『キャバレー』のあらすじをご紹介します。

『キャバレー』あらすじ:舞台は1929年のベルリン

『キャバレー』のあらすじ

1929年大晦日の夜。アメリカ人の青年クリフがベルリンにやってきます。駅で出会ったドイツ人のエルンストに宿を紹介してもらった彼は、女主人シュナイダーが営む下宿にやってきます。

そしてその夜、キャバレー『キット・カット・クラブ』に足を運んだクリフは、クラブの歌姫サリー・ボウルズと出会います。イギリスからやってきているサリーと、同じ英語圏出身ということですぐに意気投合するクリフ。

ほどなく店をクビになったサリーはクリフの下宿に転がり込み、2人は同棲生活を開始することになります。

その一方で、クリフたちの下宿の女主人であるシュナイダーは、果物屋の老人シュルツと穏やかに愛を育んでいました。長年ひとり暮らしを続けてきたシュナイダーでしたが、ついにシュルツの求婚を受け入れることにします。

サリーとクリフ、シュナイダーとシュルツ。幸せそうに見える2組のカップルでしたが、暗い時代の足音が彼らに忍び寄っていたのです……。

『キャバレー』のあらすじ:暗い影を落とすナチスドイツの台頭

『キャバレー』のあらすじを語る上で、ナチスドイツについて触れないわけにはいきません。『キャバレー』は退廃的で官能的な作品であり、キャバレーの司会者であるMCによって、ストーリーは進行していきます。

2007年度版では阿部サダヲが、今度の再演では石丸幹二が演じるこのMCは、客席と舞台とをつなぐ役であり、クラブのショーの司会であり、道化であり、死神でもあります。

なぜならば、キャバレー『キット・カット・クラブ』から始まった美しい恋物語は、ナチスによるユダヤ人迫害という時代の波によって、実に悲劇的な展開を見せるからです。

第一次世界大戦直後、敗戦したドイツでは大きな混乱が生じ、退廃的・刹那的ムードが漂いました。

そんな中、中心地であるベルリンでは文化が花開き、ドラッグやキャバレーなどの大衆文化のみならず、絵画・音楽・演劇・文学といった芸術面でも大いに発展しました。

この時代のベルリンは”黄金の20年代”と呼ばれています。『キャバレー』を支配しているのは、こういった時代の独特の空気です。退廃的で、豊かで、でもどこか危うくて。

結局のところ、ヒトラーが政権を掌握することでガラリと社会が変わってしまうわけですが、すでにその不気味な足音が聞こえてきている……そんな恐ろしさを感じさせる作品なのです。

『キャバレー』のあらすじを予習して、本番に備えよう!

2007年の初演時では、松雪泰子のサリー、森山未來のクリフ、阿部サダヲのMCという配役で上演された松尾スズキの『キャバレー』ですが、再演ではこの3名のキャストが変更になっています(他のメインキャストは初演時と同じ)。ただでさえ濃厚な『キャバレー』の世界に松尾スズキの色がつくことで、より強烈になっていた松尾スズキの『キャバレー』ですが、きっと再演では更なるパワーアップを果たしていることでしょう。黄金の20年代という時代背景や、『キャバレー』のあらすじを頭に入れておくと、より一層楽しめること間違いなしなので、今から映画版などを見て予習することをおすすめします。チケット情報はチケットキャンプ(チケキャン)で。

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