劇団四季人気作品 『美女と野獣』ガラスに入ったバラの意味とは?

劇団四季によってミュージカル化されている名作のうちの一つ『美女と野獣』。ミュージカルのなかで登場するガラスドームに入った一輪のバラ。そのバラが表す意味、バラに込められたメッセージとは一体何なのでしょうか?

劇団四季の『美女と野獣』バラの秘密を知っている?


(出典:GATAGフリー素材より)

『リトルマーメイド』や『ライオンキング』、『アラジン』など、名作と呼ばれるディズニーの作品が劇団四季によってミュージカル化されてきました。四季『美女と野獣』もまた人気のミュージカルとして、多くの人々を魅了しています。何年経っても色褪せることのない珠玉のラブストーリーにはガラスドームに入った一輪のバラが出てきます。そのバラが表す意味、なぜガラスに入っているのか?バラに込められたメッセージとは一体何なのでしょうか?探っていきます。

大人も子供も楽しめる、劇団四季ミュージカル『美女と野獣』のあらすじをご紹介!

四季 『美女と野獣』魔女が残した一輪のバラとは


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『美女と野獣』のストーリーといわれれば、おそらくディズニーアニメのあらすじを思い浮かべるという人は多いのではないでしょうか。しかし、じつはヴィルヌーヴ版やボーモン版と呼ばれる原作が複数存在。『美女と野獣』の原作はあらすじもディズニーとは大きく異なっています。

それぞれのストーリーのなかで、登場するバラ。出てくるシーンは異なっていて、それぞれが持つ意味もわずかに違いがあるという印象を受けるはず。

ディズニーアニメ版のあらすじに基づいている四季の『美女と野獣』。ここでは、ディズニー版のバラが持つ意味について、あらすじを追いながら探ってみたいと思います。

四季 『美女と野獣』ストーリー

ストーリーにまず登場するのは「高慢な人間の王子」と「醜い老婆」の2人。醜い老婆が皇子の城を訪ね、「一輪のバラをあげる代わりに一晩泊めてほしい」と頼みますが、王子は老婆のあまりの醜さに、追いかえす選択をします。しかし次の瞬間、醜い老婆は美しい魔女に変身。王子と召し使いをふくめた城全体に魔法をかけ、王子は醜い野獣へと変わってしまいます。

魔女は何でも映し出すという魔法の鏡のほかに、はじめに差し出した一輪のバラをガラスドームに閉じ込め、消え去ります。魔女は去り際に「バラの花びらが全て散るまでに、誰かを愛し、そして誰かに愛されるという「真実の愛」を見つけなければ、魔法は一生解けることはないと告げます。

四季 『美女と野獣』野獣とベルの出逢い、そして運命のラストは…!?

その後登場するのが、本作品のヒロインである、発明家の父モーリスの娘ベル。ベルは街で最も美しい女性として評判でしたが、本を読むことと空想することが好きだったため、周囲からは変わりものというレッテルを貼られていました。この街にはハンサムで人気者だったガストンという男がいて、しきりにベルへ結婚を迫っていましたが、一方的なポロポーズを繰り返すガストンにベルは嫌気がさしていました。

ベルの父であるモーリスは、発明家の大会に出場するため馬に乗り出かけますが、オオカミの群れに襲われてしまいます。馬とはぐれてしまったモーリスは城を見つけ入っていきますが、そこは野獣が住む城。不審者として野獣にとらわれてしまいます。

自分のもとへ馬だけが帰ってきたことから、ベルは父を捜し、この城へたどり着きます。ベルは、「自らの身と引き換えに父を解放してほしい」と野獣に頼み、野獣はこの要求を呑みモーリスを解放、ベルは野獣のもとで生活することになります。

しかし、野獣の礼儀しらずでごう慢な態度に、ある日ベルは城を飛び出してしまいます。そこでオオカミの群れに襲われてしまいますが、彼女の後を追いかけた野獣が命がけでオオカミの群れからベルを守ります。

これをきっかけに2人は互いに心を寄せ合う関係に。ある日、野獣が魔法の鏡でモーリスを映し出すと、そこにはベッドで寝込む姿がありました。野獣はベルが見舞いに行くことを認め、魔法の鏡を持たせ父のもとへ送りだします。街へ戻ったベルを待ちうけていたのはガストン。魔法の鏡を通じて映し出された野獣にベルが好意を寄せていることを感じ、街の男を連れて野獣を襲撃しに向かいます。

野獣は戦う気がなかったものの、駆け付けたベルの声を聞き、ガストンと激しい戦いを繰り広げます。ガストンは追い詰められ、野獣はベルとの再会を果たしますが、最終的にはガストンに背後からナイフで刺されてしまいます。魔女が置いていったバラの最後の花びらが間もなく散ろうとした時、野獣はベルに愛を伝え、死んでしまいます。

しかし、その瞬間魔法がとけ、涙を流すベルの前で野獣は王子の姿に戻ります。

四季 『美女と野獣』バラに込められた意味とは?

このストーリーのなかでバラはどんなメッセージを発していたのでしょうか。おそらくさまざまな見方や考え方があると思いますが、一つは「美しさには限りがある」「美しいものは永遠ではない」という意味が込められていたのではないでしょうか。

美しさの象徴であるバラもいつかは枯れていきます。つまり、「見た目の美しさはずっと続くものではない=見た目だけで物事や人を判断してはいけない、本当に大切なものがある」というメッセージだったのではないでしょうか。

魔法をかけられ、醜く恐ろしい見た目になってしまった野獣を相手に、ベルは恐れることなくそばにいました。野獣も、街でいちばんの美人というベルの見た目だけでなく、ほかに大切なものがあることに少しずつ気づいていったはずです。

バラがガラスドームに入っていたのは、見た目でしか人を判断しない王子であれば、バラに実際触れる必要も、香りを感じる必要もないという魔女のメッセージが込められていたと解釈することもできそうです。

でも実際は、触れたり香りを感じたりしなければバラの本当の美しさに気づくことはできません。美しさの象徴であるバラと街で一番美しいといわれたベル。ここには共通点があるのではないでしょうか。

四季 『美女と野獣』作品が持つバラのような本当の美しさ


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バラの意味を考えるには、ディズニーだけでなく原作などさまざまな作品に触れることで見えてくるものがたくさんありそうです。四季のミュージカル『美女と野獣』もまた、原作とはもちろんのこと、ディズニーアニメとはまた違った印象を持つかもしれません。

ミュージカルを通じ、作品に込められたメッセージを読み取ることで、作品に登場するバラのように、作品が持つ本当の美しさ・魅力に出会えるかもしれませんね。

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