再演が決まった『1789 -バスティーユの恋人たち-』! そのストーリーをご紹介

2018年春に待望の再演が決定した東宝版『1789 -バスティーユの恋人たち-』。火の粉散るフランス革命を舞台に愛と信念とが交錯する歴史ロマン大作ミュージカルです。今回は日本初演時の2015年宝塚公演でロナンを演じた龍真咲が帝劇デビューにしてマリー・アントワネットを演じることでも話題となっています! そこで再演でまた注目されている『1789 -バスティーユの恋人たち-』のストーリーをご紹介します!

2018年春に待望の『1789 -バスティーユの恋人たち-』の再演決定!

2016年の初演時から観客の熱い支持を欲しいままにした人気ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』。あのミュージカルが2018年春に満を持して再演されることが決定。さらに気になるメインキャストも早々と発表され、ますます期待が高まっています!

そこで歴史グランドロマンミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』の作品情報や、ストーリー、その舞台背景などをご紹介します。

『1789 -バスティーユの恋人たち-』は2012年世界初演のミュージカル

『1789 -バスティーユの恋人たち-』はフランスで製作されたミュージカルで、初演は2012年10月10日のことでした。

脚本を担当したのは2013年に山本耕史と中川晃教がモーツァルトとサリエリの2役を交互に演じるという画期的な演出で話題となった『ロックオペラ・モーツァルト』も手がけたDove AttiaとFrançois Chouquetの2人。

パリ初演でロナンを演じたのはフランス版TVオーディション番組『The Voice』のファイナリストであるルイス・デロート。

また、オランプ役を演じたカミーユ・ロウはこの役を演じたことで一躍フランスミュージカル界で頭角を現し、続く2014年には日本でも上演されたフレンチミュージカル『ノートルダム・ド・パリ』で初代のカジモドを演じたカナダ人歌手ガルーと共にフランス版『We Love Disney』アルバムに参加し、『美女と野獣』を収録しました。

この『1789 -バスティーユの恋人たち-』のアルバム自体もフランスのヒットチャートで高順位を記録しましたが、公演中の2013年には舞台裏での事故で舞台のテクニカルディレクターが亡くなるなどの不幸があり、当初企画されていた延長公演をとりやめ、2014年1月5日に千秋楽を迎えました。

『1789 -バスティーユの恋人たち-』に出てくる実在の人物たちは

このミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』には、主人公ロナンやヒロイン・オランプのような架空の人物と、ルイ16世やマリー・アントワネット、ロベスピエールなどの実在の人物が入り混じって登場してきます。そこで、ミュージカルに登場する実在の人物を交えながらフランス革命の経緯を簡単にご説明します!

【フランス革命への予兆は、ルイ16世の祖父太陽王・ルイ14世の統治時代から】

近世のフランスはカトリック教徒の王を擁立するブルボン王朝によって、長らく統治されました。ルイ16世の祖父である太陽王・ルイ14世の統治時代にブルボン王朝はその絶頂期を迎え、相次いだ侵略戦争により領土は拡大。今日のヴェルサイユ宮殿も建設され、パリは世界の中心都市となりました。

しかし相次いだ戦争により、国の財政は困窮。ルイ14世の後を次いで国王となったルイ15世も戦費を庶民に対する課税に次ぐ課税で捻出し、国の財政はますます苦しくなり、庶民の王家や貴族への恨みは深くなる一方となりました。

【ルイ16世即位。アントワネットを王妃に迎える】

祖父、父と二代に渡って好戦家が続いたブルボン王朝にあって、ルイ16世はアメリカ独立戦争を支援するなどの動きはあったものの、積極的に近隣国との領土争いなどは行いませんでした。

そこで体制を婚姻で確固たるものにすべくハプスブルグ家の女君主であり、オーストリアの女大公であった女帝・マリア・テレジアの娘アントワネットと結婚しましたが、二人の結婚は性格の違いもあって終始円満とは言えず、さらに子供の多くが幼くして亡くなったこともすれ違いに拍車をかける結果となってしまいました。

【アントワネットへの反感と相次ぐ飢饉に苦しめられた庶民が蜂起】

一説には暗愚であったかのように言われるアンワネットでしたが、王室のムダを省くべく宮廷改革を試みたことも。

しかし、そのあおりをうけて失職した宮廷人たちや冷遇されたそれまでの取り巻きたちによってアントワネットの傲慢不遜ぶりがまことしやかに庶民へと流布され、ますます貴族社会や王家への怒りに拍車をかける結果に。

さらに天災による飢饉などに苦しめられた庶民は、自分たちも政治に参加できる仕組みを求め聖職者、貴族と並び自分たちの代表である第三身分を送り込もうとしたものの、特権階級の強固な反対の前に自分たちだけの議会である「国民議会」を発足。

ルイ16世もいったんはこれに同意したものの、特権階級からの圧力に負け、軍隊をパリに集結させたことで1789年7月14日、ついにバスティーユ襲撃の日を迎え、フランス革命へと突入します。

【ルイ16世とアントワネット処刑。国内の不安からロベスピエールが台頭】

続くフランス革命の中、フェルゼンの助けを借りて国外逃亡を図り捕らえられたルイ16世と王妃マリー・アントワネットはギロチンによって刑死。それに対して、自分たちの国でも王政が揺らぐことを懸念した周辺の国々はフランス革命を支持せず、フランスへの派兵を決定。

国内は乱れ、その隙間を埋めるように敵対する相手を粛清することで治めようとする恐怖政治を推奨するロベスピエールが台頭します。

【ロベスピエールの台頭と失脚、そして】

そのロベスピエールによってかつての同士であるダントンやデムーランもギロチン台へと送られることに。そうして自分の理想とする政治体制を築いたかに見えたロベスピエール自身も友を粛清してからわずか5カ月後の1974年7月28日に処刑されます。

ロベスピエールたちの死により革命の炎はいったん沈静化し、フランスは次の自分たちのリーダーであるナポレオンの出現を待つことになりました。

『1789 -バスティーユの恋人たち-』のストーリーは

『1789 -バスティーユの恋人たち-』の舞台はそのタイトルどおり1789年春のパリ。かつてない深刻な飢饉に苦しめられた農民や都市に住む平民たちの不満は、自分たちの苦しみを尻目に特権階級の暮らしを楽しむ貴族へと向けられていました。

特に庶民の怒りと不満はオーストリアから嫁ぎながら、自国の王である夫ルイ16世を軽んじ、愛人まで持つに至った王妃マリー・アントワネットとその取り巻きたち、さらにはそんな事態に陥りながらもなんら打つべき手も打てないルイ16世自身にも向かうことに。

そうした世情の中、理不尽に自分の父を役人に殺された青年・ロナンは父の無念を晴らし、腐りきった体制を崩壊させるために働くべく田舎からパリに出てきました。そのパリで母国フランスの将来を憂い、志を同じくする同士であるロベスピエールやダントン、デムーランなどの知己も得て、さらに意を固くするロナン。

そんな中、思いがけないことからアントワネットが女主人として君臨するフランス宮廷で王太子ルイ・ジョセフの養育係を務める心優しく美しいオランプと知り合います。しかし貴族体制を守るべき王政派であるオランプと、貴族による国の統治をやめさせるべく奔走するロナンの立場はまさに絶対に両立するはずのないもの。

愛と信念の狭間で苦しむ二人の身に運命の1789年7月14日、バスティーユ監獄襲撃の日が訪れ・・・

『1789 -バスティーユの恋人たち-』日本初演は2015年の宝塚

この『1789 -バスティーユの恋人たち-』の日本での初演は2015年の宝塚歌劇団によるもので、本公演で主役ロナンを演じたのは2018年東宝版での再演ではマリー・アントワネットを演じる予定の龍真咲でした。

この宝塚歌劇団バージョンでは、ロナンと相対するヒロインとしてマリー・アントワネットにスポットが当てられた形となっており、ロナンの恋人オランプの立ち位置もオリジナル版や東宝版とは異なっています。

『1789 -バスティーユの恋人たち-』2018年春の再演が待ち遠しい!

(出典:GATAGより)

歴史グランドロマン大作『1789 -バスティーユの恋人たち-』。今からその再演が待ちきれませんね!

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