劇団四季全国公演中のミュージカル『アンデルセン』! あらすじと見どころは?

2017年7月15日より全国78都市をめぐる全国公演ツアー中の劇団四季のミュージカル『アンデルセン』。大人から子供まで楽しめる感動のこのミュージカルの主人公は誰しも子供の頃読んだことのある『マッチ売りの少女』や『人魚姫』『はだかの王様』などの数々の名作童話を世に送り出したデンマーク人作家アンデルセンの若き日をモチーフとしたストーリーです。そこで今回はそのミュージカル『アンデルセン』のあらすじをご紹介します!

劇団四季の『アンデルセン』、首都圏19都市を含む全国78都市で巡演中!

(出典:photoACより)

世界中の子供たちに愛される数々の童話をこの世に送り出した作家アンデルセンの若き日の姿を描く劇団四季のミュージカル『アンデルセン』。

大人も子供も楽しめるストーリーとストーリー中のバレエシーンで有名なこのミュージカルが2017年7月15日から全国78都市で上演中です!

そこでこのミュージカル『アンデルセン』のストーリーと、実際のアンデルセンの生涯をご紹介します!

劇団四季『アンデルセン』は童話作家アンデルセン自身の若き日の物語

デンマークの国民的作家アンデルセンの若き日を描くミュージカル『アンデルセン』。ベースとなっているのは1952年にハリウッドで制作された映画『Hans Christian Andersen (ハンス・クリスチャン・アンデルセン)』です。

この映画はミュージカル映画として作られ、作品中の楽曲を手がけたのは名作曲家のフランク・レッサー。この50年代のアメリカでは『パリのアメリカ人』や『アイーダ』『ガイズ&ドールズ』『王様と私』『蝶々夫人』『メリーウィドウ』など数多くのミュージカル映画の傑作が作られた時代でした。

その中においてこの『アンデルセン』は単なるアンデルセンの伝記ではなく、たくさんのアンデルセンの著名な作品がミュージカルナンバーとバレエで表現される活気的な構成で当時国際的な成功を収めました。

ストーリーはデンマークの田舎町に住む若きアンデルセンの描写から始まります。即興に創り上げる童話を語って聞かせるアンデルセンは、子供たちの人気者ですが周囲の大人たちからは快く思われません。意を決したアンデルセンはペーターを引き連れて首都コペンハーゲンへと移り住みます。

コペンハーゲンでの日々の中、ふとしたことで知り合った美しいプリマに恋してしまうアンデルセン。しかし彼女には夫がいました。靴屋として彼女のバレエシューズを手がけるようになったアンデルセンはバレエの演技について言い争う二人を目撃し、いつの日か残酷な(とアンデルセンは解釈した)夫からプリマを救うことを夢見ます。

しかしペーターは彼ら夫妻は芸術の点で言い争いをしていただけで実は仲むつまじい夫婦であると知り、アンデルセンに忠告しますが聞き入れられません。

そのうち、アンデルセンの文才に気づいた夫は彼らのバレエの演目として『人魚姫』の上演を計画しますが・・・

童話作家アンデルセン、実像はどんな人物でどのような一生を過ごしたの?

実際のアンデルセンは1805年デンマークの経済的に困窮した家庭の一人息子として生を受けました。彼の実父は祖母が父に「私たちは元々上流階級の出なのよ」という根拠のない話を信じるだけで、結局は不遇のうちにその人生を終えてしまいます。

小学校は卒業し読み書きが出来たため、息子のアンデルセンにアラビアンナイトを読み聞かせることもあった実父に対して、より貧しい家庭で育った母は読み書きができない洗濯婦で、夫を亡くした後は生活のために再婚の道を選びます。

一方、アンデルセンは貧困家庭の子供向けの学校へ送り込まれ、基礎的な学習の機会を得た後に自立の道を余儀なくされ、始めは織工として、後に仕立て屋として働きます。

14歳になったとき彼はデンマークの首都コペンハーゲンに移り住み、俳優としての仕事を探すうち、素晴らしいソプラノをしていたことからデンマークの王立劇団に入りますが、変声期を迎えて声質が替わって失職してしまいます。

しかしその時の同僚に詩人となることをすすめられ、書くことへの道を歩み始めます。劇場支配人のヨナス・コリンに多大な影響を受けたアンデルセンは彼の支援もあっていくつかの高等教育を受けながら、1822年に最初の本『The Ghost at Palnatoke’s Grave』を出版します。

後年この時代を振り返ったアンデルセンは「自分の人生においてもっとも過酷な時期」と称していますが、この苦難を乗り越えたのち、1835年『親指姫』1837年発表『人魚姫』、1843年『ナイチンゲール』『みにくいアヒルの子』、1845年『マッチ売りの少女』などと次々に名作童話を発表していくことになります。

何人もの女性に対して恋愛感情を抱いたと言われているアンデルセンでしたが、早くから自活の道を余儀なくされたことで、人との親密な交わりを持つことに対して不慣れであったことや極端にシャイであったことから成就することはなく生涯独身のままでした。

彼の死後に部屋のたんすの中から見つかった小物入れには彼の若き日の恋人からの長い手紙がしまってあったとも言われており、アンデルセンの人柄をしのばせるエピソードとなっています。

アンデルセンの遺した作品のうち、いくつ読んだことがありますか?

70年のその生涯のうち、数多くの名作童話をこの世に送り出したアンデルセン。アニメーション化や映画化されたものも数多くあります。代表的な作品としてあげられるのは

  • エンドウ豆の上に寝たお姫さま
  • 親指姫
  • 人魚姫
  • はだかの王様
  • 白鳥の王子
  • みにくいアヒルの子
  • 雪の女王
  • 赤い靴
  • マッチ売りの少女

などが挙げられます。これらの作品に触発された作品も数多く作られており、

  • 人魚姫→『リトル・マーメイド』ディズニーアニメ/ミュージカル
  • みにくいアヒルの子→『Ugly Duckling』ディズニーアニメ作品・アカデミー賞短編アニメーション賞受賞
  • 雪の女王→『The Snow Queen』2002年ブリジット・フォンダ主演でTV映画化

2013年全米で公開されたちまち世界的大ヒットとなったディズニーアニメ『アナと雪の女王』はアンデルセンの『雪の女王』にインスパイアされて作られた映画ですが、その作品世界は原作とはまったく異なったものとなっています。

劇団四季ミュージカル『アンデルセン』全国78都市上演中!

2017年7月15日より12月21日まで全国78都市で上演される劇団四季のミュージカル『アンデルセン』。今回、その全国公演会場のうちの10会場で、リハーサルの様子が見学できるイベント『リハーサル見学会』が開催されます!

  • 7月26日(水) 盛岡市民文化ホール大ホール
  • 8月7日(月) 北陸電力会館本多の森ホール  (13時30分公演回)
  • 8月9日(水) 練馬文化センター大ホール
  • 8月18日(金) 府中の森芸術劇場どりーむホール   (13時30分公演回)
  • 9月6日(水)市川市文化会館大ホール
  • 9月8日(金) よこすか芸術劇場
  • 9月14日(木)静岡市民文化会館大ホール
  • 9月21日(木) 千葉県文化会館大ホール
  • 10月12日(木) 川口総合文化センターリリア・メインホール
  • 11月10日(金) オリンパスホール八王子

各会場15時50分~16時20分(金沢、府中は10時50分~11時20分)の間にリハーサル見学会参加人数分の当日チケットを劇場イベント受付まで持参のこと。見学後、ミュージカル開場時間まではいったん退場する必要があります。

普段見られないリハーサルを目の当たりにするチャンスです!

劇団四季ミュージカル『アンデルセン』、ぜひ会場へ足を運んでみて

フィクション部分も絡めながらも描き出される若きアンデルセンの姿が感動を呼ぶミュージカル『アンデルセン』。大人も子供もみんなが楽しめるミュージカルです!

ぜひ全国公演の今、チャンスがあればじかにその世界に触れてみてくださいね!

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