「NODA MAP 逆鱗」は野田秀樹の演劇世界を堪能し尽くせる舞台

NODA MAPにとって節目となる意欲作を、人気・実力ともに申し分のない俳優陣がどのように表現するのか注目が集まります。そんな舞台「逆鱗」ではどのように野田ワールドが展開されるのでしょうか。

NODA MAP 逆鱗」は沈没船で人間と交わした約束を果たすため、人間のふりをして地上に現れた人魚が、海中水族館の「人魚ショー」で人魚のふりをした人間と出会うところからスタートする物語です。

この作品は、野田が少年時代に読んだ小川未明の童話「赤い蝋燭(ろうそく)と人魚」から刺激を受け制作されました。また数年前から構想を温めていた作品でもあります。

NODA MAPにとって節目となる意欲作を、人気・実力ともに申し分のない俳優陣がどのように表現するのか注目が集まります。そんな舞台「逆鱗」ではどのように野田ワールドが展開されるのでしょうか

これぞ野田ワールド!ファンタジー要素にメッセージ性が加わった「NODA MAP 逆鱗」

野田秀樹の作品の特徴として挙げられるのは「言葉遊び」と「リメイク」という部分です。

彼は今まで多くの人が使い古してきた言葉や、古典と呼ばれる作品をもとに独創的でスペクタクルな舞台に昇華させて来ました。

それはファンタジー要素の強い作品でありながらも、観客の胸に響く強いメッセージ性も併せもっています。こういった野田の作品性は彼自身何でも答えを知っていそうな博識ぶりや、無邪気な子供のような人格も影響しているのではないでしょうか。

前作の「エッグ」では架空のスポーツを行う選手たちと、寺山修司の未完の作品の台本を読んでいる監督・野田秀樹のエピソードが描かれた作品。

この時は東京オリンピックを題材として取り上げていたといいます。NODA MAPはこのように多くの人に親しまれてきた題材を、野田の解釈でエンターテイメント性を強く作り上げる作品が多いと言われています。

今作「逆鱗(げきりん)」のテーマはディズニーの「リトルマーメイド」、アンデルセンの「人魚姫」など様々な作品が発表されるなど、人々に親しまれている「人魚」。今作ではこれを野田がどのように表現するのかにも注目が集まります。

野田ワールドを熟知した精鋭揃いの「NODA MAP 逆鱗」

野田秀樹の作品は時間や空間をダイナミックに行き来するなど、俳優としての嗅覚や感覚が求められる舞台だと言われています。

またリアルでない世界をリアルなものとして観客にイメージさせる表現力も、彼の作品に出演するためには必要な能力です。そのため俳優なら誰もが出演を許された舞台ではないようです。

今回の「NODA MAP 逆鱗(げきりん)」では、満島真之介以外の主要キャストは野田作品に出演経験があります。今回は以前の舞台「MIWA」で終了後「胸にぽっかり穴が開いた」というほどエネルギーを放出し続けた瑛太、野田に「ふてぶてしい新人」と呼ばれた井上真央などが選ばれています。

また彼らは同舞台で観客に大きなインパクトを残し、舞台・映像どちらでも光る俳優という評価を受けました。

「NODA MAP 逆鱗」では彼らのように、野田作品でインパクトを残しさらに野田からも評価された俳優が顔を揃えています。それだけに野田ワールドを存分に表現してくれるのではないでしょうか。

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