野村萬斎が手掛ける名作舞台「マクベス」の魅力に迫る!

舞台「マクベス」は狂言師・俳優として活躍する野村萬斎が、構成・演出を手掛け2010年に初演された作品。原作はシェイクスピアの四大悲劇に数えられる名作舞台で、彼の没後400年となる今年に上演が決まりました。今作は5人の出演者のみという舞台で、野村萬斎以外にも実力派・ベテランといったキャストが揃っています。また彼の解釈で作られた今作に対する評価も高く、日本だけでなく世界各国でも好評価を得ています。今回はそんな舞台「マクベス」の魅力をご紹介します。

野村萬斎が構成・演出を担当した今作は2010年に初めて上演され好評を博します。その後ニューヨーク・ソウル・ルーマニア・パリなど世界各国で上演されてきました。その際は能・狂言の細かい演出方法をちりばめ、日本文化の「粋」という部分が海外の観客に伝わるように制作。「和」の美しさを表現した「マクベス」として各地で称賛を浴びたのです。

そんな舞台「マクベス」は、2016/6/15(水)~6/22(水)まで世田谷パブリックシアターで上演します。そして今年の6~7月にかけて国内ツアーを行い、兵庫県立芸術文化センター、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールほか数か所で上演を行う予定です。

では舞台「マクベス」の見どころはどういった部分なのでしょうか。

野村萬斎が、「マクベス」を手掛けようと思った理由とは?

舞台「マクベス」を手掛ける野村萬斎は紀伊國屋演劇賞、日本アカデミー賞の優秀主演男優賞など数々の賞を獲得しています。重要無形文化財総合指定者でもあり表現者として多くの人から知られる存在です。

そんな彼が構成・演出としてシェイクスピアの名作舞台「マクベス」を独自の解釈で作り上げたのは2010年のこと。出演者を5人に絞り物語を分かりやすくシンプルに作り上げ、その分登場人物が抱える内面を丁寧に描いたことで好評を博しました。

ムダを省く・作品の魅力を抽出する・少し俯瞰した視点から人間の心理を描く。そのような部分は能・狂言における彼の原点だといいます。マクベスはこういった部分を名作舞台に盛り込んだ作品です。

また狂言師である彼がシェイクスピアを手掛けようと思ったのはイギリスに留学したときの経験からだといいます。「マクベス」のワンシーンを狂言の手法で行った際に、様式的なやり方であれば作品の特性が出やすくて面白いと思ったから。それ以来「いつかは狂言の様式・手法を盛り込んだシェイクスピアをやりたい」という思いを秘めていたといいます。

「マクベス」はその後も再演を重ねるごとに進化を繰り返し、能や狂言も盛り込んだ作品として世界各国で上演を行いここでも称賛を受けています。今回も様々な経験を積んだ野村が作り出す、進化した「マクベス」を観ることができるでしょう。

野村萬斎が作る舞台「マクベス」の魅力とは?

野村萬斎が作り上げた舞台「マクベス」は今まで日本をはじめ、様々な国で上演され好評価を得てきています。

実際に観たという観客からは、まず三人の魔女の演出が面白かったという声が多く挙がりました。この舞台はマクベスと夫人以外の3人のキャストが早変わりで様々な役を演じます。その姿は慌ただしくて大変そうに見えるかもしれませんが、舞台ならではのどこか滑稽な面白さが伝わる部分かもしれません。

そして野村版「マクベス」で主人公マクベスは徐々に追い詰められ、どこか哀愁を漂わせる人間臭さを持った人物として描かれていたようです。マクベスは様々な解釈で描かれていますが、こういった人物として描かれるのは珍しいということ。それだけに「人間らしさ」が感じられ日本人が馴染みやすい人物像となったのではないでしょうか。

また演出の中に紙吹雪を使用したことで、より日本というものを表現することに成功していたようです。今回も名作舞台「マクベス」を狂言師・野村萬斎が、日本人が「粋」に感じる部分を盛り込んだ作品として表現しています。

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みんなのコメント(コメント:3)

  • 「無形重要文化財能楽保持者」の保持の理由がまったく違います。現代劇関係の活動が保持の理由ではない。
    この「保持者」の意味をきちんと調べてから掲載しましょう。
    おそらく「団体指定」でしょう。
    それとも、わかっていながらのこの文面だったのでしょうか?

    • ついーたー様
      ご指摘ありがとうございます。修正させて頂きます。
      またお気づきの点などありましたらお教えください。
      よろしくお願いいたします。

  • 萬斎さん!(笑)格好いい^_^

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